ノーブレスオブリージ2001.09.22
権限を裏付けるものは責任である。これは理論的かつ実際的な真理であり、組織の規模、問題の重軽に関わらず時代を超えた普遍的なものである。決定権、命令権を持つ人はその結果の責任をとらなければならない。あるいは結果責任をとるという前提があるから人はその命令に従うのである。
貴族は真っ先に参戦するからこそ尊敬された 冒頭のノーブレスオブリージとはノーブレス(貴族)のオブリジ(義務)、元々の意味は貴族は戦争になったら誰よりも早く進んで参戦しなくてはならないということだ。
「貴族」でなくとも責任者、権力を与えられた者、政治的指導者はノーブレスオブリージを負っている。指導者は率先して進まなくてはならない。そうでなければ誰もついてこない。
日本の国会議員は日本の国を守る責任がある。国を守るというのは軍事的な意味だけじゃなくて、治安、福祉、文化、伝統などいろいろあると思う。だが「危機における最大の福祉は国防」である。少なくとも国会議員は有事の際に国民に率先して最前線に立つという気構えを持ち、それを表明する必要がある。有事の際、国家のために戦う覚悟のない者は指導者たる資格がない。
どこの国だって国を守ると言わない人を指導者に選ぶだろうか?そんな無責任な人に自分の命と財産を預けられるはずがない!
男も女も関係ない。鉄の女と呼ばれたサッチャーを見よ!フォークランドで一歩も引かず、国家を守るという根性を見せたぞ!

わたしは佐藤栄作や中曽根康弘などはこの資格十分だったと思う。現役ならば石原慎太郎をあげる。だが一部の政治家だけが有資格者では困るのだ。いやしくも歳費をいただいている国会議員全員がノーブレスオブリジを認識しなければならない。
「彼は少尉のごとく生き、かつ死んだ。」これはケネディの葬儀におけるドゴールの言葉である。少尉と言うのは階級ではなく小隊長と理解する。小隊長は50人の部下を率いて真っ先に進まなくてはならない。ベトナム戦争でアメリカ軍の小隊長の戦死率は最も高かったと聞く。
衆参両院の議員の方々、この覚悟はあるか?
日本を守るために最前線に立てるか?国民の代わりに死ねるか?できなければ日本を操縦するあるいは国民に命令、指示する論理的根拠はない。

「外国が攻めてきたらすぐ降伏します。」なんて言ってるどうしようもない議員がいるんだ!!この方に限らず日本を守ろうとする意思のない方、今すぐ国会議員を辞めてくれ
ついでに日本人であることもやめてくれ!!


★憲法で定めようと定めまいと、納税、徴兵、勤労は国民の義務であろう。なぜなら、それによる恩恵を得るのは国民であるから。税金による行政サービス、軍事による国家の安全、勤労による家計の確保である。

独り言の目次にもどる