解体編 |
・ | レッグカバーの取り外し |
| レッグカバーは、邪魔なのでサクッと撤去する
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・ | キャブとマフラーの取り外し |
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キャブは交換対象ではないので、丸ごと取り外す
取り外す前にガソリンを抜いてから、ヘッドから取り外す
フューエルホースは外すのが面倒なので、そのまま車体フレームにぶら下げておいた(燃料コックはOFFで)
マフラーも、付けたままだとヘッドが取れないので取り外す
今回はヘッドも交換なので、プラグはどうでもよしと
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・ | シフトレバーの取り外し |
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私のは純正ではないシフトレバーなので、外さないとフライホイールカバーが取れないためこれを先に取り外す
純正だったらどうなんだろう??
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・ | L.クランクケースカバーの取り外し |
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L.クランクケースカバー(一般的にはフライホイールカバー)を取り外す
上1本、下2本の計3本のボルトでとまっている
右下の1本だけ短い
左下のは取りにくいので、ちゃんとした工具を使う(スパナで取ろうとするとなめちゃう)
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・ | 左右シリンダーヘッドサイドカバーの取り外し |
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左の丸いカバー(L.シリンダーヘッドサイドカバー)は、右の真ん中のカムを貫通しているシャフト(フランジボルト 6X110)を少し緩めて、プラハンで軽くたたくとパコッと外れる
後は最後まで外し、取り外す
右のカバー(R.シリンダーヘッドサイドカバー)は、残りの上下2本のボルト(フランジボルト 6X20)を緩めて取り外す
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・ | シリンダーヘッドカバーの取り外し |
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シリンダーヘッドカバーを止めているナット4個(キャップナットX3、6カクナット)を、均等に緩めながら外す
(右サイド下のワッシャは銅ワッシャなので間違えないように取っておく)
シリンダーヘッドカバーを外すと、ロッカーアームとカムシャフトが見える
全て再利用する
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・ | タペットホールキャップの取り外し |
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吸気および排気のタペットアジャスティングホールキャップを取り外す
これも再利用する
メガネレンチなどでしっかりと噛ませて外すこと(熱でくっついているから簡単になめるらしい)
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・ | 一時清掃 |
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左右ヘッドサイドカバー、ヘッドカバー、タペットアジャスティングホールキャップは再使用(ボルト、ナット類も)
ここで、古いガスケットを綺麗に取り除き、内部も清掃しておく
本当だったらタペットアジャスティングホールキャップのOリングも取り替えた方が良いんだろう
ガスケットは、今回購入したキットに入っているのでそちらを使用する
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・ | カムスプロケットを外す |
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シリンダーヘッド左側に見えるカムスプロケットを取り外す
取り外す際は、フライホイールを押さえれば簡単
このとき、フライホイール下のかむチェーンテンショナーを緩めると、後でスプロケットを付ける際に楽
スプロケットを外す前に、フライホイールを回してピストンを一番上に来るようにしておく
後でシリンダーを外すときに楽だし(一応フライホイールのTマークとスプロケットの○マークの位置を確認)
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・ | シリンダーヘッドを外す |
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ヘッド左側の、シリンダーと共に止めてあるボルト(ボルト 6MM)を外す
メガネは入らない、プラスドライバーもなめそうで怖いなー
私はチョット長いT型のレンチを使用
ノックピンは再利用しないが、取り付けてあった位置は覚えておく
カムスプロケットはこの時点で取れるので、掃除しておく(再利用)
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・ | ヘッドからロッカーアームを取り外す |
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取り外したシリンダーヘッドからロッカーアームを支えているロッカーアームシャフトを、ぐりぐりを引き出してロッカーアームを外す
ロッカーアームは再利用するが、状態が悪ければ新品の方が良いかなー
私は新しいヘッドに取り付けた際、調整が可能だったのでそのまま再利用した
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・ | カムチェーンガイドを取り外す |
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シリンダー右のボルト(カムチェーンガイドローラピン)を外し、カムチェーンガイドを取り出す
ガイドやチェーンを中に落っことさないように注意(落としてしまうと、腰下まで分解しなければいけなくなる
シリンダーヘッドを外した時点で、カムチェーンが中に落ちないように、紐でも結んでおくといいかも
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・ | シリンダーを取り外す |
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クランクケースに止めてある、シリンダー左側のボルト(ボルト 6MM)を外す
シリンダーヘッド同様、なめないように
ボルトが取れたらシリンダーを外すが、外れにくかったら、軽くプラハンで叩く
ノックピンは再利用しないが、取り付けてあった位置は覚えておく
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・ | ピストンを取り外す |
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左右どちらかのピストンクリップを外し、外した反対側からピストンピンを押し出す
抜けないときは叩きながら
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・ | またまた清掃 |
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ここまでで、解体は終了
シリンダーを外した後のクランクケースに残っているガスケットを綺麗にする
カスガ残りっぱなしだと、オイル漏れの原因になる
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閑話休題 |
・ | おさらい−再利用品 |
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シリンダーヘッドカバー
シリンダーヘッドカバーを止めていたナット、ワッシャー
シリンダーヘッドサイドカバー(左右)
シリンダーヘッドサイドカバーを止めていたボルト、ワッシャー
タペットアジャスティングホールキャップ
カムスプロケット
カムチェーンガイド
カムチェーンガイドローラピン
ロッカーアーム
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組み立て編 |
・ | ヘッド組み立て |
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ヘッドにカムシャフト、ロッカーアームを取り付ける
まずカムシャフトを収めてしまう(オイル塗ること)
次にロッカーアームを取り付ける(右のシリンダーヘッドサイドカバーもここで取り付けちゃう)
ここで簡単にタペット調整しちゃう(組み上げる前にだいたい終わってれば楽だし)
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・ | ピストン取り付け |
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ピストンクリップを片側だけ取り付け、ピストンをクランクシャフトに取り付ける
ピストンピンは、クリップを付けていない方から入れる(入りにくい特はプラハンなどで叩く)
ピンが入ったら、もう片方のピストンクリップを取り付ける
私は、あらかじめピストンをオイル漬けにした(2日ほど)
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・ | シリンダー組み付け |
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ピストンにはオイルを塗ること
シリンダーの内側にもオイルを塗ること
シリンダーガスケット、ノックピン、ラバーガスケットをセットして、新しいシリンダーを組み付ける
ノックピンの位置は間違えないように(左側2ヶ所)
組み付ける際、ピストンリングを手で圧縮しながら少しずつ入れていく
最後まで入ったら、シリンダとクランクケースをボルトで止める(ボルトはキット付属のヘキサ)
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・ | カムチェーンガイドを取り付け |
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シリンダーの左にカムチェーンガイドをを取り付ける
チェーンで押さえながら中に入れ、カムチェーンガイドローラピンで取り付ける
中に落っことさないように注意
これが付けばチェーンは落ちない
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・ | 上死点合わせ |
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この時点で、上死点にピストンが来るようにする
フライホイールのTマークが、フライホイール上の切り欠きに合うようにする
カムチェーンにはスプロケットをかみ合わせ、頂点になるところに○マークが来るようにしておく
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・ | ヘッド組み付け |
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ヘッドガスケット、カムチェーン室のシール、ノックピン、Oリングなどをセットして、いよいよヘッドを組み付ける
チェーン、スプロケットもちゃんと通すこと
カムチェーン室のシールがずれないように気を付けること
しっかり入ったら、シリンダーとボルトで止める(ボルトはキット付属のヘキサ)
このままカムチェーンスプロケットもカムに固定したいが、先にヘッドカバーに進む
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・ | ヘッドカバー取り付け |
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ヘッドカバーとガスケットを取り付ける
4個のナットは均等に締めていくこと
締め終わったら、Tマークと○マークの位置確認をし、カムチェーンスプロケットをカムシャフトに取り付ける(ボルトはキット付属のヘキサ)
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・ | 一応タペット調整 |
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一応この時点でタペットのクリアランスを見ておく
フライホイールを手で回して、ヘッド周りからの異音がないことを確認する(かちゃかちゃ音がしないこと)
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・ | ヘッド残り作業 |
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ヘッドサイドカバー、タペットキャップを取り付ける
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・ | キャブ、マフラー、プラグ取り付け |
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キャブとマフラー、プラグを取り付ける
一緒にフライホイールカバーも取り付ける
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・ | 組み上げ完了エンジン始動 |
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組み上がったのでエンジン始動
エンジンをかけて、異音のチェックなどをする
念のため、この後タペットのクリアランスをもう一度測る
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