超入門 EMSってなによ 11.01.16

このうそ800を開設してもう10年近くになる。開設以来、毎週のようにISOに関するおかしな事実や、ばかばかしい論についてのコメント・・こき下ろしかな?・・を書いているが、私の書いていることが理解できない人もいると気がついた。
常連というより、我が師というべき、ぶらっくたいがぁ様、名古屋鶏様、しょうちゃん様、あるいは湾星ファン様とはお互いに共通認識を持っていて、私の書くものをみて「アハハ」「そうなんだよね」なんてコミュニケ−ションができるのだが、そのレベルまで至っていない方もいるということに気がついたのである。そんな人は、私の書いていることを (゜Д゜ )ハァ? てなもんで、己の無知を認識できず、むしろ私をアホと思うらしい。
ということで、本日あらたにISO初心者のための「超入門講座」を開講した。ご心配はいらない。私はISO認証機関やISOコンサルではないので、みなさんからお足をいただこうなんてけちな了見はない。受講料はただなのでご活用されたし。
では本日はその第一回、最初はグーではなかった、EMSについて

世の中でEMSいうといろいろある。国際郵便もあるし、Electronics Manufacturing Serviceのこともあるし、Electrical Muscle Stimulationのこともある。しかし、当然であるがここ「うそ800」では我が愛しきISO14001について書いており、Environmental Management Systemのことであることはいうまでもない。
国際郵便のEMSとはExpress Mail Service の略という説もあるが、本当は頭文字をとった略称ではなく万国郵便条約によって決められた単なる記号らしい。
こんな駄文を書くにもネットや辞典、年鑑を調べている。だから勉強になる。
「EMSなんて知ってるもーん」なんて、環境とつく学部に通う若い女性は笑い飛ばすかもしれない。しかし、オジョウサン、ちょっとお待ちなせえ、あなたはEMSのことを間違えて理解しているかもしれませんよ、
おっと、そこのいなせなオジサンも寄ってらっしゃい見てらっしゃい。、あなたは環境ISO審査員でしたか、いやいや審査員と名乗るお方ほどISO規格を誤解している人が多くてねえ〜、え、五階じゃなくてビルの六階だって、ホラホラ誤解してるじゃないですか・・

なんてアホを語っていると永遠にたどり着かない・・・
EMSってなんだろうか?
ISO14001の定義3.8では「組織(3.16)のマネジメントシステムの一部で、環境方針(3.11)を策定し、実施し、環境側面(3.6)を管理するために用いられるもの」とある。
これを読んだ人がどう理解するか、どのようなものを頭に思い浮かべるか、私には想像もつかない。まあ、十中八九間違えているのではないだろうかと推察する。
環境マネジメントシステムというのだから、環境マネジメントつまり環境経営ってのもあるはずだが、それがどんなものだかわからない。
私の無知を笑うお方、環境経営の定義が何十あるかご存知か?
もちろん私には私の環境経営の定義があるのだよ。
我が愛しきISO14001には環境マネジメントの定義はない。環境マネジメントの定義をせずに、環境マネジメントシステムを定義してよいのかという疑問はあるが、環境基本法では環境を定義せずに、環境保全を語っているのだから、まあよしとしよう。

ひとつの会社にマネジメント(経営)ってもののは、ひとつしかない。最高経営者が二人いる会社はあっても、意思決定手順はひとつしかないのは当然だ。当然、企業の経営システム・マネジメントシステムがいくつもあるはずがない。

チョット待てよ、そもそもシステムってなんですか?
システムについてもいろいろと定義も説もあるが、私の理解は、組織、機能、手順のことだ。軍隊でも、学校でも、町内会でも、お祭りの運営でも、囲碁クラブでも、もちろん会社でも、何事かを実施することを考えてみよう。もちろん一人だけで行なうならシステムは無用である。だが二人以上の複数の人が集まって何事かを効率的にすすめるためには、システムが必要になる。
誰が指揮するか、どんな部署を設けるかあるいはグループ分けするか、誰がどの部署に属するか、それが組織である。
複数の部署あるいはグループがあれば、組織のそれぞれの部署あるいはグループがなにをするのか、それぞれのお仕事かを決めておく必要があり、これが機能である。
さて、ある部署の機能を決めたとして、それを時と場合で好き勝手にとりおこなえば無節操、アノミー状態になるのは当然。だからこの場合はこうする、この仕事はこう進める、これは誰が決裁するということを決める。これが手順である。
考えて御覧なさい、どんな組織でもこの三要素がない組織はない。三要素を備えていないものがあればそれは組織ではなく、単なる集会か、あるいは一人が全権を握っている独裁制だろう。もっとも独裁の場合でも組織・機能・手順はあるわけだ。

とこれだけ言っても頭にイメージが浮かばない人もいるだろうから、囲碁クラブを例に考えてみよう。
なにしろここはチョー初心者向けなのだから。

うそ800囲碁クラブのマネジメントシステム
組織機能手順
会長会を代表する。
会合、大会時には議長を務める
会長職務手順
幹事会長の執行機関である
イベント時の事務局を勤める
幹事職務手順
会計会の財務会計を担当する会費徴収手順
費用支払い手順
備品係碁盤、碁笥、碁石の管理
外部への貸し出し
備品管理手順
大会係各種大会の企画運営定期大会運営手順
昇段大会運営手順
渉外係市福祉課・町内会との連絡
大会開催時には会員以外に広報する
渉外取り扱い手順

上表は頭に浮かんだことを書いただけで、こんな組織が実際に機能するかどうかはわからないが、まあ一例である。これが囲碁クラブの包括的なマネジメントシステムである。

さて、うそ800囲碁クラブにも時代の流れは押し寄せてきて、環境配慮とか環境貢献、更には生物多様性などにも、なんかせにゅあならんという認識がもたれるようになった。
ほんとにそんなことがあるのかどうかはゼンゼンわかりません。
まあ、そうなったと仮定しましょう。

会長は囲碁クラブでも環境配慮とか環境保護に努めなければならないと考えて、幹事に相談した。
幹事はクラブのメンバーに、企業の環境部で働いていると聞いた山田さんと、ISOコンサルというなんだかよくわからないお仕事をしている今猿さんがいると知り、会長とおふたりの場をセッテングした。
会長
「我々囲碁クラブでも環境配慮しなければならない時代かと思うのですが、みなさんは専門家とお聞きしてましたので、我々としてどういったことをすれば良いのか初歩的なことから教えてほしいのですが」
今猿
「いや会長、さすが先見の明がおありですね〜、そうです、いまや環境の時代です。私も環境配慮の囲碁クラブに所属しているとは光栄です。まずEMSを導入しましょう。」
会長
「EMS? なんですかそれは?」
今猿
「環境マネジメントシステムのことですよ。簡単に言いますと、組織が備えるべき環境に配慮した仕組みのことですよ」
会長
「なんだかこ難しい言葉がたくさんだねえ〜。導入というとなにか機械とか設備を購入するのでしょうか?」
今猿
「ものではありません。ISO14001規格というのがありまして、これにそって囲碁クラブの環境マネジメントシステムの仕組みを作ることをEMSの導入というんです」
会長
「はあ?それは具体的にはどうするんですかねえ〜?」
今猿
「まず、会長が環境方針を作ります。方針といってもISO規格で何を書くかが決まっていますから簡単です。規格の順番に、継続的改善をするとか法律を守るとかコミットメントするとか、全社員に周知するとか、社外公開とか・・」
会長
「ちょっと、ちょっと、コミットメントというのもわからないが、法律を守るって、そりゃ待ったをしないとか、脇から口をはさんじゃいけないって決まりはあるけど・・それを守ると方針に書くんですかねえ。それにここには社員もいないし、社外とは?」
今猿
「会長、気にしない気にしない。それから環境側面を評価してですね、その中から目的目標を・・」
会長
「チョット待ってください、山田さん、ずっと黙ったままですが、山田さんも一言どうぞ・・」
山田
「それではちょっと発言させていただきます。環境に気を配るというのは特別のことではなく、それぞれの立場とか環境への影響によって常識で決まりますよね。今猿さんのおっしゃったEMSですが、わざわざ導入するものじゃないと思いますよ。私たちの囲碁クラブには従来からEMSがあったというか、備わっていたのです」
今猿
「山田さん、あなたはISO規格も環境も何も知らないんだねえ〜、囲碁クラブに従来からEMSがあったんですって? これは驚きだ」
山田
「囲碁クラブには会の運営を決めた規則があります。そのなかに、大会の時のお弁当を頼むお店は町内会のルールやごみの出し方を守っているところに頼むとか、大会終了後のごみの処理を決めていました。
また公民館の年末の清掃への参加や市の老人福祉の活動では囲碁の指導やお相手をするという決めもあります。だから従来からの囲碁クラブの決まりに既に環境やCSRに関する決まりが入っていたのです」
今猿
「ヘエ!そんなものが環境マネジメントシステムであるはずがない。環境マネジメントってISO規格に沿ってやるべきことを決めなくちゃならないんですよ。これだからシロートは困るヨ」
会長
「山田さんの話を聞くと常識でスットわかりますね。すると私たちが環境に配慮するのはもちろんとして、それは従来からの決まりが時代にあっているかどうかを見直せばいいということでしょうか?」
今猿
「会長、会長、山田君の話は間違っていますよ、環境配慮とかEMSって、そんな簡単なことじゃないんです。私の・・・」
会長
「今猿さん、まあ、もちっと山田さんの話を聞いてみましょう」
山田
「会長、おっしゃるとおりです。まず、囲碁クラブが環境に与えている影響とはそんなに大きなものはありません。法律や自治体の規則に関わるといっても、ごみの捨て方とか、公民館の掃除とか大会の後始末程度です。だからあまり大げさに考えずに、しなければならないこと、できることを良く見極めて、やれることをすればいいんですよ」
今猿
「ああ〜、だめだ、だめだ、それじゃあ山田君、目的目標とかどうするんですか?」
会長
「囲碁クラブの目的は会則の第1条に書いてあるけど、囲碁を通して親睦を図ることじゃないのかい?」
今猿
「会長、ち、違いますよ、目的とは環境改善の3年後の目標のことなんです、これだからシロートは・・」
山田
「まあまあ、今猿さん、落ち着いてください。ISO規格で『目的』と書いてあるから、目的と呼ばなくてはならないってことはありません。今年の囲碁クラブの目標は会員の昇段合計10段、大会3回開催、交流試合1回でしたよね、それがそのまま環境目的と思えばいいじゃないですか」
今猿
「目的は3年後に決まっているじゃないか。審査員は1年後の目標は目的とは認めないんだ。そんなことも知らないのか!」
会長
「うーん、お二人のお話を聞いていると、山田さんの話は常識そのものだねえ〜、それに比べて今猿さんはISO規格というものがあって、それに私たちの考えや行動をあわせなくちゃならないようだ。」
山田さんと今猿さんの話はまだまだ続きそうですが・・・

../2010/management.gif 私はEMSとは組織の唯一のマネジメントシステムの環境に関わる部分だと考えています。なにもそれは独創的なものではなく、実はISO14001の定義そのものですしね。当然、QMSは組織の唯一のマネジメントシステムの品質に関わる部分です。
だから厳密に言えば、EMSというものだけを取り出すことなんてできません。包括的な全体のシステムのここが環境に関わるという表現が正しいでしょう。ちなみに品質マニュアルでも環境マニュアルでも、ISO規格との対照表にすぎません。
ISO規格とかISO認証しか担当したことのない方は理解できないかもしれませんが、過去より品質保証要求とか電取法(今は電安法)、薬事法などを担当された方なら「アッタリメーじゃないか」というでしょう。

EMSとは包括的な会社のシステムを環境の切り口でみたもの、あるいは環境について決めている部分だと思うと、「EMSを導入する」とか、「EMSを定着させる」なんて言い回しはまったくおかしいとしか言いようがない。
想像だが、この冒頭でEMSなんて知ってるよと語った女子大生(がいたとして)はEMSの意味を理解していないのだろうと思う。そしてISO審査で「EMSを活用していますか?」なんて語る審査員は正しい語義を理解していないことは間違いない。いや、審査員やコンサルの場合は、お金を稼ぐためにそういわないとならないのだろうとは同情する。
いやあ、超入門講座は初心者のために書こうとしたのだが、むしろ専門家の方にお勧めしたい。

本日の反省
超入門講座と名乗ったものの、サルにもわかるようなチョーやさしい講座ではなく、チョー難解な講座であったか?
難解といえば、こんな当たり前の話を書いて、はたして何回続くだろうか? 


あっというまに、ぶらっくたいがぁ様からお便りを頂きました(11.01.16)
おはようございます。たいがぁです。
おもしろそうなので、少し続きを考えてみました。^^;

会長
「仮に今猿さんの主張が正しいとして、じゃあわが囲碁クラブでは具体的に何をすればいいんだい?」
今猿
「よくぞ聞いてくれました。環境に配慮することが何よりも肝要です。わが囲碁クラブには皆さんが寄贈してくださった碁石と碁盤がありますが、上等なものばかりです。つまり、碁石は那智黒と蛤で、碁盤は天然木の桂、ついでに碁笥も栗の木です」
会長
「それが何かマズイのかい?」
今猿
「マズイなんてものじゃありません。黒石の原料である那智黒石を採掘することは自然破壊につながりますし、白石用の蛤はもう国内では採れなくてメキシコ産です。それも絶滅が危惧されていて、これは生物多様性の保全に反します。
碁盤にしても天然木の一枚物ともなれば大木ですから、それを伐採することは年間でトン単位の二酸化炭素吸収源を奪うことになります。碁笥も同様です」
会長
「ずいぶんたいそうな気がするけど、それで?」
今猿
「碁石はガラス製、碁盤は合板、碁笥はプラスチックのものに全部換える必要があります。つまり、環境配慮型経営じゃなかった、環境配慮型活動を展開するのです」
山田
「おいおい、そんな必要はないんじゃないの。ガラスの碁石は割れやすくて危険だし、昔からあるものを捨ててわざわざ買い直すこともないと思うけど」
今猿
「だからあなたはEMSをわかっちゃいないと言ってるんです。ISO14001では原材料を徹底的に吟味しなきゃならんのです。それに、ISOを導入することで会員も増えて会も活発になります。こうした草の根の活動を積み重ねることが環境保全には大事なんですよ」
会長
「なんだかEMSとISOの違いがよくわからないし、わざわざ導入するってのもピンとこないなあ」
今猿
「単に勉強不足なだけですよ。じゃあこれから皆さんの対局が終わった後、私が環境教育を施すことにしましょう」
会長
「ええ、終わったらみんな家に帰らなくちゃいけないからいいよ、そんなことは」
今猿
「何を言ってるんです。環境配慮の次に教育訓練が重要なんですよ。
会員の自覚を確実にすることは環境方針にも必ず盛り込まなければならない必須事項ですから」
山田
「ねえ、今猿さん。あんた、会社でもそんな調子なの?」
今猿
「もちろんですが、それが何か?」

会長と山田は言葉を失い、思わず顔を見合わせた。
リーマンショック以降、なかなか景気が回復しない原因の一端を垣間見た気がしたのである。

なんか、鶏さんとか、外資社員様からもちゃちゃが入りそうな予感が・・


名古屋鶏様からお便りを頂きました(11.01.16)
「やれ」」と言われた気がしたのでw

会長
「仮に今猿さんの主張が正しいとして、じゃあわが囲碁クラブでは具体的に何をすればいいんだい?」
今猿
「おぉ、流石は会長。前向きなご発言、感謝いたします。なんと言っても環境経営にもっとも大事なのは"決意"です、決意!トップマネジメント自らが高い環境意識を持つことでこそ、地球環境は守られるのです!」
会長
「トップ・・・?なんだって?」
今猿
「トップマネジメントです!組織の最高経営者ですよ」
会長
「専門用語は良く分からないけど、具体的に何をするのかをだね・・・・」
今猿
「世界最高峰の完成度を持つISO14001が提唱する"環境マネジメント・システム"を取り入れるのです。そうすれば、我が囲碁クラブも世界的に認められる、素晴らしい組織に生まれ変わることが出来るのです!」
山田
「テンション高いなぁ。だから会長が聞いているのは具体的に何をだね・・・・」
今猿
「で・す・か・ら、ISOマネジメントシステムを導入するって言ってるでしょう」
会長
「うんうん、そりゃ分かったよ。で、そのナンチャラシステムを導入して、それで何をするんだい?」
今猿
「まずは環境側面を抽出しなくてはなりません。これは当囲碁クラブの製品・活動・サービスがどのように環境に関わっているのかを明らかにするものです」
会長
「囲碁クラブに製品って言われてもねぇ」
今猿
「これは大変な作業ですよ?なんと言っても組織が持つ全ての側面を抽出しなくてはなりません。我々が移動に使う自動車やバスが使用する燃料や排気ガスから、会計に使う電卓の電池、パカパカして交換する蛍光灯の廃棄に至るまであらゆる側面を抽出して点数評価し・・・」
会長
「なんだか囲碁クラブというより環境クラブになったみたいだね」
今猿
「あぁ、これは大変だ。とても自分ひとりの手に負えるものではないぞ!いや、いやいやそうではない。環境活動は"全員参加"が原則だからな。囲碁クラブの皆で手分けをして計算シートを作成する必要がありますぞ!」
山田
「あのー、今猿さん。質問なんですがね?さっき"自動車やバス"って言ってましたけど、私は電車で来ているんです。そうした場合はどうしましょうねぇ(笑)」
今猿
「あぁ、ご心配なく。電車による電気の使用は"温暖化ガス排出の規制対象外"なんですよ。ですから、点数評価する必要がないんです」
会長
「おや?さっき、全ての活動がどうとか言ってた気がするが・・・・」
今猿
「電車なんか対策のしようがないでしょう。時刻表で動いているんですから」
山田
「だったら、バスだって仕方ないんじゃないでしょうかね?それに蛍光灯だって寿命があるんだからいつかは消えるんだし、消し忘れて帰るなんて会員もいないから、これも対策しようがないんじゃないの(笑)」
今猿
「ですから〜、茶々をいれないでください!そういう問題じゃなくって"環境側面を抽出"することが、大事なんですって!」
会長
「すると何かい?今猿さんが言う"具体的"ってのは、その重箱の隅を突付くような作業をすることかい?」
今猿
「その通りです。そこがスタートなのです」
会長
「・・・でもそれで環境が何か変わるってモンじゃあるまい?それで、その結果として何かするのだい?最初に戻るようだがね」
今猿
「ええっと・・・それで、ですね、次に著しい環境側面を決定し・・・」
山田
「今猿さん、会長が聞いているのは"具体的に何をすれば環境にいいのか?"っていう話ですよ」
今猿
「いや、まぁそりゃぁ・・・近所の河原でゴミを拾ったり、ノーカーデーを設けて碁会所にはバスか電車で来てもらったり・・・」
会長
「なら、それを考えようかね。私らそんなメンド臭い計算なんかようせんしな」
今猿
「いや、ですから、それを点数で・・・評価して・・・・むにゃむにゃ」

急にテンションが下がってしまった今猿を見て、会長と山田は顔を合わせて苦笑した。

名古屋鶏様 毎度ありがとうございます。
これは私見的戯言のノリでしたね・・・名古屋鶏様の真骨頂ということか・・


外資社員様からお便りを頂きました(11.01.19)
佐為さま
すでに、お二人から秀逸なネタが出ていますが…
枯れ木も山のにぎわいと書いてみました。

会長
「今猿さん、趣味の会なんだから、お金や手間がかかるものなら勘弁して下さいよ。」
今猿
「会長、EMSや環境への配慮は、今やグローバルスタンダードで、趣味の会やNPOでも、取り組み始めることが大事ですよ。
私が誠意をもって、指導しますので。」
会長
「とか何とかいって、顧問料が必要なんて御免ですよ。
そう言えば、先月の会費 まだ頂いていなかったのじゃないの?
それと相殺なんて言わないでね。」
山田
「会則には「会費は前月末までに現金で支払う」と決まっていましたね。コンプライアンス違反でしょうか?」
会長
「灯台下暗し」

外資社員様 毎度ありがとうございます。
ちょっと、今猿さんかわいそう、次回は今猿さんの顔を立てねば・・・


うそ800の目次にもどる