ThinkPad360Csシリーズはジャンク屋でも見かける機会がかなり減ってきたものの、見かける事の出来る大半の物はHDDモデルの
2JD/2JFで占められているようです。
この2JFはその中でも上位に位置するモデルですが、2JDとはハードディスク容量のみが異なるモデルです。
今となっては「むかしの
ThinkPad〜」といった姿の本機ですが、まだちょくちょく中古ショップやジャンク屋で見かけることができます。
とは言え、既に本機の登場から
7年余り経過しており、以前に比べると流石に出物が減っています。
ハードディスク容量は2JDの170MBに対して、2JFでは340MBと
2倍の容量となっています。
価格差(定価では5万円差)に比べるとお買い得度が高い気がしますが、10GBや20GBも当たり前の世の中になってしまっては、思わず唸ってしまう容量ですね、、、(^^;
CPU Intel 486SX-33MHz
RAM 4MB Max.20MB (メーカー保証外で 32MB D-RAMカードで最大36MBまで可能)
HDD 340MB
LCD 9.5" DSTN (256 color)
VGA WD90C24 V-RAM:1MB
古いモデルですので、基本的に初心者の方には向かないことは同世代の他のモデルと同じです。
- CPUは AMD 5x86に貼り替えが出来るようですが、手間やリスクが伴います。
パワーアップの度合いも考慮すれば、今となってはメリットが薄いかもしれません。- メモリはD-RAMカード(パリティ無しでOK)のみに対応していて、16MB以上の増設が出来ます。
32MBのカードを使えば最大容量に増設できますが、使用目的を考えて容量を決定しましょう。
(32MBカードでは、オークションの出物でも狙わない限り、本体より高くついてしまいま- 360系は筐体強度や構造に若干の違いがあるためか、液晶パネル基部が壊れてしまうことがあるようです。
中古で入手する際には特に確認しておいたほうが良いでしょう。- 256色表示をするには、VESAドライバを Config.sysに組み込む必要があります。
ドライバは、米国IBMのサイトでダウンロードできます。- バッテリーが寿命を迎えているケースが多いです。特にC-MOSバックアップバッテリーがダメな場合、時計が酷く遅れる現象が発生します。
(2001/09/02 記)