「秘法十八」に戻る トップページに戻る 今日の日記


「他人からアドバイスを受けて、その方が良かった、、、 それって素晴しい経験ですわね」
(真賀田四季博士・計算機科学者)

「君の言った事は、アナロジーどころか、メタファーですらない!」
(T教授・数学者、ゼミ中に学生を叱って)

「アーキテクチャは似ていますが、クロックが違います」
(真賀田四季博士・計算機科学者)

「幾何学とは不正確な図形を用いて、正確な推理をするものである」
(「いかにして問題を解くか」(ポリア)、「伝統的な数学教授」の項より)

「起生無回大丈夫」
(中国将棋の諺。偉丈夫は一度駒を進めたら戻さない、の意)

「私は、物理的に実現が可能なものには夢という言葉は使いません」
(国枝桃子、那古野大学建築学科助手)

「私はいつも自分自身の考えに熱中し過ぎて、 他の人たちの考えを追うのが非常に下手なために、 どれほどひどいハンディキャップをつけられたか、、、」
(P.レヴィ・数学者、「一確率論研究者の回想」より)

「今日の残花は昨日開きしなり」
(崔恵童)

「僕は相手の立場に立ってみる。まず彼の頭脳の程度を推測してから、 僕がああした場合だったらどう行動したか、想像してみる。 今度の場合ブラントンの頭は第一級だったから簡単だった」
(シャーロック・ホームズ、私立探偵、「マスグレイヴ家の儀式」より)

「広告は私達に微笑みかける死体」
(オリビエーロ・トスカニーニ、ベネトン社カメラマン)

「Feynman は、『類似している』という言い方を『等しい』という表現に 置き換えることができるかどうかを明らかにしようと決心したのである」
(Feynman-Hibbs「ファインマン経路積分と量子力学」、序文より)

「姫ごぜの好く形ふりに、生まれつかぬがよいわいなァ」
(「鬼一法眼三略巻」、三段目より)

「学習する能力は、持っている知識の量に比例する」
(人工知能のマーチンの法則)

「問う、ただ石室行者の碓を踏んで脚を移すことを忘却せるが如きは、 いずれの所に向かってか去る。 師曰く、深泉に没溺す」
(「臨済録」上堂より)

「実は純粋数学の研究をなされていたのだが、 この辺でちょっと応用もやってみるかとお思いになったのだよ」
(「神は天地創造の前に何をしていたのか」という質問に、 ベシコヴィッチが答えて)

「実の所、僕の意見も大体同じだ。もちろん、符号の正負を取り換えてだが」
(E.ランダウ、数学者、ハーディからの和解の申し出に対して)

「試されたことのない未知の手段や物質を喜んで受け入れてみよう、 という向こう見ずなバカ者たちが、少しだけ、把握できる程度にいれば それなりに社会に役立つのではないか、、」
(ブルース=スターリング、SF作家、 The Real Cyberpunk Fakebook に寄稿した序文より)

「つまり君は何もしてない、ってことか、、、」
(某数学者、ある博士号学位審査会で納得したようにこう呟いたと言う)

「難しいことは人間に聞け」
(プログラマ業界に伝わる格言)

「全ての秘密は、時間と偶然によって暴かれる」
(Mary De La Riviere Manley, The New Atlantis, II, 1709)

「その時、わたしは蛇だったの、、、」
(私の某友人)

「私の中のゴーストが囁いてるのよ」
(草薙素子、公安九課所属。もちろんケストラー「機械の中の幽霊」のパロディ)

「神は大いなる魚を用意してヨナを呑ませたまえり」
(聖書より。当該個所は失念しました)

「あなたが死んでくれれば、いちばん幸せになるのがわたくしなんですから、 生きている限り、いつも思い出して感謝するわ」
(久生十蘭「ハムレット」より)

「愛想尽かしの言葉が駄目なあんたにゃ似合いさ、 といつもお前は笑うのさ、、、」
(ツイスト)

「だが必ず解いてやる。または解けるやつを見つける」
(ピーター・ウィムジイ卿、「ナイン・テイラーズ」(ドロシー・L・セイヤーズ)より)

「恋は目覚める、夜になると。貴方のことを夢に見るの、、」
(ある歌謡曲)

「人間は理性的な動物であると言われてきたが、 これを支持する証拠を探すために私は人生の全てを費してきた」
(バートランド・ラッセル、哲学者で数学者で論理学者)

"Declarative programming enable one to concentrate on the essentials of a problem, without getting bogged down in too much operational detail. Programming should be an intellectual rewarding activity."
(D.H.D.Warren. Forward to "The Art of Prolog (by Sterling-Shapiro)")

「おいら、流星のようだなぁ、、、ちょっと輝いて見えなくなる、、、 巧くいきそうになると何かが起こる。 おいら、もしかして悪い星の下に生まれてきたんじゃないだろうか。 いっつも、いっつも、いっつも輝いていてぇなあ」
(「三代目澤村田之助評伝平成酔狂花曙」(今野裕一)より、 三代目田之助の台詞)

「諸君は野生動物の「進化」の幹から分枝して間がなく、 諸君のキツネザルやキツネザル類との類縁もいまだに強固であるため、 抽象を志す際にも具体を放棄することができない」
(2027年にMITで行なわれた計算機 GOLEM XIV の教授就任講義、「人間論三態」より)

「わたしの知るところは今は一部分に過ぎない。 しかしその時には、わたしが完全に知られているように、 完全に知るであろう」
(新約聖書、コリント人への手紙より)

「童なりし時は思うことも童の如く、 語ることも童の如く、論ずることも童の如くなりしが、 我、人となりて童たることを捨てたり」
(新約聖書、コリント人への手紙、13-11)

「おいで、さあ。/ 援けてあげる。/ 寝てあげる。/ 孤閨を棄てて、/ さあおいで」
(「幽明婚」橋本真理、深夜叢書刊)

「真理は万人によって求められることを自ら欲し、 芸術は万人によって愛されることを自ら望む」
(岩波文庫の奥付裏ページより。 岩波茂雄「読書子に寄す − 岩波文庫発刊に際して」)

「やがてそうした気持も、つかみどころがないものになりはじめた、 あたかも輪廻のあとに、前世での思考がわからなくなるように」
(「失なわれた時を求めて」(プルースト)第一篇、スワン家の方へ)

「そもそも人間の頭というやつは、小さな空っぽの屋根裏部屋みたいなもので、 自分が選んだ知識だけをしまっておくところなんだ。 ところが愚か者は、どんなガラクタ知識でも大事にしまいこんでしまうから、 かんじんの必要な知識がはみだしてしまったり、 あるいはガラクタと一緒になって、いざというときに取り出せないんだ」
(シャーロック=ホームズ、「緋色の研究」(コナン=ドイル)より)

「有限実行」
(ある書き間違い)

「かわいい少女たちとの恋愛、それとニューオリンズの、 つまりデューク・エリントンの音楽。 他のものは消え失せたっていい、醜いんだから」
(ボリス=ヴィアン「日々の泡」、前書きより)

「それは体系としては滅んだ。しかし徳としては生きている」
(新渡戸稲造「武士道」より)

「学問は臭き菜のようなりけり。能く能く臭みを去らざれば用いがたし。 少し書を読めば少し学者臭し、余計書を読めば余計学者臭し、 こまりものなり」
(三浦梅園)

「もちろんニュートンとかアルキメデスとか色々いますが、 実は本当の所一番偉大な人物は、名前は御存知ないでしょうが、 私の代数の先生でした」
(ダーウィンが、最も偉大な知性の持ち主は誰かと尋ねられて)

「きみは見ているだけで、観察していないんだ。 見ることと観察することとは、まるっきり違う」
(シャーロック・ホームズ、「ボヘミアの醜聞」より)

「私たちは、今後それに負けないようにいたしましょう。 私をあてにしていてください。 私たちは一緒に噛み破って切り抜けましょう。 そしてなお残された美しいものや善いものを、どんなにわずかでも、 感謝して楽しむことを忘れないようにしましょう」
(ローザ・ルクセンブルグ、1918年7月25日、ブレスラウ獄中よりの手紙)

「大学の教師は、だれしもその就任のときの事情を回想することを好まない。 なぜなら、それはたいてい不愉快な思い出だからである」
(マックス・ウェーバー、「職業としての学問」より)

「わたしは、完全な意見の一致に達した二人の男を知っていますが、 むろん、その一人が相手の男を殺すという結果になりました」
(謎の男、ポンド氏。「ポンド氏の逆説」(チェスタトン)所収、 「博士の意見が一致すると、、」より)

「私がいつも夢見ていたのは、砂漠に生きることができたら、 というものだった。そしてお人好しの夢想家なら誰もが、 おなじ夢を胸に抱いたことがあると認めるだろう。 しかしわが兄弟たちよ、私の言うことを信じてほしい。 われわれはあまりに情に溢れた心を持っているので、 互いの存在なしにはやっていかれないのだ、、、」
(ジョルジュ・サンド、「マヨルカの冬」より)

「それからというもの、わたしはお祈りをして、頭を地につけて お辞儀をするときには、いつも地面に接吻するようになったの、 接吻しては泣くのよ。でもね、シャートゥシカ、あんたに言っておくけど、 この涙には悪いことは何もないのよ。だから悲しみなんか何もなくても、 ただもううれしくてはらはらと涙がこぼれるのね」
(狂女マリヤ、「悪霊」(ドストエフスキ)より)

"The only thing to do with good advice is pass it on. It is never any use to oneself."
(by Oscar Wilde)

「A を成功と等しいとすると、公式は A = X + Y + Z である。 X は仕事、Y は遊び、そして Z は君の口を閉じておくことだ」
(by Albert Einstein)

「かにかくに人は云ふとも織りつがむ我が機物の白麻衣」
(柿本人麻呂)

「解説、批評、鑑賞などは二流の仕事である」
(G.H.ハーディ、数学者、「ある数学者の弁明」より)

「例えば教授にとっての第一の義務は、どのような分野であろうと、 自分の専門分野の重要性と、その分野における自分の重要性を、 多少誇張することである」
(G.H.ハーディ、数学者、「ある数学者の弁明」より)

「実生活は部分的には芸術的だが、全体としてはそうではない」
(謎の男ポンド氏、「ポンド氏の逆説」(チェスタトン)所収、「愛の指輪」より)

「言語は考え方を形造り、考えられるものを決定する」
(B.L.Whorf)

「嫉妬するわたしは四度苦しむ。嫉妬に苦しみ、 嫉妬している自分を責めて苦しみ、 自分の嫉妬があの人を傷つけるのを恐れて苦しみ、 嫉妬などという卑俗な気持に負けたことで苦しむのだ。 つまりは、自分が排除されたこと、自分が攻撃的になっていること、 自分が狂っていること、自分が並の人間であることを苦しむのである」
(ロラン・バルト「恋愛のディスクール・断章」より)

「ワトソンに言わせると、ぼくは実生活における劇作家らしいんだ。 ぼくの内部で芸術家精神がむらむらと湧きおこっては、 いつも芝居がかった演出を要求してやまないのだよ」
(シャーロック・ホームズ、「恐怖の谷」(コナン・ドイル)より)

「登場人物が疲れている恋愛小説を私は知らない」
(ロラン・バルト、「恋愛のディスクール・断章」より)

「孤独を知っているものは泣きません」
(真賀田四季博士、計算機科学者)

「人間は変化を求め、それを受け入れなくてはならない。 自分にそれだけの価値があると信じなくてはならない」
(「スロー・リバー」(ニコラ・グリフィス)より)

「運が悪けりゃ死ぬだけさ」
(ドラマ「俺達は天使だ!」より。麻生探偵事務所のモットー)

「SFには再読に耐えない傑作がたくさんある」
(畑中佳樹)

「あなたはチェロを奏くように私の雛先を揺する」
(「ブリミアーナ」(山口椿/ささらえゆうな)より)

「恋は時間を要しない。しかし友情は常に時間を必要とする」
謎の男ポンド氏、「ガーガン大尉の犯罪」 (チェスタトン「ポンド氏の逆説」所収)より

「自分に配られたカードで勝負するしかないのさ」
チャーリ・ブラウン(スヌーピーの飼い主)

「ノスタルジア、こいつは自分でも信じこんで無邪気に話すほら吹きじじい」
モンロー・D・アンダーウッド爺さん(バー「ウォーレスの店」の常連、 ロス・H・スペンサーの私立探偵パーデュー・シリーズなどに登場)

「毛布のかげに罪あり」
モンロー・D・アンダーウッド爺さん(バー「ウォレスの店」の常連)

「わしゃ、ありとあらゆる場所に出没したが、 不思議と居るべき時に居るべき場所にいたことがないんだ」
モンロー・D・アンダーウッド爺さん(バー「ウォレスの店」の常連)

「いつだっけか、わしの知ってる芝刈機のセールスマンは、 40エーカーの芝生に生まれ変わりやがったっけ」
モンロー・D・アンダーウッド爺さん(バー「ウォレスの店」の常連)

「にんげん、たまにゃ間違いをおかすほうがいい。 その証拠に、生まれてから一度も間違いをおかさなかった男は、 十字架にかけられちまったじゃないか」
モンロー・D・アンダーウッド爺さん(バー「ウォレスの店」の常連)

「AかつB、ではない、ということと、 Aではない、または、Bではない、ということは等しい。 また、AまたはB、ではない、ということと、 Aではない、かつ、Bではない、ということは等しい」

ド=モアブルの法則

「(期待値とは、)確からしいに過ぎない想定のもとで 何らかの利益を予期する人にとって、その有利さを表す」
ラプラス「確率の哲学的試論」より

「確率の『真の意味』については、 現代の物理学者が質量やエネルギーの『真実の意味』について考え、 また幾何学者が点の本質について論ずる以上には、 説明しようと意図しない」
フェラー「確率論とその応用I」より

「どんなソフトウェアにも道(タオ)は宿る」と導師は言った。
「電卓にもタオは宿るのでしょうか?」と尋ねると、 「もちろんだ」との教えであった。
「では、ビデオゲームは?」と尋ねると、「たとえゲームでもだ」 との返答であった。
「DOSにもタオが?」と弟子が尋ねると、 導師は気まずそうに咳払いをした。
「弟子よ、タオはスタックフレームに宿るのだ。今日はここまで」

「私は、そのう、つまり、、、 彼はとてもロマンティックな人物だったと思うのです」
(グレン=グールドの秘密の恋人であったとも噂される、 ある著名な音楽家の妻が、グールドの私生活について尋ねられて)

「私はこの五十年間毎日、このE音の正しい音階を新たに探さなくてはならない」
パブロ=カザルス(チェロ演奏家)

「あの男の手にかかると、もともと難しいものがやはり難しくなる」
リトルウッド(数学者)

「繰り返すのは人間であり、再帰するのは神である」
L. Peter Deutsch

「単純に、出来るだけ単純に、でもやり過ぎないように」
A. Einstein (理論物理学者)

「また可能ならば、(、、、、)、プログラムを作らずに済ますようにする」
(カニーハン & プローガー「ソフトウェア作法」序論より)

「理想的推理家というものは、一度ある一つの事実の全貌を示されると、 その事実に達するまでの出来事ばかりでなく、 そこから生じる結果の全てまで推理するものなのだ」
シャーロック=ホームズ(私立探偵)、「五つのオレンジの種」(ドイル)より

「才能とは、最も高く、最も広い意味において言えば、 生きる力なのです」
「ドクトル・ジバゴ」(パステルナーク)より

「新しい葡萄酒は新しい革袋に入れるものだ。 そうすれば両方長持ちする」
新約聖書、マタイによる福音書 9.17

「頭のいい男というのは、いつも上機嫌なものだ」
森茉莉(小説家、父鴎外の事を言ったものと思われる)

「確率論をできる限り純粋な解析学に帰着させ、 確率論自身の特殊な性格を忘れて教えるという傾向がある、、、」
フェラー「確率論とその応用I」序文より


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