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Featuring British Rock, Folk, Pops and more...
MU the disc review from MUNO Corporation 1998/6/6
TUDOR LODGE / It All Comes Back
(1970-1997) Vertigo / (1998) Scenescof![]()
「あのチューダー・ロッジの未発表音源がCDで発売!」ということで、思わず手に取らざるを得なかった1枚。この手の男女混声フォークとしては、ひとつの頂点といっても過言ではないグループだけに、おのずと期待は高まるのですが…。
収録されているのは主にスタジオデモ。オリジナルメンバーで演奏している曲は意外と少なく、ヴァーティゴからの名作1stアルバムの音を期待しているとちょっとキツイかも知れません。やっぱ、アン・スチュワートが歌ってくれないとねぇ。
そんな中での聞き所は「Kew Gardens」のライブ録音とアルバム未収のシングルB面。いずれも1970年当時の音なので、この2曲は文句なしです。ライナーには当時のレア・フォトも掲載されているので、これだけでもファンは買う価値ありでしょう。
KIPPINGTON LODGE / 67-69
(1967-69) Parlophone / (199?) Bootleg?![]()
この典型的な60'sサイケ・ポップ・バンドが後に「ブリンズレー・シュワルツ」と名乗って土臭いパブ・ロックを聴かせるようになろうとは、いったい誰が想像しただろうか、いや、しまい(笑)。イメージ違いすぎだもんね。いちおう、マーク・ワーツのティーンネイジ・オペラ人脈に属していたようで、トゥモロウのカバーなんかもやってたりします。
この頃はカバー曲がほとんどで、後にパブ・ロック化していったのはニック・ロウが曲を書くようになったことの影響が大きいようです。ブリンズレー・シュワルツ本人が2曲ほどポップな曲を書き下ろしているのが面白い。
出所不明の編集盤CDですが、中身もそう悪いわけではないし、とりあえずキッピントン・ロッジとしての音源はこれ1枚にまとめられているみたいなので、ブリンズレー、もしくはニック・ロウのファンは探してみたらどうでしょうか。
LINDISFARNE / Nicely Out Of Tune
(1970) Charisma / (1991) Virgin![]()
ずいぶん前に中古で買ったCD。リンディスファーンは英国産フォーク・ロックのグループとしてはけっこう有名な部類に入ると思いますが、意外とCD化されている作品は少ないようで不思議です。アラン・ハルのソロなんかはCD化されてるんですけどね。
本作はヒット曲「Lady Eleanor」を収録した彼らの1stアルバムで、なんとなく雰囲気的に米国ののフィフス・アベニュー・バンド辺りに似た印象を持っていたんですが、改めて聴いてみたらぜんぜん似てませんでした(笑)。まぁ、楽曲はポップなんだけれど演奏に土臭さが漂うという点では同類と言ってもいいと思います。定評のあるグループですので、興味のある方はお試しください。
THE PARLOUR BAND / Is A Friend?
(1972) Deram / (199?) Polydor![]()
これも有名なグループ。ブリティッシュ・ロックの名門レーベル、デラムが残したパーラー・バンド唯一のアルバムです。国内盤CDはTVKミュージック・トマトでお馴染み(と言って何人がわかるだろう…?)伊藤正則氏の監修による「ザ・グローリー・オブ・ブリティッシュ・ロック」シリーズの1枚として発売されています。
内容は有名だけあって文句なしの出来映え・・・と言いたいところですが、純粋なフォーク寄りの音を好む人は買う前に気を付けてください。実はこのアルバム、かなりの部分でハード・ロックが入っています。曲の出来は確かに良いんですけど、このアレンジは賛否両輪わかれるところでしょう。ちなみに、私は否ですかね。
伊藤正則の熱いハートが伝わってくるような1枚。
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