著者 | 出版社 | ISBN | 初版 | 定価(入手時) | 巻数 |
渡部 昇一 | PHP研究所 | 4-569-64857-6 | 2006年3月31日 | 1400円 | 全一巻 |
今どき、コロンブスがアメリカ大陸を発見したなんていうアホはいないだろう。コロンブスが行った先にはちゃあんと人が住んでいたわけだし、ヨーロッパ人に限っても、バイキングはその何百年も前にカナダなどに行っていたのは間違いないらしい。
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竹島についても日本には日本古来の領土であるという証拠はザクザクあるが、朝鮮にはない。それは事実だ。
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中国四千年の歴史というのは、言葉のあやというか、正確にいえば事実と異なるうそだ。今現在中華人民共和国と呼ばれる地には四千年前から人が住んで暮らしていたのは事実であるが、どのような国号であってもひとつの国が四千年前から存在したわけでは全然ない。 日本だって新石器時代には人がいたというから、日本一万年の歴史といってもおかしくない。まあ、その程度のことだろう。 |
ちなみにキッズネットで まんしゅうじへん【満州事変】を調べると次のように書かれている。 【事変(じへん)】宣戦布告なく発生した武力衝突 1931(昭和6)年,満州(まんしゅう)(今の中国東北区)でおきた日本軍(ぐん)と中国軍(ぐん)との武力衝突(ぶりょくしょうとつ)。実質的(じっしつてき)には日本軍(ぐん)による中国への侵略戦争(しんりゃくせんそう)。 まさにうそ800である。そのとき日本軍は存在しても、中国軍というものは存在していない。侵略というが侵略してきたのは中国の軍閥だったのではないか。しかし子供も頭のからっぽな先生も簡単にだまされてしまうだろう。 ![]() |
China |
どう読んでも |
事実か否か知らないが、以前中国の日本大使館のウェブサイトは「JAP」だといわれていた。それは本当だったのだろうか? 日本の英名は「Japan」であり、略称は「JP」または |
訂正です 日本の英名は「Japan」であり、略称は「JP」または「JAN」だ。 正しくは「JPN」ですよ。JAN(コード)は商品の裏によくついているたくさんの棒?のことです。 元々アメリカが、日本国の略称を通常通り英字での国名最初3文字で表記しようとしたら、JAP(ジャップ)となったので、こりゃまずい(本音はどうか知らんが)ということでJPNにしたと昔、英語の先生に聞きました。 |
ふっくん様 あいすみません。外資社員様からお便りを頂きました(09.07.06)
怒りにまかせてキーを打っておりました。
反省
日本とシナ によせて 佐為さま こんにちは 当時中国という国はなかった 中国が統一されておらず混乱している時期が、その歴史では多いという意味ならばその通りとは思います。 当時の意味を、支那事変の時期だというならば、中華民国は当時の中国を代表していたと思います。 ゲリラというのが、張学良軍の奉天軍閥を指すのならば、1928年に易幟により中華民国の配下に組み入れられています。 実態はともあれ政治的な声明も出され、日本政府は事変直前に中華民国の張群と駐華大使 有田八郎との会談も開いております。ですから日本政府がそれを認めております。 冀東防共自治政府の存在をいうならば、確かに実質的な全国支配ではないことはその通りですが、設立の背後にいるのは日本ですから。 とは言え、国際政治の場では当時の中国を代表するのが中華民国であったことは事実だと思います。 ただし、教育の場で不満があるのは、私も同意見で、当時の中国を代表する政府と、現在の北京政府とは全く異なることくらいは教えるべきなのだと思います。 そうでないと、当時の政治が非常に複雑であったことを見逃してしまいます。 政治的安定は地域住民にとっては急務であり、現在の北京政府につながるものだけが、正しかったのはありませんから。 |
外資社員様 毎度ありがとうございます。
国家というのをどうとらえるかですが、停戦協定などを遵守できる権力を持たなければ国家とは言えないでしょう。そういう意味では、中華民国は軍隊を掌握していなかったといえます。
日本だって軍部の独走はあったじゃないかと言われると、そうではありますが、少なくとも日本政府はその責任をとりました。
そしてアメリカ軍が日本に上陸したとき、ゲリラやテロを恐れていたけれど、日本は冷静に対応しました。
今現在の例をあげれば、イラクが独立国かと言えばそうではないと思います。
もし国家であるなら、アメリカ、いえイラク自身も反政府勢力にてこずってはいないでしょう。
類似の例として、パレスティナは国家ではありません。イスラエルが正義とは言いませんが、交渉するにも代表権をもった相手がおらず、これまたどうしようもないのではないでしょうか?
北朝鮮を考えると、崩壊、暴走する前に、金一族が勢力を持っている間に、自由化まで持ち込まないとこれまた・・
中国は国家か ? 佐為さま あらまです 小生も、岡田英弘先生の歴史観に刺激を受けた一人です。 中国四千年の歴史とは「離合散集」の歴史。いつまでたっても混乱が続き、統一国家としての体をなしていないようです。 その証拠に、いまだに言葉だって統一していない。 また、毎日どこかで暴動が起きているといいます。 ですから、国家と言う意味で国を考えてみれば、いつまでも国家の体を成せずにいる中国と言う国は「ない」という意見には賛成です。 いまだに自国民や近隣民族を弾圧しているようでは、統一国家だなんて言えないと思います。 |
あらま様 毎度ありがとうございます。外資社員様からお便りを頂きました(09.07.07)
おりしもウイグルで大暴動!もっとも弾圧していなければ暴動にもならないでしょうけど。
漢民族も大きな刃物を持って歩いているのがテレビに映っていました。
以前、解法者様という大先生から漢民族の移住と弾圧についてお話を聞いたことがありました。中国人は外部に植民地を持っていないから目立っていませんが、現実には隣接地を植民地として元からの住民を追い払い我がものとしている悪事を働いていると言ってもまちがいではないでしょう。
チベットの次はウイグル、ウイグルの次は北か東か、あるいは北東の日本か?
もうジャイアンのごとき倫理も常識もないのでしょうか?
あるいは中国崩壊の序章かも?
日本とシナ によせて その2 佐為さま 停戦協定などを遵守できる権力を持たなければ国家とは言えないでしょう これは意味深い言葉なのだと思います。終戦時の混乱で日本のその瀬戸際まで行きました。最近公開された映画「ワルキューレ」では、ヒトラー暗殺による政権交代で停戦させようとの実話に基づいています。こうした政体の転換による国家の代表をどう認定するかは、未だに難しい問題なのだと思います。 ただし、私自身は当時の中華民国政府が中国を代表していたとの意見ですし、その根拠は、少なくともその国内の正当と思われる手続きにより認証されているかなのだと思います。軍事をどの程度把握できるのかは、政府の成立の状況にもよりますので。この点がお互いの意見の食い違いであるのは判りますし、佐為さまのような線引きがあるのだとも思います。確かに今のイラクでも、私の線引き:国民の正当な方法で代表が選ばれたのかは、判らない部分があります 中華民国は、その成立から、軍閥の首領を政府幹部として取り入れざるを得なかった点で仰るような問題点はもっていました。もし当時の政府に時間があれば、毛沢東の如く直率の軍隊を増やして、個別に首領をつぶしてゆけば軍隊の把握も可能だったと思います。 話は飛びますが、現代の共産中国もその成り立ちを背負い、人民解放軍は国軍ではなく共産党の軍隊なのですね。 これだけ大きな国で国軍で無く、政党がもつ軍隊であるのは、そうした特殊性によるのだと思います。多分、政党が持っている武力としても世界最大なのだと思います。 |
外資社員様 毎度ありがとうございます。
まず、わたしはそれこそ歴史をしっかり勉強したわけではありません。真面目な歴史ではない通俗本をかじっただけですが、中華民国という国が中国全土を代表したことはないように思います。毛沢東との連合や分裂ということ自体、中国が一つに固まっていたわけではない証拠です。
一つの国と言えるのは、反政府運動とかテロがあっても、おおむね全土に対して政府の権威が及んでいるということが条件でしょう。蒋介石の時代以前はそうではなかったのではないでしょうか?
毛沢東の如く直率の軍隊を増やして、個別に首領をつぶしてゆけば軍隊の把握も可能だったと思います。
そうかもしれませんが、現実はそうではありませんでした。
誰でしたっけ? 現在も、70年前と同じく軍閥の連合体だと語っていた人がいましたね。過去には文化大革命なんて内戦もありましたが、現在はどうなんでしょうか? 共産党といっても一つの機構ではなく、ヤクザの連合組織のような集合体でないのでしょうか。人民解放軍とは国軍でもなく、共産党の軍隊でもなく、見た目が近代化された軍閥の集合であり、他の軍閥との牽制が主たる機能なのかもしれません。
中国経済が崩壊したとき、外部に対して行動を起こすより前に、己が属する地域の利益を目指して軍事行動を起こしそうな気がします。どうでしょうか?
日本とシナ によせて その3 中国の国家体制が近代の大国と言われる基準とかけ離れている点では全く同じ意見ですが、国家の定義についてはやはり意見は違います。 軍事力を把握しているということを条件として求めるならば、ずいぶんと国家と言えない国が増えてしまいます。 多分、それは現代の国家定義としては可能と思いますが、近代以前を扱う、または特殊な体制の国には当てはまらない基準と思います。 一番良い例が、江戸から鎌倉期の日本です。 私は、天皇が日本の元首と思っておりますが、軍事力を条件にいれれば、日本には国家が無かったことになってしまいます。 もちろん、鎌倉幕府から北条得宗家、室町幕府、織田、豊臣を経て徳川家が国家の主だと考えれば、筋道が通ります。 ということは、日本は万世一系天皇が統治の国でもないし、天皇家の存在は宙に浮きますが如何でしょうか。 江戸時代に、朱子学を中心にした名分論という学問ができました。 私の考え方は、それを継いでおります。 歴史を取り扱う上で、国家と軍事力が乖離していた国は山のようにあります。 もう一つの事例は、傭兵に軍事を依存したローマ帝国末期や、傭兵が活躍した百年戦争期のヨーロッパです。傭兵の存在自体が国家が軍隊を管理できていない実相を表し、王政が終了し国民兵による国軍ができるまで、そのような状況は続きました。 ですから近代以前、または現代でも特殊な体制の国の定義に、軍事力の把握状況を適用するには、難しい問題があると思います。 |
外資社員様 毎度ありがとうございます。
どんどんと話が展開(ずれて?)いきますが、私にとって勉強になりますのでよろしくお願いします。
国家観あるいは国家の定義というものは、時代とともに変化してきたことは間違いありません。
しかし鎌倉時代とか徳川初期までさかのぼってはちょっと発散しすぎでしょう。ヨーロッパであってもいわゆる近代国家というのはナポレオン以後だと思います。
1860年以降は、いや大幅に譲歩して1900年以降は、国家というものは領土、国民、主権からなるある程度まとまったものという共通認識があったと思います。
話がまたそれますが、現代の日本の市町村にも飛び地というものがあります。その由来はさまざまですが、多くは昔の殿様の領土が一つにまとまっておらず、あちこちに点在していたのがそのままその後の自治体になったからと思われます。ヨーロッパでも中世までは公国とか教会とか王国などがまさにモザイクかジグソーパズルのように入り組んでいるというより散在していたわけです。 領土だけでなく、そこに住み人が領主のために戦ったわけではありません。戦争は王様の仕事であり、戦うのも戦争後の始末も王様の仕事です。そこに住む領民は戦争は高みの見物、税金を払う人が違うだけのことでした。もちろん領主によっては宗教の規制とか税が高い安いとかありましたが、王様が戦争だから招集するということはなかったわけです。だから常備軍をどうするか、傭兵をどうするかが財政上問題でした。そして戦争も年を越すような長いものは人も軍費も続かなかったわけです。
そういう封建制の国家(?)ではどうしようもないというのを証明したのがナポレオンだと思います。
日本はそういうことを学んで明治という国家を作ったのだと思います。
孫文などは近代的な国民国家を作ろうとしたわけですが、結局中国は近代国家になることができず内戦が続き、内戦が片付いて60年たっても、まだ近代国家に至っていないように思います。
そもそも国家の権威を示すものは通貨ですが、日本が戦っていた時今中国と呼ばれている全域に通用する通貨はありません。
傍証ばかりですが、私は日本は中国という国と戦ったのではなく、蒋介石や毛沢東やその他の軍閥あるいはその連合体と闘ったのだと考えております。
日本とシナ によせて おしまい 佐為さま 私の議論にお付きあり有難うございます。 これで終わりにするのでご容赦を。 振り返ってみますと、現代の中国も、近代以降の国家の基準からは変だという点ではお互いに同じなのだと思います。 ただし、それでも国家というか、国家でないというのは違うのかもしれません。 私は国家の基準は、その住民の大多数により代表されていることにしておりますので、国家と言っておりますが、チベット、新疆など、非漢民族地区の問題が更に激化すれば考え方も異なるかもしれません。 世界には、近代国家の概念に合わない国は、まだまだあります。それらの国々に関わりを持つには、相手が自国民が認める国民の代表(選挙に限らずその国の正当な習慣による)であるかという線引きをするしかなく、自らの持つ近代国家の基準を持ち出して国家でないと言っても、どうにもならないのだと思います。それは幕末に来日した欧米の見方と同じであり、当時の日本人も立派な法治国家であり物差しが違うだけだと、私は信じているからです。 マッカーサや占領軍が日本の民主年齢を子供だと言ったが、私は明治憲法時代から立派な民主国家だと信じています。 自分のもつ近代国家の概念に合わずとも、その場合でも相手を国家として認めない限り交渉はできず、「国民政府を相手とせず」と言った大失敗を知っておりますので、相手を国家として認めない見方を危惧するのです。 |
外資社員様 毎度ありがとうございます。
国家というとき、時代により周辺の状況により、意味が違うのでしょう。
アフリカに奴隷狩りにいったとき、現地にもある程度の行政組織というか仕組みはあったのでしょうけど、それは己に属する人を保護する力はありませんでした。現代の感覚では国家ではないでしょう。
今現在、イスラエルはパレスティナと友好的な関係にはありませんが、パレスティナを掌握している政府はないようです。
じゃあ、パレスティナは国家ではないのか? 多分国家ではないのでしょう。
「国民政府を相手とせず」というのは交渉相手に相手になりえなかったという意味ではないのでしょうか?
相手を尊重して外交交渉しても、その交渉結果を遵守する権力、権威がなければ交渉そのものは無駄です。
ある意味パレスティナの一勢力のようなものではなかったのでしょうか?
私には分かりません。
お付き合いありがとうございました。
自国より他国の子供の人権を憂慮するお節介屋 「日本とシナ」というタイトルとの関連付けで投稿させていただきますが、先日2CHでは「表現の自由を侵害する稀代の悪法」と蛇蝎の如く嫌われている「改正児童ポルノ規制法案」が通過しました。この悪法の詳細については2CHに詳しいので省かせていただきますが、こんな表現の自由や個人の内面にまで立ち入る悪法の成立を扇動しているのがかのアグネス・チャンです。 彼女は本家本元のユニセフとは全く無関係の団体に属していながら組織名を僭称し、「児童ポルノが野放しになっているのは先進国で日本だけだ」という大嘘をついてまでこの悪法を日本に成立させようとしています(インターネット上の児童ポルノサイトの多さで上位を占めるのは実際にはアメリカ・カナダ・ロシア)。本来の目的である被害者の救済や犯罪者の摘発から逸脱し、なおも海外では冤罪すら日常茶飯事の悪法を日本でも成立させたい彼女の真意は何処にあるのでしょうね? 一方で同様の悪法として連想されるのが人権擁護法案。この悪法も「在日や特亜の利権が絡んでいる」といわれているので、児童ポルノ法案もアグネスが絡んでいるので「もしや・・・」と勘繰りたくもなります。推進派議員は与野党超えて存在しますが、そのうちどれだけが中国シンパなのか気になるところです。そんなに自国を中国並みの「検閲国家」にしたいのでしょうか? それにしてもアグネス、カナダ国籍だそうですが、それでも何故「祖国」で起きている児童に対する人権侵害−人身売買とか臓器売買とかには知らん顔して、他国の文化を破壊するようなことをしたがるのでしょうね?ウソまでついて・・・ |
アグネスチャン! 自分の国でやれ!
それだけですね
支那の呼び名 名前なんてどうでもいいでしょう。 大体何でニッポンがJapanなんでしょう。 腹立たしいことは多々ありますが、黄色人種同士、お隣のどうしようもない国々を(日本も小泉政権以来どうしようもないことになっていますが・・・)リードしていくという気持ちに、みんなに是非なってもらいたい。 頭がいい人がたくさんいるんだから!! 私は大平正芳が、何故か知りませんが、好きです。 |
山ノ内様 お便りありがとうございます。
まあ、そうむきになることはありません。
単純に、Chinaというのをシナ、あるいはチナと呼ぶのは普通のことかなと思っただけですわ
日本がJapan で悪くないように、中国がシナでも悪くないでしょう。
お隣の国をリードしていくように鳩っぽぽに伝えましょうね
絶対に、中国の臣下にはなりたくないものです。