1998 Sep. 前期 (Arcana 18)

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過去のお言葉


Sep. 1st (Tues.)

午後からBKCへ。 ネットワーク管理グループの新ルーター説明会にちょっと顔を出してから、 暗号ゼミに出る。 学生のほとんどは集中講義中とかで、 就職が内定してようやく出てきてくれた四回生一人と、 院生のT君と三人で後期のゼミの日程や、卒研の計画などを打ちあわせる。 院生室にコンピュータが届いているようだったが、 注文し過ぎて置くところがないというので、 「じゃあ、ちょうだい」と研究室の陰の支配者、T君に頼んだ所、 S先生に了解をとってくれ、急拠コンピュータを一台もらえることになる。 PentiumII+MMX の 400MHz、メモリ 512 MB、ハードディスク 8 ギガの PC と、 21インチの三菱のモニタ。 うーむ、夢のような環境。 僕のイメージでは企業のサーバ用じゃないんだから、 と思ってしまったが、でもこれくらいが今は個人用 PC の標準なのだろうか。 部屋にもう一つ Linux があってもしょうがないかなと思い、 WindowsNT 4.0 などインストールしてみる。

ちょっと緊張の糸が切れて、今日は仕事をする気にならない。 山のようにすることはあるのだが。

Sep. 2nd (Wed.)

少しでも仕事をしようと午前中に起きたのだが、 猛烈な眠けでもう一度寝てしまい、午後になってようやく起床。 ちょっとだけチェロのスケールをさらい、 京大数学教室へ。

京大関西セミナーに出席。今日は MIT の D.W.Stroock が来日のついでに講演。 S.T.Yau のリーマン多様体上のブラウン運動の爆発条件の一般化について。 なかなか興味深い話だった。講演後に自己紹介がてら簡単な質問をすると、 つかまってしまい、しばらく数学の話など。
その後、みんなと一緒に近くの寿司屋に食事に行く。 Stroock は土曜に九州入りとのこと。
帰宅は21時頃。

Sep. 3rd (Thurs.)

午後からずっと自宅で仕事をしていて、資料が必要になったので、 三条に出て本を買ったりして家に帰ると、 お叱りのメイルが届いており、大ショックを受ける。 今日の用事をすっかり忘れていた。 関係者各位に御迷惑をおかけし、まったく申し分け次第もありません。
こういう大ポカをやると、急に自分が情けなくなるというか、 ブルーになるな、、、

白井君が東工大に就職決定とのこと。 おめでとうございます。

来週から九州大学に出張しておりますので、 明日からしばらく日記をお休みいたします。 また再来週に会いましょう。

Sep. 4th(Fri.) - 13th(Sun.)

4日、5日、6日は東京、7日(月)から12(土)までは博多の研究集会。 博多では、白井君の九大医学部の友達と激呑みしたり、 酷いホテルにとまったり、Stroock に preprint をもらったり、 と色々。

13日(日)。久しぶりにチェロのレッスンに行く。
一週間チェロを触っていなかったので、 感覚を取り戻すといった感じのおさらい中心。 倍音のハーモニクスを押さえてから第一ポジションに戻る練習とか、 開放弦を弾く時、 余計な共鳴をカットするために、 オクターブの違う同音を同時に押さえるなど、 新しいテクニックもちょっと教えてもらった。
また、弦を交換するお許しが出たので、 レッスンの後、三条の十字屋に行って新しい弦を買う。 低い方の二弦(G,C)はスピロコアのミディアム、 高い方の二弦(A,D)はクロムコア・プラスにする。 早速、家で弦を交換してみたが、流石に良い音がするし、 なによりなめらかで弾き易い。 嬉しくなって夜にもかかわらず、一時間ほど練習をした。


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