| たとえばのお話
英語と囲碁は『え』があるかないかの違いですが 姿かたちは全然違います。
英語は碁盤も碁石も使わないし、碁には発音記号はない。
しかし、一番違うのは『英語は道具であり、碁は目的である』ということでしょう。
ここでは英語の先生、プロ棋士までを含めると話が複雑になるので、我々一般人に限定して話を進めます。
さて、ここで画期的な薬が発明された。
それを飲むと習い事がすごく上達するのです。さあこの薬を飲むべきでしょうか? 飲まないほうがよいでしょうか?
英語を学んでいるならこの薬をすぐに飲むべきでこれに対する抵抗はまったくない、少なくとも私には。
英語はコミュニケーションの手段に過ぎない。その手段は容易に手に入ればよいのだ。翻訳ソフトであろうと薬であろうと、上達する過程の苦労はまったく意味がない。
碁が好きで碁会所に行くのが楽しみの人がいたとする、この人は絶対飲むべきでない。
私は飲んで強くなるなら、飲まないでへたでいたほうが趣味として楽しめると信じる。
碁は考えて打つから面白いのではないですか?
中には考えず指先や口先だけで打っている方も見受けますが・・・・私だったりして?
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