NHK奈良児童合唱団
ドレスデン世界少年少女合唱祭に出演
2010.05.04〜05.06於ドレスデン

 Internatinalen Kinderchorfestival Dresden 2010
ドレスデン世界少年少女合唱祭
のホームページ


1967年に世界的に著名な指揮者クルト・マズア氏(Prof. Kurt Masur)の
イニシアチブでドレスデン児童合唱団
(Philharmonicher Kinderchor Dresden)が創設されました。
ドレスデン世界少年少女合唱祭は、そのドレスデン児童合唱団が
中心となって2006年から隔年に開催され今年は3回目になります。

今年もクルト・マズア氏の後援で、世界の若いアーティストたちが
一緒に歌う架け橋を造ることをモットーにして、
日本(NHK奈良児童合唱団)をはじめ、中国、インド、韓国、カザフスタン、
およびカナダの少年少女合唱団が招待されました。

以下はNHK奈良児童合唱団から提供していただいた記録映像(写真とビデオ)の一部を許可を得て掲載しました。
5月4日  オープニングコンサート(ドレスデン・フラウエン教会)
NHK奈良児童合唱団 合同演奏 フラウエン教会
NHK奈良児童合唱団
指揮:山中竹一先生
参加7ヵ国合唱団の合同演奏
指揮:ユールゲン・ベッカー先生
前夜演奏したフラウエン教会
前で記念撮影
オープニングコンサートは、5月4日午後8時からドレスデンのフラウエン教会で開催され、7ヵ国の合唱団がそれぞれ15分以内で宗教曲を演奏しました。NHK奈良児童合唱団の演奏曲目は、“アヴェ マリア”(コダーイ作曲)、サルヴェ レジーナ(ブスト作曲)、 “聖母マリア賛歌”(G.ヴェルディ作曲)の3曲でした。
最後に、この日のためにProf. S. Matthus が作曲したア・カペラの“Sing o Nachtigallen”の参加全合唱団による合同演奏(指揮はドレスデン児童合唱団 のProf. Yurgen Becker)でしめくくりました。
5月5日 交流
ツヴィンガー宮殿 ツヴィンガー宮殿 市庁舎 NHK奈良児童合唱団 インドの合唱団
ツヴィンガー宮殿で各国合唱団と交歓 市庁舎表敬訪問 フォルクスワーゲン社での演奏会(日本、インド)
韓国の合唱団 カザフスタンの合唱団 中国の合唱団 ドイツの合唱団 カナダの合唱団
フォルクスワーゲン社での演奏会(左から韓国、カザフスタン、中国、ドイツ、カナダの合唱団)
5月5日の午前中は、ドレスデン市庁舎を訪問して、各国合唱団は1曲ずつ合唱し、午後8時からはフォルクスワーゲン社後援による親善演奏会。同社ガラス張りのホールで各国合唱団はそれぞれ自国の歌を披露しました。NHK奈良児童合唱団は、“羅漢さん”(越部信義作曲)、“花嫁人形”(杉山長谷夫作曲)、“島原の子守歌”(宮崎一章作曲)、“怪獣のバラード”(東海林修作曲)の4曲を演奏しました。
5月6日 ドライケーニッヒ教会での演奏会
プログラム曲はア・カペラで
指揮:山中竹一先生
大きな拍手にこたえてアンコール曲
指揮:山中竹一先生、山中充子先生、ピアノ:上田久美子先生
最後にドイツ民謡の
“Abschied(別れ)”を原語で合唱
5月6日午後3時からフェスティヴァル テアトル ヘレラオで、7団体が自国以外の世界的な歌を披露する演奏会に出演。NHK奈良児童合唱団はイタリア民謡の“海は招く”、ドイツ民謡の“ユッパイディ”など3曲を演奏しました。
夜の午後7時30分からは、ドライケ−ニッヒ教会で中国、カザフスタン、日本(NHK奈良)の合唱団と現地の3演奏団体とともに親善コンサートに出演しました。(他の外国の合唱団は、別の会場で現地の演奏団体と親善コンサート)。
NHK奈良児童合唱団は、オープニング・コンサートと同じ宗教曲3曲と日本の子供の歌を演奏しましたが、鳴り止まぬ拍手にこたえて歌った“怪獣のバラード”などのアンコール曲は、他の合唱団にもすっかりおなじみになっていて、立ち上がって一緒に振り付けを真似るなど会場は大いに沸きました。興奮が収まらない会場でしたが、NHK奈良児童合唱団は最後にドイツ民謡の“Abschied(別れ)”を原語で合唱して、NHK奈良児童合唱団はこの3日間の、おそらく団員の皆さんたちにとっては沢山の“思い出”を持ち帰ることのできた有意義な日程を終えたのでした。