Doubt!                 

6月2日(月)

先週末は上司に銀座に連れていってもらった。
一軒目は目と耳の保養。
二軒目で本格的に飲みに入る。
小さなスナックなので私達ともう一グループで席は一杯だ。
マスターも女の子も実にざっくばらんな雰囲気で、酒がとてもよく進む。
進み過ぎて何時の間にかボトル一本空いていた。

店の女の子が二人今日で止めるということで、送別会も兼ねてまた盛り上がる。
隣の子は(子といっても年は私より上だが)泣いていた。
泣くだけならかわいいが、泣きながら私に説教するのは止めて欲しいものだ。
もっとも彼女は私に説教しながら、自分を励ましていたのかもしれない。

湿っぽくなったので、カラオケしながらブランデーの一気を3杯ばかりやる。
この間やった時は周りが引いてしまったのだが、今日は酔っ払っているので引いているかどうかもわからない。

タクシーで自宅近くの駅まで行った。
後はふらふら家まで歩いていって、布団にバタンキュウ。

朝起きると、というよりもう昼に近かったが、昨日の記憶がところどころ欠けている。
うーん、記憶が飛ぶのは学生の時以来だなあ、などと妙なことに感心する。

それにしても、酔っ払って朝起きたら女の子が隣にいた、なんていうことが一度ぐらいはあっても良さそうなものだ。
なぜいつもむさくるしい野郎ばっかりなのだろうか、と考えながら、そいつの方とは反対の方に寝返りを打つ私であった。

6月5日(木)

この季節になるといつも思う事がある。
サラリーマンはスーツにネクタイなんて一体だれが決めたんだ!
スーツ、ネクタイなんて、この高温多湿な日本には全く適合しない服装だ。

夏にアスファルトの上をスーツ、ネクタイで歩くなんて言うのは馬鹿馬鹿しいにも程がある。
あきらかにおかしい。

北極でタンクトップ、短パンでふらつく様を考えてみろ。
氷河の上をタンクトップにフリチンで逆立ちしながら歩く様を考えてみろ。

おかしいだろう。そのおかしいことを日本人はやっているんだ。
頭と体をフル稼動させて金を稼ごうっていうのに、ネクタイなんかで首を絞めてどうする。
おつむに血が回らなくなるだろうが。

断言しよう。スーツ、ネクタイなんていうのをやめれば、仕事の効率が3割は上がるぞ。
効率が上がった所で労働時間を減らして、会社帰りに遊ぶ。
この経済効果は様々な事を差し引きしても、ざっと8兆円はあるぞ。
なに、その数字の根拠を示せって?そんなことこだわるな。政府発表のいろいろな数字だって、仮定や推定を重ねに重ねたた上で出てきた数字なんだから。
世の中信じられるのは自分の手足の指の数ぐらいのもんだぞ。
それ以上はみんな「たくさん」で十分だ。

ネクタイに話を戻すが、どうせネクタイなんて現在では形式上のもので、実用性は全くないんだから、なにか他のものに変わったってなんの支障も無いのだ。二の腕にリボンを結ぶ事にするとか、細めのたすきをすることにするとか、形式を継承しつつ、もっと害の無いものに変える事はいくらでも可能なのだ。
そうだ、ルーズソックスも市民権を得た事だし、ルーズネクタイというのはどうだろう。ネクタイ業界もこれなら安心だ。ブランドもののネクタイにタグを縫い付ける内職をしているおばさんも失業しなくて済む。

ルーズネクタイのサラリーマンはいわばコヤジだな。コギャルの次はコヤジの時代がくるぞ。さあ、明日から君もちょっとネクタイをゆるめてみよう。きっと今までの自分とは違った自分が見つけられるはずだ。

そういえば明日は金曜日だな。俺はカジュアルフライデーなんでノーネクタイで出社するから、この日記を読んだサラリーマン諸君はルーズネクタイで会社に行ってくれ。頑張ろうぜ、日本のコヤジ達よ。


6月8日(日)

「父の日」の贈り物を買いに新宿へ。
親父にプレゼントなんて買うのは生まれて初めて。
といっても俺が手渡すわけではないので助かる。
まあ自分で渡すなんて、照れ臭くて出来ないだろうが。

親父を超える事はいつになったら出来るだろう。
全然別の人生を歩んではいるが、それでもやはり自分の道の先には親父がいるような気がする。

友達のような親子関係が増えていると聞くが、親と子という関係性に耐えられず、逃げているだけのような気がしてならない。絶対的なものに対する意識が無い人生観というのは、やはりうすっぺらいものにならざるを得ないと思う。

あらゆる宗教はフィクションである。自分はそう考えるが、そのフィクションは人間にとって必要なものである事も間違いない。だが血の繋がりというノンフィクションに勝る存在感は無い。
人間が普遍性を求める動物だとしたら、やがてノンフィクションの海に帰っていくに違いない。
それはいつの事になるのだろう。来世紀のことか。それとも数世紀後の事だろうか。

いずれにせよ、親父を超えるのはまだまだ先のようである。

6月13日(金)

コンピューターがオフィスに入ると業務の効率化が進む?
それはうそです。

コンピューターを利用して作った書類が氾濫し出すと、人々は正常なコスト感覚を失っていきます。
「時は金なり」昔の人はいいことを言ったものです。
ちょっとばかり見栄えの良い書類を作るために、いろんなソフトを使って、ああでもないこうでもない、やれイメージが違う、やれここのフォントをもうひとつ大きくしろ、様々な要求が出てきます。何時間も潰してさして重要でもない書類を印刷、そしてやり直し、また印刷してはやり直し、これがコンピューター導入後の姿です。

書類をいじりまわすだけで、仕事しているような気分になってしまうのだから困りものです。
道具に使われている状態です。本質を見失っていることがあまりにも多いような気がします。
思考の方法も、コンピューターの悪い影響を受けると、形からあるいは表面的な数字から入ってしまい、本質を見極めようとする力が弱まります。

自戒を込めて言いましょう。

さあキーボードを捨て、街に出よう。(モバイル端末携帯厳禁)


6月18日(水)

再びヨドバシを斬る!

ヨドバシカメラ では「消費税はいりません」と表示してある。
それは違うだろう。
企業として消費税納めてるだろうが。免税業者じゃあるまいし。
法律違反だからその表記は直ちに止めるように。
客から税金を取らずに、自分のところで負担している印象を与えるような不当表示はいけません。

それとも本当に税金を納めていないのか?消費税絶対反対といって納めていないのか?
んなわけないね。納めてるんだろ!

俺が買ったオフィス97の分の消費税、ちゃんと納めろよ!
納税は企業の義務だ!
自覚が足らんぞ!ヨドバシ!

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