年度代表馬をはじめ、各部門の最優秀馬は記名投票で決定する。ただし、年度代表馬に関しては全体の2/3以上、各部門の最優秀馬に関しては過半数の票を獲得しないと、報道関係者、評論家、JRAハンデキャッパーの11人で構成される選考委員会で審議された末に決まる。投票権の有る記者は5年以上のキャリアある記者で、今回の投票者総数は「212」人です。なお選考委員会の決定は年度代表馬も過半数以上でによりなされる。
今回は、年度代表馬、最優秀5歳以上牡馬、最優秀ダート馬部門以外はすべて規定の獲得しているため自動的に選出され、委員会において承認された。
文章はJRAのホームページより抜粋しました。
※赤文字は自動的に決定した、各部門の最優秀馬です。
◎年度代表馬◎
スペシャルウィーク |
83 |
エルコンドルパサー |
72 |
グラスワンダー |
56 |
エアジハード | 1 |
年度代表馬が各部門賞馬の中から選ばれるという規程に従い、年度代表馬部門で1票を得ていたエアジハードとエルコンドルパサーで年度代表馬が審議され、満場一致でエルコンドルパサーが、1999年度年度代表馬に選出されました。
◎最優秀3歳牡馬◎
エイシンプレストン |
202 |
ジョウテンブレーヴ |
2 |
ラガーレグルス | 2 |
カーネギーダイアン | 1 |
シティースケイプ | 1 |
該当馬なし | 4 |
◎最優秀3歳牝馬◎
ヤマカツスズラン |
209 |
チアズグレイス |
1 |
マヤノメイビー | 1 |
該当馬なし | 1 |
◎最優秀4歳牡馬◎
テイエムオペラオー |
127 |
アドマイヤベガ |
51 |
ナリタトップロード |
32 |
該当馬なし |
2 |
◎最優秀4歳牝馬◎
ウメノファイバー |
130 |
プリモディーネ |
48 |
フサイチエアデール |
9 |
ブゼンキャンドル | 3 |
スティンガー | 2 |
レッドチリペッパー | 1 |
該当馬なし | 19 |
◎最優秀5歳以上牡馬◎
スペシャルウィーク |
83 |
エルコンドルパサー |
73 |
グラスワンダー |
56 |
最優秀5歳以上牡馬部門については、上記の記者投票の結果、過半数を獲得した馬がいなかったため受賞馬選考委員会で、慎重に審議されました。
スペシャルウィークは、年間を通じ中央競馬の古馬GIレース路線を全て走り抜き、11年振り史上2頭目の天皇賞春秋連覇を始め、ジャパンCで凱旋門賞馬モンジューを破る快勝を収めたこと、また、記者投票で最も多い得票を集めたことが高く評価されました。
これに対し記者投票で10票遅れたエルコンドルパサーは、今年フランスに遠征しサンクルー大賞(GI)を始め4戦2勝2着2回。特に、世界最高峰レース凱旋門賞で2着となる日本の競馬史上に残る快挙を達成しました。このことが、競馬サークルのみならず広く社会的な注目を集め、競馬全体のイメージアップに大きな貢献を果たした点、また、世界的なその実力が大きく評価されました。
また、グラスワンダーは、宝塚記念・有馬記念の両グランプリでスペシャルウィークを2度破った強さが評価されました。
今回は、最強とも言われる5歳馬世代の名馬によるハイレベルの争いとなり、年度代表馬が3頭いてもおかしくないというくらいの激戦で、委員会の議論も白熱したものとなりました。
委員会では、長時間におよぶ議論の末、まず3頭から2頭に絞る採択がとられ、エルコンドルパサー10票・スペシャルウィーク9票・グラスワンダー3票で、エルコンドルパサーとスペシャルウィークの2頭によって決戦投票が行われることになりました。
年度代表馬は最強馬を重視するのか年間の貢献度を重視するのか、また、記者投票結果をどう判断すべきかという議論が戦わされた上に、最後に決戦投票が行われ、世界的なレベルでの活躍が、より高い評価を集め、エルコンドルパサーが7対4の票決で、5歳以上牡馬部門の代表馬に決定しました。
◎最優秀5歳以上牝馬◎
メジロドーベル |
204 |
エリモエクセル |
3 |
ファストフレンド |
2 |
該当馬なし | 3 |
◎最優秀父内国産馬◎
エアジハード |
153 |
ナリタトップロード | 49 |
ツルマルツヨシ | 4 |
メジロドーベル |
3 |
メジロブライト |
1 |
該当馬なし |
2 |
◎最優秀短距離馬◎
エアジハード |
109 |
アグネスワールド |
61 |
ブラックホーク |
42 |
◎最優秀ダートホース◎
ワールドクリーク |
40 |
ニホンピロジュピタ |
19 |
ゴールドティアラ |
18 |
スノーエンデバー |
15 |
オースミジェット |
8 |
ファストフレンド |
8 |
セレクトグリーン | 3 |
タイキヘラクレス | 3 |
マイターン | 2 |
該当馬なし |
96 |
最優秀ダートホース部門については、投票の結果でも該当馬なしが過半数近い96票だったことを重視して該当馬なしと決定。
◎最優秀障害馬◎
ゴッドスピード |
144 |
メジロファラオ |
6 |
ヒサコーボンバー |
2 |
ゴーカイ |
1 |
該当馬なし |
59 |