ThinkPad 600E (2645-5BJ)

これからのハイエンドモデル、600系

本機は現時点でハイエンドシリーズとなった、ThinkPad600シリーズの一員のモデルです。
コレクション用としてではなく、235の後ガマとして、「職場でヒマなときにDVDをみれる機種」という目論見で購入した物です。(笑)

 

使っていて「買ってよかったぁ(^^;」と何度も思う、満足度の高い機種です。

PentiumII/400MHz・XGA・10GB/HDDと、デスクトップ機と遜色ない仕様で、絶妙な感覚のキーボードで快適に仕事ができ、ちょっと我慢すればなんとか運べる重さと薄さ、更にDVDも見れてしまうという、なんとも贅沢なマシンです。

価格も700番代(770)に比べると、ぐっと購入しやすく、なかなか悩ましいところです。

 

キーボードは、重すぎず軽すぎず、絶妙の反発感があって、本当に素晴らしいです。
パームレスト部分も使用中に生暖かくなることは殆ど無く、とても快適に作業が出来ます。

トラックポイントのボタンは 3ボタン仕様で、スクロール等の機能を割り付けることができ、マウスが使用できないシチュエーションでは大変威力を発揮します。

 

液晶パネルを閉じた姿。

奥行きが結構あって重量もそこそこなので、持ち運びに悩んでしまいます。(760より 3cm余り奥行きが大きいです)
本機納品前にコミューターケースを購入しておいたので、安心して持ち歩いていますが・・・(^^;

 

本体下面周囲は大胆な面取りになっていて、視覚的にはかなり薄くスリムなマシンに見えます。
(机上高は40mm位なので決して薄いとは言えませんが、見た感じそんな厚みには見えないです)

本体前面右側にはウルトラスリムベイ(DVD-ROMドライブ)、中央底面がバッテリー、左側がHDDという並びになっています。

本機は発表後すぐに予約して、1ヶ月半待ちを宣告されてしまい、ところが 1週間余りで納品されて資金繰りで真っ青になるという、とてもいい経験をさせてもらいました、、、(^^;;;

 

右側面です。

後ろよりから PCカードスロット(2スロット)、赤外線ポート、ヘッドホン出力、マイク入力、外部FDDコネクタ、ビデオ出力の順に並んでいます。

ビデオ出力はコンポジット出力です。(専用変換ケーブル要)
DVDビデオを出力する為というより、通常の画面出力がビデオ出力されています。
テレビの性能によりますが、SVGA出力はかなり厳しい気がします。

 

左側面の状況。

後ろよりから放熱口、下段にUSBポート、電源スイッチ、モデム用モジュラージャック、セキュリティロック穴の順に並んでいます。

セキュリティロック穴は、微妙な大きさの違いのためか、市販のセキュリティロック穴用鍵によってはうまく装着できないものがありました。

 

背面は右から DC電源入力、シリアルポート、拡張コネクタ(ポトリ用)、パラレルポート、CRT出力、PS/2ポートの順に並んでいます。

樹脂製のコネクタカバーは本体との一体感に優れていますが、開閉を繰り返しているうちに折り曲げ部が破断してしまいそうな気がします。

 

底面の状態。
バッテリーパックの露出面は無塗装なので、見た目がちょっとヘンに見えてしまいます。

左下のシールはウルトラスリムベイ着脱時の警告表示です。
現在 Windows2000Beta3を入れていますが、サスペンド・レジュームの動作が高速で、ウルトラスリムベイ機器の交換後の PnPも確実で、大変便利に使えており、製品版の発売に大変期待しているところです。

 

メモリースロットはウルトラスリムベイの下部にあります。

144p/SD-RAMにて、本体と合わせて最大288MBまで増設可能です。
この画像では、奥側が標準の32MB、手前側が増設した64MB、オンボードで32MBで計128MBで運用しています。

購入時にオンボード64MBと勘違いして64MBを買ったのは、ちょっと失敗だった気がします。
(まあ、メモリの市況は水物ですから、買い時を見極めるのは難しいところですが・・・)

 

ハードディスクを引き出したところ。

引き抜き用テープが付いている以外は、ベアドライブそのまんまといった状態です。
5BJでは10GBのドライブが搭載されているので現在のところ滅多に交換する機会は少ないと思いますが、非常に簡単に交換が可能ということが判ります。

逆を言えば、ディスクドライブ自身を抜かれてデータ盗難されてしまう危険性があります。
(セキュリティネジが本体に付属していますが、あまり効果があるとは思えません)

万全を期すためには、起動パスワード等を活用する必要があるかもしれませんね・・・。

 

本機標準装備のリチウムイオンバッテリーパックです。

装着方法は 340系と全く同じですが、形状的特徴もどことなく似ている気がします。

勤務先で LANにぶら下がって 2時間半くらいはバッテリ駆動が可能でした。

 

本モデルの外観上のステータスでもある DVD-ROMドライブ。

本体プリインストールの DVD Expressでの再生能力は実用上まずまず問題の無いレベルです。
(動作中に割り込みがかかると、時々表示がモザイクになったり、コマ落ちが起きることがあります)

 

取り出した DVD-ROMドライブ。
ドライブ自身は東芝の物を使っています。

当初 600E購入検討時に 570も候補に挙げていましたが、この DVD-ROMドライブが結構イイ値段なので、最初から付いている600Eに決めました。
同じような悩みを持った方も少なからずともいるのではないでしょうか?
ということで、IBMさんには頑張って値段を下げてほしいところです。

 

こちらは標準添付のフロッピードライブです。
(あまりウルトラスリムベイに入れて使う機会は少ないと思いますが・・・)

 

こちらはウルトラスリムベイ用ハードディスクアダプタです。
本当に単なるアダプタといった感じですね。(^^;

奥側の黒いコネクタに HDDを接続します。
本体と同様、裸の状態でそのまま差し込むだけで、とても簡単に装着できます。

 

こちらはスーパーディスクドライブです。
形状は(当然ながら)FDDとよく似ていますが、インターフェイスが異なるので、外付けFDDケースでは残念ながら使用できないようです。

下の黒い物体は、ウルトラスリムベイオプションが格納できるソフトケースです。

 

で、フロッピードライブを外付けケースに収めた状態。
なぜかケーブルがやたらと長いです。
(反対側面に持っていけそうで持っていけない長さ)

この正規のケース以外でも、230用フロッピードライブでも使えるようです。

 

ACアダプタは 235と同じ容量の物ですが、小型化されたタイプが採用されています。

本体がヘビーなだけに、こういった部分で少しでもコンパクトで軽いというのはありがたいです。

 

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