うそ800を書き始めて早や6年、悪代官ならぬ悪審査員や、おかしな認証機関、不思議な規格解釈などなど、ISOについて言いたいことをあらかた言ってしまった。それでこれからは一般市民から見たISOを書こうと思う。なにせ私はキーボードを叩き続けないと生きていけないのだ。
鳥山明のあられちゃんに登場するオートバイこぞうのようである。
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こちらにきてしばらくの間は子供たちと一緒に4人暮らしであったが、まもなく娘は結婚し息子は大学を卒業して巣立っていった。するとすぐにパートで働きはじめそこの同僚とのネットワークを構築した。また趣味のグループに入会してその関係の友達も作った。もちろん田舎の友達も遊びに行ったり来たりで、さびしいなんてことがあるわけがない。そして時間とともに、バイ菌が増殖するように、友達の友達は友達となり家内のネットワークは広がりますます強固となりつつある。 会社勤めの人が定年退職するとすることがなくすぐに老いてしまうというが、家内とか女性一般にはそのような理屈は通用しないようである。 | ![]() |
環境方針や品質方針はすべての人に周知しなくてはならないとあるが、これをどう受け取るか? 私は紙に書いた環境方針を配るとか、文言を覚えることではないと理解している。 私の解釈は、トップ経営者が品質や環境において目指していることを、従業員が各々の職務において何をしなければならないかを理解し実践することだと考える。 とすればパートに限らず従業員は会社の環境方針の精神は知らなくてはならないが、紙に書いた環境方針など知らないというのが理想形かもしれない。 もちろん、このお友達が環境方針を理解しているかは大きな疑問符が付く ![]() おっと、私の論に「方針は文書化せよ」という要求に反するのではないか?という突っ込みが入るのを予想する。 規格では「文書化され、実行され、維持される。(中略)すべての人に周知される。」と定めていて、従業員には文書化されたものを配れとは言っていない。 「文書化してすべての人に周知され、実行され、維持される。」ではないことに注意願う。文書化するという要求は経営者の理念をしっかりと書きとめて不動のものとせよという意味と理解する。そもそも識字率の低い国で紙に書いた環境方針を配ってどうする? |
JABに登録している企業はここで検索できる。
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私に反論しようとする方は、書き込む前に胸に手を当てて考えてほしい。 私が会った審査員のほとんどは、規格の意図が分からないとき先輩審査員に聞いている。そして先輩の考えを取り入れてわかったように気になっている。一部の審査員はCEAR誌に質問して、そこでは契約している審査員が回答したりしている。だいぶ前だがその回答が間違っていて私がCEARに苦情を言った結果訂正になったこともある。ほとんどの審査員は疑問点を徹底的に解決しようしたり、場合によってはISO-TC委員に聞こうする人はいないようだ。まあ、そんなレベルなのだよ。 法律だって同じこと。あなた、法律を読んで解釈が分からないとき、環境省とか所轄官庁に電話する審査員が何割いると思います? まあ10割ってことはないでしょうね。私はわからないことがあったら必ず問い合わせて解決します。それが商売ですから。 |
彼らは永遠に現在の環境が続くと思っているのだろうか? 地球環境問題がこれほど騒がれているとき、第三者認証スキームの環境が変わらないと考えているなら、能天気というか天然というべきか |
そんなことを考えると、CEARやJRCAのCPDというものがいかに実態に即していないかということが良くわかる。
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