2017.08.07
お断り |
このコーナーは「推薦する本」というタイトルであるが、推薦する本にこだわらず、推薦しない本についても駄文を書いている。そして書いているのは本のあらすじとか読書感想文ではなく、私がその本を読んだことによって、何を考えたかとか何をしたとかいうことである。読んだ本はそのきっかけにすぎない。だからとりあげた本の内容について知りたいという方には不向きだ。
よってここで取り上げた本そのものについてのコメントはご遠慮する。
ぜひ私が感じたこと、私が考えたことについてコメントいただきたい。
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書名 | 著者 | 出版社 | ISBN | 初版 | 価格 |
信じてはいけない
民主主義を壊すフェイクニュースの正体 | 平 和博 | 朝日新書 | 9784022737199 | 2017.06.30 | 760円 |
ネットでこの本の書評を見かけた。とても良い本だとあった。
最近、私は本は買うにしても借りるにしても、口コミを調べて読むか読まないか決める。というのは本屋で現物を手にして買う買わないを決めるのではなく、何か探していて引用文献に載っていたとか、新聞の書評を見てアマゾンで買うとか図書館にネット予約するというパターンになったからだ。買ってみたら屑だったとか、予約本を手にしたら読むまでもなかったとなると面倒だ。
そういうと、本は読んでみなければわからないと言われるかもしれないが、ひとつふたつでなく書評を20件も読めばその本の価値はだいたいわかる。

アマゾンでカスタマーレビューをチェックすると評価は最悪である。

注:2017.08.06時点
まあこれを見ただけで、読むまでもないと思われる。
でもなぜそれほどまでに評価が低いのかと興味を持った。図書館にあるかなとネットで調べるとあった。予約はどうかとみると誰も予約しておらず書架にある。そのとき8月2日である。この本は6月30日に発行である。まあだいたい数日前に書店に並ぶのが普通だが、それにしてもまだひと月しかたっていない。それなのにもう誰も読まないのであろうか?
私は最近本を買わず図書館から借りることにしているが、新刊はほぼ半年は行列ができる。20人待ちなんてめずらしくない。ベストセラーになると100人は大げさとしても60人待ち70人待ちというのは普通だ。
それなのに予約者がいないのはなぜか?
まあそんなわけで本を借りだして読み始めたわけです。
「
はじめに(p.3)」から、もうデンパ飛ばしまくりです。
著者のスタンスがいわゆる上から目線というやつで、己が神であると考えているようだ。神は神でも疫病神かダークサイドに堕ちた神なのだろう。衆愚よワシの言葉を聞け、ワシの導きに従えと叫んでいるようであります。
もしこの本を産経新聞が書いたのであれば真面目に読む気もしますが、あのアサヒですよ、朝日、ねつ造新聞と呼ばれフェイク新聞と呼ばれ、昔からねつ造、嘘、虚言を語り続けている朝日新聞です。
これはブラックジョークなのか、それとも嘘をもう一つついても衆愚は騙されるだろうと高をくくっているのでしょうか?
いやね、正直言って怒りで手が震えてきましたよ。朝日許すまじ、こんな本を出すことを許さない。嘘をつくことは許さない。
と怒ってばかりではしょうがない。なぜにダメな本なのか、いい加減な本なのか、無責任な本なのかを説明しよう。
著者、平 和博はひたすらインターネットの情報は信頼できない、フェイクニュースであると書き続ける。それを信じて犯罪者になった人、トランプに投票してしまった人(平 和博はトランプは悪と考えているようだ)、そんな犠牲者がたくさんいると語る。

ちょっと待ってくれ、朝日新聞に騙されて存在しない従軍慰安婦の罪を追わせられた日本国民のことを考えてくれ。朝日新聞のフェイクニュースの責任追及と、それがフェイクニュースであったと韓国、中国、アメリカのマイクホンダ元議員その他、朝日のフェイクニュースに騙された人たちに誤解を解く行為はしないのかね?
死亡者も見つからない南京虐殺があったと書いた朝日新聞は、それがフェイクニュースであったと中国、アメリカ、その他、朝日のフェイクニュースに騙された人たちに誤解を解く行為はしないのかね?
2014年8月5日、朝日新聞が過去の従軍慰安婦の記事に事実誤認があったとして、それらを取り消すと公表した。だが、その紙面で朝日新聞の購読者にお詫びをし、朝日新聞の先輩にお詫びをした文言を私は見たが、朝日新聞は日本国民に対してお詫びをしていない。そしてさらに重大なことに韓国・朝鮮に対して、従軍慰安婦の記事は誤りであったと訂正していないのですよ。フェイクニュースそのものは放置です、放置!
そんな会社の第一線の記者がインターネットの情報は信頼できないと書いているのです。これはもうインターネットの情報を信頼するしかないじゃないですか。だってインターネットの情報にはフェイクもあるかもしれないが、ピュアな情報も多々あるわけです。しかし朝日新聞にはフェイクしかありません。
また熱くなってしまった。チャイエンエン(タイ語で"冷静になれ")
フェイクニュースには7類型があるという(p.30)
朝日新聞はどれにあたるだろうか?
●風刺・パロディ | 安倍首相の笑顔の写真は使わないってのはこれか? |
●誤った関連付け、見出し★ | 天声人語なんてのはこの最たるもの、お前は天じゃない |
●誤解させるコンテンツ | 森友学園の籠池、加計の前川に関わる報道はこれだ! |
●誤ったコンテキスト | 毎日の紙面をながめるともう両手に余ります |
●なりすましコンテンツ | 上に同じ |
●操作されたコンテンツ | さらに同じ |
●ねつ造コンテンツ | 福島原発の吉田調書なんてこれそのものだろう |
フェイクニュースを報じる原因と動機は8つあるそうです(p.31)
朝日新聞はどうであろうか?
●低レベルのジャーナリズム★ | ハイ、朝日新聞は該当です |
●パロディのため | 朝日がアンディ・ウォーホルほど才能があるとは思えません |
●騒ぎを起こす、いたずら | ないでしょうねえ |
●パッション | ナイナイ |
●党派心 | サヨクに利するべく・・・該当です |
●利益 | そりゃ中国、韓国、サヨクの利益になるなら・・該当です |
●政治的影響力 | そのものずばり・・・該当です |
●プロパガンダ | これです、これ・・・該当です |
フェイクニュースは民主主義への脅威である(p.74)
その通りです。左派勢力におもね、偏向報道をする、サヨクデモなら10人でも報道し、愛国デモなら5000人でも報道しない、まさに民主主義への脅威だ。
その総本山は築地にある朝日新聞である。
インターネットでは絶対にない。
フェイクニュースメディアは米国の人民の敵だ(p.82)
その通りだ、フェイクニュースメディアは日本国民の敵だ。
従軍慰安婦ねつ造、南京虐殺ねつ造、亡者若宮が竹島を韓国に譲ってやれなんて語ったのは、わが国に対する重大な脅威です。
フェイクニュースメディアの朝日新聞は日本国民の敵だ。
君たちはフェイクニュースだ(p.88)
朝日ではないが、菅官房長官は本題に関わらないことを繰り返して質問する東京新聞の望月衣塑子記者に
「貴方の要望に答えるところではありません」とやんわりと厳しく諫めた。
サヨクはボロを出すまでくだらない質問をする。菅官房長官は紳士だから「君たちはフェイクニュースだ」とは言わなかったのだろう。
籠池、加計、無関係でくだらないことを延々と報道し、北朝鮮の核ミサイルの危険を伝えない朝日新聞はフェイクニュースの典型である。
オーウェルの世界だ(p.92)
現実はもっと悪い。オーウェルの世界じゃなくてアサヒの世界なんだよ。
世論調査の数字も自由自在、政権が気に入らなければ誹謗中傷なんでもする、まさに朝日はビッグブラザー
我々はこのビッグブラザーを倒せるのだろうか?
私も朝日の拷問と洗脳の果てに朝日を愛するようになってしまうのだろうか? 怖いわw
10年後、オーウェルの世界と言わず、朝日新聞の世界と言われるようになるだろう。
(主流メディアを貶めることは)
リベラルには通用しなかった(p.112)
つなりなんだ、朝日新聞を貶めるようなフェイクニュースを流しても、リベラルの人々は信用しない、フェイクニュースを信じるのはコンサバだけだという意味のようだ。いや、そのものズバリだ。
リベラルとは革新系、つまりは朝日新聞派ということである。
リベラル(革新系)は賢く騙されず、リベラルでない(保守)はアホだからフェイクニュースに騙されるということなのだ。
オイオイ、それは本当だろうか?(笑)
これは論理が前後しているようだ。
主流メディアのフェイクニュースを信じた者がリベラルと呼ばれるというのが正しい表現ではないだろうか。
だって朝日を呼んでいる人はみなリベラル、朝日はコンサバには通用しないのだ。

朝日新聞のニュースを信じる人はリベラルだ。但しリベラルとは愚者という意味である。
鳩山を持ち上げ、民主を持ち上げ、蓮舫を持ち上げた朝日新聞。そして鳩山を信じた人はリベラル、民主党を信じた人はリベラル、蓮舫を支持した人はリベラル、これは事実である。
そして鳩山はルーピー(頭がクルクルパー)であることが知れ渡り、民主党は東日本大震災にも中国の仙閣侵攻にも、経済立て直しにもまったく無力であったことも事実。
すなわち朝日新聞はフェイクニュースを流し、それを信じた人はリベラルであった。それを信じなかった私のようなコンサバはリベラルではなかった。
これで証明終わりである。数学的にはどうあれ、実用的には十分だ。
さあ!リベラルは賢いのか? ソージャネーダロー、単なるアホだ。
著者は御大層に(フェイクニュースを防止する)メディアづくりのルールというものを上げている(p.146)
- 徹底的に
- 正確に
- 公平に礼儀正しく
- 独立して考える
- 透明性を保つ
いや大変結構なことだ。ただ一つ残念なことは、朝日新聞はすべての項目とも欠けていることだ。朝日新聞の大好きな中国では「隗より始めよ」という。今からでも遅くはない。朝日新聞がこれらを身に着けてからもう一度本を書くべきだ。そうでなければこんな本、信用ならん
最後の最後に来てわずかたったの12行で、
朝日新聞の過去の従軍慰安婦誤報、吉田調書誤報について、記事を取り消したと記す。(p.217)
その責任の追及、誤報に対する原状復帰活動はしたのか?
もう呆れてなにもいえん。
いかんいかん、また怒りが沸騰してきた。
ところでなぜか、
サンゴにKY事件をこの本では書いてない。サンゴにKY事件が起きたのは1989年、平和博が27歳のときであった。まさか忘れたわけではあるまい。意図して書かなかったのだろう。朝日新聞の不具合は少ない方がいいから。
他人の責任は徹底的に追求し、正しい人に罪を負わせ、自分は決して悪くないという悪ガキとか悪人がいるが、朝日新聞はまさにそういった人の巣窟のようだ。
ところでこの本の目的は何なのだろうか?
昨今フェイクニュースというものがとりざたされていることに悪乗りし、朝日新聞のフェイクニュースを忘れさせようとしたのか、朝日だって間違いがあってもいいのだと思わせようとしたのか? そのあたりはわからない。
ところで最終ページ(p.228)で、朝日新聞内の幾人かに感謝の辞を書いているのだが、そこに書かれた人たちはこの本を読んだのだろうか? 査読とまではいかずとも、おかしいとか欠如しているとか見解が一方的だとかいうコメントも述べなかったのだろうか?
一つ穴のムジナで、平和博の意見に全く同意なのであろうか?

まとめ
まあ読後、印象を一言で述べれば厚顔無恥、傲岸不遜、天上天下唯我独尊、常識がないとしかいいようがない。
朝日新聞の人がフェイクニュースの本を書くなら、まずは朝日の過去の実例につてい検証すべきである。幾たびも大きなフェイクニュースを報じて、日本という国、日本人に多大な被害を与えながらも一向に反省せず改善しないというこの巨悪・邪悪な新聞社の内部教育、内部けん制、是正機構、などの問題点や欠陥について研究することが最初ではないだろうか。
インターネットが信頼できないなんて簡単に言えるような時代ではない。インターネットが新聞に対抗できないなんて思っているようでは時代についていけないぞ。それどころか新聞が滅びようとしている時代にインターネットを貶めても己が浮かぶわけでもない。
アメリカで安倍首相がトランプ大統領に「私は新聞に勝った」と語ったのを、朝日新聞が根に持っているのはわかる。だが己が悪くて正義に負けても恨むのは筋違い。己自身を反省するしかない。まあ反省できないからこういった本を出して日本人をだまそうとするんだろうけど
著者は己が神だと考えているようだが、そうじゃない。単なるねつ造一味のメンバーに過ぎないんだ。
反省し、正しいことする、それしか明日はない。
ともかくこの本は印刷使われた紙の値打ちもない。屑としか言いようだない。アマゾンのカスタマーレビューは正しかったのだ。
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