出版社 | ISBN | 初版 | 定価(入手時) | 巻数 |
PHP新書 | 4-569-64118-0 | 2005/01/31 | 720 | 全1巻 |
![]() 嗚呼! 偉大なる中国空軍
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ああ、中華思想は偉大なり
その傍若無人は真似できません★
拝啓 佐為様 いつも為になるお話をありがとうございます。「ほんとうは日本に憧れる中国人」をみて、なるほどと納得させられました。ただ、ご都合主義な中国の行動も長い目で見ると一貫性があります。このようなお話もあります。 春秋戦国時代の頃、楚王が病死しました。皇太子は当時斉に人質となっていました。当然出国禁止です。皇太子は跡を継ぐため、帰国させてくれと斉に頼みました。斉は帰国したければ楚の領土を割譲せよと皇太子を脅迫しました。皇太子は泣く泣く承知し、楚に帰国しました。 さて王位についてから約束の領土を割譲する日がやってきました。若王は会議を開いて家臣達に相談しました。 最初の大臣「一度皇太子が約束したのだからそれは守るべきである。私は斉に行ってきます。」 将軍「後継ぎと分かっている皇太子を監禁して脅迫するのは違法であり、この約束も無効である。断じて領土は渡せない。私は兵を率いてその土地の城に立てこもって防衛します。」 外務大臣「確かに違法な約束ですが、我が国は弱小で、斉は強大であります。私は秦に援軍を要請しに行ってきます。」 若王「どの意見を採用すべきだろうか?」 残った大臣「みんな採用致しましょう。」 若王「?」 残った大臣「まず斉に向かって、我が国は約束は守ります、城は開けておきますのでどうぞ領土をお取りくださいといいます。そして将軍には防衛ラインを固めて城を渡さないように伝えます。油断している斉軍はきっとわが軍を攻め落とせないでしょう。斉軍が、なぜ城に軍隊を置いているのかと聞かれたら、将軍が王の命令を無視して勝手に立てこもっているのです。どうぞ攻め落として頂きたいと返事をします。そして将軍が時間を稼いでいるうちに外務大臣が秦の援軍をつれてくるでしょう。領土を渡さなくてもすみますよ。」・・・事態はそのとおりに進行しました。斉からすると楚の対応は矛盾だらけですが、一つ一つが意味を持っていたのです。 先月中国が表明した靖国参拝反対声明をみました。そこにははなんと「台湾に対する日本政府の謝った態度を改めよ」とありました。佐為様には釈迦に説法でしょうが、日本が中国−台湾併合に賛成するといよいよ台湾の独立は危うくなります。靖国参拝批判も実利的な意味を持っているようです。中国は何十年も前から台湾合併を工作しているようです。中国の行動を融合してみてみると中国の大きな政策が見えて来るのではないかと愚考致しております。中国が何をしようとしているのか?それは今後も佐為様のサイトで勉強させて頂きます。今日は柄にもなく語りすぎましたね。では失礼します。 敬具 |
タイガージョー様、お便りありがとうございます。
私たち人間が生きているのは理想社会とか夢の国ではありません。
現実社会ですから、自分がおかれた条件下で最善を尽くすのが当然であると思います。
楠正成でさえ、汚い戦法を使ってますし、目的のためには手段を選べないのがほんとうのところかと・・・
だから中国の取る戦術、戦法を汚いとか矛盾ということもありませんでしょう。
我々も戦略的に行動すればよいというだけのことかと
ただ、日本人は理想的、良心的な方が多いと見えて、すぐ中国様がおっしゃるのが正しいとか、日本人は悪い人だなどと信じ込むのはこれまたイケマセン。
まあ、日本人もだんだんとだまされにくくなったのではないかと・・・
もっとも振り込め詐欺に合う人が絶えないようですから、やはりだまされやすいのでしょうか?
電子機器は・・・もちろんそれにはテレビやゲーム機器も入ります・・・他の電子機器に悪影響を与えないために、不要な電波を出してはいけないという規制があります。
FCCとかVCCIといった言葉を聞いたことがあるでしょう。
エッツ!、知らないですって?
私の安物パソコンの後面にも made in Korea のそばにVCCIと記してあります。
とにかく人に迷惑をかけるデンパを出してはいけないというのは万国共通なのです。
私のホームページでは、ISOや環境などの雑学を得ることができるのです