こんちわ。これから時々本を紹介してくんだけど、「おかえりのすけ本」なので「おかえりの、スケぼん」と覚えてね。ボクの独り言に登場するそれぞれの本のタイトルをクリックすると、この頁の下にある紹介部分にジャンプするよ。
おかえりのスケ本、「世界で一番日本的なはずの日本人、のはずなのに」の巻。
お友達の『レコスケくん』『金魚人』くんと一緒にレコード聞いてんの。のっけから紹介してんのに悪いんだけど、『レコスケくん』本はここからは買えません。書店の音楽雑誌売り場あたりで発見してちょうだい。『レコスケルーム』で実物に会えるよ。
『金魚人』くんはもち、即金魚部員に。『ほぼ日刊イトイ新聞/スソさんの世界』から最新版が見れるよ。

実はオテサーネクくんも友だちなんだけど、でかすぎるので外にいるのです。
シュヴァンクマイエル監督が撮ってくれてその映画本である『オテサーネク』もいいけど、やっぱエヴァさんが描いた絵本版『オテサーネク』が実物に近いと彼は言う。ボクもそう思う。こっちは水声社より12月上旬発行予定、クリスマス・プレゼントにいいよね。

ところでオテサーネクは肉をバクバク食べておっきくなったけど、みんなはどう?牛肉食べてる?

牛に罪はなし、ヒトが食べるために牛が居るわけじゃなし。『十牛図』、「第四得牛」あたりでニンゲンさまはボーっとしちゃってんじゃないの。十牛図では小僧より牛が先にいなくなっちゃう。藤原新也さんは『印度動物記』でその謎について、言ってたね。

『死の病原体プリオン』で、ちょっとおベンキョ。狂ってんのはニンゲンだ!!
bookbar4の牛は1996年製、牛でプリオンでブリオッシュでキラキラ、こっちで光ってるよ。

初めてのインド旅で不安になってた藤原さんが、コブ牛を見つけてかけがえのない兄弟のように思って近づいて裏切られた、ってくだり(『印度放浪』)があったね。『印度動物記』(前出)では「牛歩来」のタイトルで絵とともに愛おしい牛たちが出てきたっけ。

牛肉食べるようになったのはたかだか日本では100年ちょっとでしょ、そうだよお魚をもっとおいしく食べヨ、と思うけどなかなかネ...。とっかかりが難しいな。こんなときには村上春樹さんの本を読んでグーグー。『村上レシピ』を持ってキッチン突入!

ところでみんなは包丁研いでる?いい道具ってそれだけで美しいけど、お手入れがたいへんなんだよね。買ったはいいけど錆びてしまった鉄パンは再生するの?するする、平松さん(『台所道具の楽しみ』、『平松洋子の台所』)に聞いてみよう。

よし今年はおせちでも作ってみっか。実際、国内で過ごす人が多いらしいね。日本人的日本的正月をアナタも。だけど日本的って、どんなんだっけ?日本らしさってこの世界で日本人が一番知ってるはずなのに、なんかお金持ちとかヤボいとか面倒とかそんなことばっか思っちゃう。

白洲さん(『白洲正子”ほんもの”の生活』『日本の伝統美を訪ねて』)に会いたかったなー。きっとハンニャ顔で呆れられたと思うけど。

情けないけど、もうちっとポップな要素がないと、ワレワレはワガ日本には寄り付けませんなー実際。ってなわけでマンボにボンゴに盆栽パラダイス、『ザ・マン盆栽』ならどーだ!ガーデニングがなんだか知らんが狭い庭なら『小品盆栽をはじめよう』だ。東京・市ヶ谷の高木盆栽美術館の「浮世絵の盆栽秋冬展」でも観てくっか。


...............おかえりのすけ(c)eno
こんな暢気言ってるがアフガニスタンの寒さはイカホドか。関連本たくさんあれどまずは地図(『西南アジア アフガニスタンとその周辺』)だ。ん?この『タリバン』を書いた田中宇さんってなんて読むの?コンパクトだからこれをゆっくり読んでみよっか。

難しいこと言うまえに、まずはこの地に立つひとたちの姿を心に留めよう(『獅子の大地』)。沢木さんも「アフガニスタンの風景はこころに沁み入るようだった...」(『深夜特急4』)って。

乾いた土地ってのが私たちにはなかなかわかんない。『水は答えを知っている』の水の結晶写真を見てると、あらゆる場所の「水」に思いが及ぶね。
友だちも、牛も、木も、水も、みんな、おんなじ。

それぞれのさらなる詳細は、タイトルをクリックして見てね。bookbar4楽天ブックスのカートに進みます。
no.101『レコスケくん』
本秀康/レコードコレクターズ別冊
レコードコレクターズに連載していた人気の漫画が単行本になった。レコスケ、レコゾウ、レコガール、レコ屋の引力にやられっぱなしの毎日。この本は書店で探してね。
no.102『金魚人』
スソアキコ /ミヤハラタカオ /朝日出版社
双児(となって育つはずだった)の宇夫と宙夫。コブからとりだしてこっそり持ち出したはいいが金魚池に捨てられおじいちゃんに宙夫と名付けてもらった宇夫の大切な兄弟は、同じようにニンゲンの暮らしがしたいとやってくるのだった...。
no.103『オテサーネク妄想の子供』
ヤン・シュヴァンクマイエル・寺尾次郎/工作舎
『オテサーネク』―物語とシーン、「神話、メディア、触覚」―ヤン・シュヴァンクマイエルインタビュー、「オテサーネクの種」―エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー他
no.104『オテサーネク』
エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァー/水声社
ヤン・シュヴァンクマイエル監督の『オテサーネク』の劇中絵本『オテサーネク』が本になって登場。矢川澄子訳、池内紀解説。2001.12発売予定。
no.105『死の病原体プリオン』
リチャード・ローズ/草思社
「致死率100%、不死身の病原体の正体とはーー」。狂牛病、クロイツフェルト=ヤコブ病を引き起こす、 遺伝子のない生命体の謎を追う戦慄のドキュメント 。
no.106『印度放浪』
藤原新也/朝日文芸文庫
処女作『印度放浪』1972年版を書き終えたころ著者は、東京近郊のマンションに住み、カラフルなトタン屋根を照らす光りに「おかしさ」を感じたのだった。前半に収められた最初の旅の記述がやっぱりいい。
no.107『印度動物記』
藤原新也/朝日文芸文庫
暴走する絵の力が強すぎると思っていたけど、そんなこと、なかったのデスね。時間を経て、文章がぐーんと前に見えてきた。やはりその当時のものが、いい。
no.108『村上レシピプレミアム』
台所でよむ村上春樹の会/飛鳥新社
会の中心となっている岡本のぶかつ氏のサイトwriter@kitchenにはこの本のことがいろいろ、つまり村上春樹本についてたくさん。その他食を通してみる広い寛い視線が縦横無尽に。
no.109『十牛図』
上田閑照、柳田聖山/ちくま学芸文庫
第一尋牛/第二見跡/第三見牛/第四得牛/第五牧牛/第六騎牛帰家/第七忘牛存人/第八人牛倶忘/第九返本還源/第十入てん垂水
no.110『台所道具の楽しみ』
平松洋子/新潮社・とんぼの本
まな板/包丁すりおろす道具/上手な手入れ法/鉄のフライパン、他。写真満載。いい道具、買ったはいいけどどーしたらいーんだろ...の答えが見つかる。
no.111『平松洋子の台所』
平松洋子/ブックマン社
鉄の掛花、李朝の灯火器、知足―ブリキの米びつ、珊瑚の箸置き、ソンベの手ぬ花―ベトナムのうつわ、嵐を呼吸する―ポジャギ、炭の花留め、他。優しい文章に写真をやわらかく添えて、 おまちどうさま。
no.112 『白洲正子”ほんもの”の生活』
白洲正子/新潮社・とんぼの本
旧白洲邸「武相荘」が記念館として2001秋オープンしたのを機に出版。生前家族も知らなかった自筆の和歌集、油絵、ノートなどから修業時代の正子の姿を追う。
no.113 『日本の伝統美を訪ねて』
白洲正子/河出書房新社
白洲氏が日本の伝統美をテーマに、様々な方々と重ねた対談の記録。
旧白洲邸「武相荘」はこちら
no.114 『小品盆栽をはじめよう』
梶山富蔵・監修/河出書房新社
たくさんの写真と共に初心者〜上級者が楽しめる指南書。盆栽愛好団体・主要ショップリスト付。なんといっても富蔵さんって名前が、イイ。
no.115『ザ・マン盆栽』
パラダイス山元/芸文社
公認サンタクロースでもあるパラダイス山元氏は夏も冬も大忙しなのであった。マカロニアンモナイト編集部のなかの紹介頁をどうぞ。
no.116 『西南アジア アフガニスタンとその周辺』
昭文社
まずは素の地図を見ることから始めなくちゃ。どっかのだれかがカイツマんだものは却下。
no.117 『深夜特急4』
沢木耕太郎/新潮社
「アフガニスタンの風景はこころに沁み入るようだった。とりわけ、ジャララバードからカブールまでの景観は、『絹の道』の中でも有数のものなのではないかと思えるほど美しいものだった」沢木氏とファンのサイトはこちら
no.118 『タリバン』
田中宇/光文社
アフガニスタンの状況は日に日に変化。それを本で追えるわけがない。そもそもこの本の原稿は、911よりだいぶ前に出版社に渡っていたそうです、最新の情報は 『ジャパンナレッジ・・・「田中宇(タナカサカイ)のワールドクロニクル」』などで随時発信中。メルマガもあり。
no.119 『獅子の大地』
長倉洋海/平凡社
パンシールのライオンと恐れられてきたマスードを中心に、17年にわたって撮り続けられた写真集。イスラムの理想を掲げて戦い、今秋死した獅子の立つ大地とは。長倉洋海氏のサイトはこちら
no.120『水は答えを知っている』
江本勝/サンマーク出版
水を氷結させて結晶写真を撮ってきた著者が、音楽や言葉、文字をさまざまにみせて(水に)その違いを語っている。その説明には???が多いけど、人でも草花でも水でも、対するモノはみな等しいなぁということを感じさせてくれる。江本勝氏のサイトはこちら