鬼押し出し園内
あさま地底王国

横線






『今世紀最大で最後の発見』 (入り口の立て看板より)
地底王国入り口 浅間山噴火により降り注いだ溶岩が一面に広がり殺伐とした風景が続く鬼押し出し園。
ただそれだけの風景を見るために入園料を払い、ただ歩き回る観光客の足元に、なんと地底王国が築かれていた。


『この王国に1度入ればもう戻れない!』
(入り口の立て看板より)

王国は鬼押し出し園内に入り口を構える。入国には鬼押し出しの入園料の他に300円必要だった。入り口には税関や係員がいるわけではなく、お金を入れさえすれば勝手に入れる仕組みになっている。これだけで、この施設の力の入れようが想像できよう。

地底王国は神秘のベールを脱いではくれなかった。
途中、壁が倒れかかって来たり、円筒状部屋の中心に橋が掛かり(写真)、その円筒がくるくる廻ったために平衡感覚を奪われた上に気分まで悪くなる始末だった。
そして、気が付くと王国入り口の地上に戻っていた。

僕は残念ながら王国にたどり着くどころか、内部では高低差もほとんど無かったことから、地下にさえ潜れずに入り口に戻ってきてしまったようだ。
なんとしても死ぬまでにもう1度、浅間山麓の地底に発見された王国に訪れるべく、チャレンジをしてみたいものだ。
自然の風景を見る鬼押し出し園内では、ココだけ近寄りがたい違和感がある。
クルクル部屋
中央の道以外 全てが回転して見える
2000年5月



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