決断するまで

 

【経済的負担】

 私の目標はあくまで税理士になることだ。年が明ければ多分落ちているであろう固定資産税の受講料の負担が待っている。ここで余分な出費をするわけにはいかない。

 たこらんサンの合格!行政書士でレベルの高い参考書が一般書店で入手できることがわかった。これは非常に重要なポイントだ。また無料のメールマガジンが複数あったのもうれしいポイントだ。

 通信教育の料金はピンからキリまであるが、総じて信頼できそうなものは高い。それに、2ヵ月コースなどどこにも無い。

 あとこれは合格してからの話だが、登録に係る費用が安い点がうれしい。事務所が用意できれば他には20万円位で開業も可能だ。税理士だと登録免許税30万円の外、申告書作成ソフトやその他で300万円位かかる。腕と情報収集に自信があれば、高い業務用ソフトに頼らずかなり安く上げることも可能ではあるが…。そんなことは合格してから心配しよう。

【時間的制約】

 私が検討を始めた日は、本試験のちょうど2カ月前だ。日記にも書いたが、合格ラインの50%を何も勉強しないで解けるか否かを判断基準にした。何かの本(多分資格王といわれている人の本)に、いきなり解いて合格ラインの40%も解ければかなり可能性があると書いてあったような気がしたからだ。

 あとは「行政書士に50日で……」という本を立ち読みして、民法と行政法10日間を要し、あとの科目は5日を振り分けると書いてあり、そんなに必要ないと感じたこととそれでも私の場合10日の余裕があること、論文対策が不要なので更に時間的に余裕があると感じたからだ。

 今はまだ、どれほど険しい道か解らないがその時はそう感じたので仕方がない。

【決断】

 総費用が4万円以内で納まりそうだし、この知識は税理士業務にも必要であるにもかかわらず、学ぶ場所がないので、勉強を始めることにした。

 それに、妻の仕事の都合で来年の春には栃木から千葉へ引越さねばならない。半年だけ雇ってくれる会社があるわけもなく、これをやっていればとりあえず2ヵ月は大義名分ができる。

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