開業当時
ASTELは他社に遅れる事3ヶ月で開業しました。他社が行った北海道でのフィールドテストなどもなく、多少不安を覚えた人もいるかも知れません。さて開業当時は出資会社であるダイエーなどが盛んにキャンペーンを実施し、加入料込みで1万5千円という破格値で端末を販売したりもしました。しかし、大衆が抱いたPHS=携帯という図式が重くのしかかり、販売時の説明も「松戸ではほとんど使えません。どこでお使いになるのですか?」と念を押すようにしつこく、使えない事を説明されました。(私は95/11にユーザになったのです)。購入はダイエー新松戸店です)
さて、この頃の方針は、当時のカタログにしっかりと明記されています。
アステルのPHS=お出かけ電話は、繁華街や駅の周辺、デパート・スーパー、地下街、アミューズメントスペースなど、あなたのおでかけ先でかけられる便利な電話です。通信料も市内3分40円(平日昼間)と携帯電話よりずーっとおトク。さらに、夜間や長距離通話なら公衆電話よりもおトクです。
この方針から読み取れるように、ASTELはおでかけ先で利用できる事を目指していた事が理解できます。もっとも平成8年度の上期(開業1年後)までには住宅地をも含む区内全域をエリアにする計画ではありましたが、開業当初は「おでかけ先では使えます」をうたっており、裏を返せば、最初のうちは住宅地では使えませんよ。という事になったわけです。
さて、開業当初に発売された端末は、全部で6機種(7機種?)ですが、A161というボタン配列を一直線にしたモデルは殆ど出回らないうちにA162と変更された、大変希少価値の高い機種となっています。
開業当時平成7年10月1日〜11月30日まで行われた、「開業記念プレゼント」のプレゼント対象商品となったおでかけチェーンです。
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