ケーススタディ 非製造業の環境教育8

12.09.03
ケーススタディをいくつかみて、自分で考えたいという方がいらっしゃるでしょう。(イナイカ)
そういう方のために、いくつか課題をここにあげました。じっくりとご検討ください。
いやね、本当を言うと考えてはみたものの、討論するメンバーのセリフを書くのが面倒になっただけですわ
  1. 近隣とのトラブル1


    Yosh様からお便りを頂きました(2012.09.04)
    初歩対策
    そしてここ数か月、夜に当社の住宅側の窓に石を投げて窓を割られるということが時々発生している

    其の窓を割られる側の外壁に監視カメラを、犯人を特定する為でなく誰も居なくても監視してます、と犯罪を抑止する為に、誰でも判るやうな場所に設置します。
    其れでも止まず、窓を割る者が居たら警察に其の証拠として差し出すことができるでせう。

    Yosh師匠 毎度ありがとうございます。
    まず会社の敷地内から石を投げるとは思えませんから、石を投げる場所を監視カメラで撮影していなければなりません。
    日本では、道路など公共の場を撮影することは問題ないそうです。
    他人の家の場合、塀や壁、屋根など、建物そのものが撮影対象になっても問題はないが、門や玄関、窓や庭など、人間が撮影の対象となる場合には、隣家の承諾を要すると考えられるとのことです。
    他人の家を監視カメラで撮影することは犯罪と言えるかどうか微妙らしいのですが、窓や庭などを向いているカメラがあれば、警察に被害届を出すと、方向を変えるように指導されます。
    自分の会社の構内だけを撮影する監視カメラでは、抑止力にはならないと思います。



    Yosh師匠からお便りを頂きました(2012.09.04)
    対象者の家でなくて、窓を割られた所に面する道路(通路?、公道私道の別なく)が監視できる位置にカメラを設置できませぬか?
    対象者の家を監視しても、誰も其処から行為を為すことはせぬでせう?

    Yosh様 毎度ありがとうございます。
    20年ほど前、監視カメラはガラだけで中身は空というものが半分くらいありましたが、今ではダミーか本物かはもちろん、監視カメラが写す範囲をちゃんと調べて犯行に及んでおります。
    残念ながらYosh師匠のご提案は、進歩している犯罪者には通用しないと思われます。


  2. 近隣とのトラブル2


    名古屋鶏様からお便りを頂きました(2012/9/6)
    付き合いのある廃棄物処理業者の前に保育園が突然出来たとか。
    更に、その保育園から「臭いがキツイ」だのダンプの出入りが園児に危険だのとクレームが・・・「後から来たのお前やろ」と言っても聞いてくれんとか。結局、追い出される同然に転居すると言ってました。世の中、「勝った方が正義」なようで。

    名古屋鶏様 毎度ありがとうございます。
    私は田舎に住んでいます、田舎でないと買えませんから
    近くに牧場があるんですよ
    牛の糞尿が臭いんです
    私は新参者だから黙ってましたが、牧場のすぐ近くに住んでいる人がそこの主人に臭いって言ったそうです。
    すると、「ダマッテロ」とすごまれたそうです。
    以降、誰も文句を言いません。
    実話です。


  3. 規制物質含有
  4. ISO認証の是非
  5. PCB機器

アイデアはたくさん湧き出てきますが、キーを叩くのも飽きました・・
ケーススタディに正解はありません。それに、ここにあげたものは私の頭に浮かんだ妄想でして、まじめに考えることもありません。しかし、現実の仕事をする上ではしっかり考えてことに当たるのは重要です。
例えば監査を計画するとき、過去の監査の結果を参照せよとISO規格にあります。過去の何をどのように参照すればよいのでしょうか?
過去の監査の前にどのようなことがあったのか、それに対してどのような監査プログラムを立てて実施したのか、その結論はどうであったのか、そしてその後どのような問題が起きたのか、起きなかったのか、よってその監査のプログラムは適正であったのか、監査能力は妥当だったのか否か、そういうことを考えて、監査のプログラムを立てなくてはなりません。そうすれば必ずや監査を繰り返すごとに監査の質は向上するでしょうし、あなたの監査員としての力量は継続的改善が図れるでしょう。
まあ、がんばりましょう。



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