さて、新しい党首の信念はいろいろなところで表明されている。
- 外国人労働者の受け入れ・・・・・・・賛成
- 首相の靖国神社参拝・・・・・・・・・・・反対
- 定住外国人に参政権を与える・・・・賛成
- 中国へのODA供与終了・・・・・・・・・反対
- 北朝鮮への経済支援打ち切り・・・・反対
- 独自憲法作成・・・・・・・・・・・・・・・・・賛成
- 憲法九条改正独自軍化・・・・・・・・・賛成
- 自主防衛&核配備・・・・・・・・・・・・・賛成
- 日米同盟が解消されたら核武装・・賛成
ちょっと右か左かわからないところである。
そういえば前任者の岡田語録もなかなかユニークであった。
- イラクの人々は逞しいから、泥水を飲めばいい
- 民主党の政策は、高学歴や高所得の人々にウケがいい
- 学歴の低い人間は、根本的に信用できない
- 首相は靖国参拝に、中国の了解を取ったのですか? 取ってないでしょ?
- 国益よりも大事なものがあります。それは正義です
- 日本海という表記には、以前から違和感を持っていました
- 民主党は都市政党ですからね。田舎の人は応援してくれなくて結構
- 参政権がほしいなら国籍を取れということは、人権にかかわる
- 国歌"君が代"は民主主義にふさわしくないので違和感を感じる。
まあ、一般人の感覚とはかなりズレていると感じる。考えたのではない、感じるのである。
感覚、センス、メンタリティー、琴線、心情・・・何と言ってもいいがとにかく一般人と大幅にかけ離れている。
そう感じられないなら、あなたもそうとう常識とかけ離れていますよ、
さて、政党とはなんであろうかと考えて見ますと、
・ 国民の願いを実現する機関であるのでしょうか?
・ あるべき姿、理想社会を国民に示し教え導くものでしょうか?
もちろん、両方の機能を持っているはずですし、それは矛盾しないと思います。
では、最初の点についてみれば、国民はいったい何を望んでいるのでしょうか?
なんて考え込むことはありません。とうの
民主党が選挙前にアンケート調査(05/07/20〜25)をしています。
どうも、民主党は国民の意思、願いを実現してくれる政党ではないらしい。
「劇場選挙」とか「ワンフレーズ選挙」に負けたなどとマスコミは民主党と岡田元党首を弁護するが、そうではない。民主党は国民の希望と異なることを唱えたから票が集まらなかったのである。
まさしく、今回の選挙結果は国民の意思であり、選挙の意義を100%示したことにならないだろうか!
では、第二の点、民主党は国民にあるべき国の姿、あるべき社会を示して選挙に臨んだのだろうか?

今回の最大の争点というより騒点であった、郵政民営化問題では民主党は何もビジョンを示さなかっただけでなく、党首の発言も右往左往、二転三転して、いったい民主党は民営化賛成なのか?反対なのか?一部民営化なのか?全然分からなかった。
分かったのは、決して小泉自民党には組みしないという固い決意であった。
憲法改正問題でも、自民党は改憲案を作っている、一新聞社に過ぎない読売新聞でさえ過去二度にわたり憲法改正案を全国民に示している。それに比較して民主党は明確な枠組みも姿形も発信していない。
しかし「民主党は自民党が出した憲法改正案には絶対賛成しないぞ!」というメッセージだけははっきりと分かるのである。
中国に対する姿勢、あるいは韓国に対する姿勢も訳が分からない。中国に従うことを至上とするという姿勢がうかがわれるだけである。
原油高騰のとき、民主党幹部は日本の備蓄原油を中国に差し出そうという発言をしていた。日本の石油危機に備えた原油・・・つまり国民の税金である・・・をそんな簡単に貢いでもらいたくない。
日本を小国であるとみなしている、国連の常任理事国に対してそのような行為は相手の面子をつぶしてしまい失礼ではないか
月刊WILL(05/10)で黄文雄さんは、今年(05年)中国各地で多発した反日デモは共産党政府が実験的に行ったものだという。
何のためか?
中国のバブルが崩壊したときに、その責任を日本に転嫁した場合の国際社会の反応を試したという。まったくもって中国は恐ろしい国である。
その恐ろしい中国に従うことが民主党の目的であるならば、それは日本のための政党ではないことは明白である。
なにしろ岡田元党首は「参政権がほしいなら国籍を取れということは、人権にかかわる」と語っている。
私は田舎者で高卒で低所得者です。
民主党に投票する資格がありません。
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外国人に参政権を認めることは、日本国籍を持つ人の人権には関わらないのであろうか?日本人としてここに生まれ日本で生活し死んでいく人々の人権をどう確保してくれるのであろうか?
「民主党の政策は、高学歴や高所得の人々にウケがいい」
「学歴の低い人間は、根本的に信用できない」
私は高卒で低所得者です。岡田さんは私のような人間には支持して欲しくないようです。
「民主党は都市政党ですからね。田舎の人は応援してくれなくて結構」とも語っている。
しかしながら、岡田党首の発言は大変分かりやすい説明でありがたい。田舎に生まれ、育ち、老後は田舎で暮らすしかない私のような者が、間違えて民主党に投票する心配がなかったことを感謝申し上げておく。
これだけで、民主党は国民にあるべき国の姿、あるべき社会を示して選挙に臨んだのだろうか? という問いの答えは出てしまったようだ。
岡田民主党は日本のあるべき姿など少しも示していなかった。日本人が負うべき義務、行使すべき権利、持つべき誇りを明らかにしていない。
マニフェストの文章が韻を踏んですばらしいとか、文字が多い少ないではない。
「日本をあきらめない」などというワンフレーズの問題でもない。
中国の危機を心配し、在日外国人を思いやっているほどには、日本のことを心配していないこと、日本人を思いやっていないことが明らかだったから票が入らなかったのである。
「日本をあきらめない」というフレーズが「中国は日本をあきらめない」とネットで揶揄されたのは根拠のないわけではない。
民主党は、国民の願いを実現する機関でもなく、国のあるべき姿を示すこともできなかったから選挙に負けたのである。
国民は民主党には政権を任せることができないと判断したのである。
誤解してはいけない、自民党が勝ったのではない。民主党が負けたのである。
「勝ちに不思議あり、負けに不思議なし」とは、名将 野村克也の言葉である。
偶然にも、岡田元党首は野村監督と名が同じであるが、名前が同じであっても名将たることはできないようである。
では民主党は政権をとれないのだろうか?
そんなことはない、民主党が政権を取るのは実は非常に簡単なのである。
第一に国民の期待に応えるという方法がある。
国民の希望とは? 既にアンケート調査でも明白ではないか?
- 郵政民営化を推し進めること
そしてそれに続けて学校の民営化もあるだろう
- 首相の靖国参拝に反対せず、己が首相になったら靖国参拝すると公言すること
- 北朝鮮の拉致問題についてはっきりと解決への決意を示すこと
- 中国の反日行為、韓国の捏造運動について断固たる態度を示すこと
第二には日本の国の形を明確に示し、国民にプラスイメージを伝えることである。
- 郵政民営化のように党首の発現が猫の目のようにクルクル変えてはいけないこと
- 日本の教育を変えて、国を愛する教育をすること
- 年金問題、税金問題、なんでもそうだが、政府・与党に反対するのではなく、自らの案を提案することであり、与党と議論してより良いものとする努力を見せることであり
- 審議拒否などという国民に拒否感を抱かせる戦術を取らないことである
本日の提言
嗚呼、民主党とは民の意を汲み取らない、
すなわち、民が主でない政党のようである。
民の意に応えれば、すぐに政権が・・・
タイガージョー様からお便りを頂きました(05.09.19)
岡田代表の無念(民主党政権獲得)
拝啓 佐為様
いつもおもしろくて為になる記事をありがとうございます。
畏れながら申し上げますれば、民主党政権獲得の方法はたった一つだけだと思います。
それは21世紀の徳川家康を目指すことであります。
テレビの討論会を見ていますと、自民「郵政民営化が必要だ」、民主「民営化した郵便貯金が転けたら心配だ」というやりとりが多かったと思います。郵政を送り出す者とそれを心配する者です。

しかしいくら理由を付けても日本の景気回復のためには郵政民営化が有効であることは確かです。従って、織田信長ー小泉が構造改革をすれば可能な限りそれを助けて改革を推し進める。外交でも独立国日本として不足なきようにする。改革者の同盟者として誠を尽くす。そして支持者を集め自らの基盤を固めます。その後小泉に手落ちがあったり、選挙で負けたりしたときには大阪夏の陣のようにつぶしてしまうのです。
織田信長にとって必要なのは明智光秀ではなくて、その後を受け継ぐ秀吉、徳川家康であります。いくら景気を良くしてもそればかりだと国民が疲れ果ててしまうので、日本人には安定期が必要だと思います。そこが無限に広がるフロンティア精神を持つ某大国との違いなのですが・・・。
岡田代表!。
相手が織田信長ならばあなたは徳川家康になるべきでした。今回の選挙は政権交代ではなく自民党の同盟者として反改革派をつぶして自勢力に組み込むべきでした。改革者と本格的に対立しないように努力すべきでした。さらに国民の動向を読み違えました。誠に無念であります。
 タイガージョー拝
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タイガージョー様
もう、タイガージョー様の発想には言葉がありません。
そうです! 国民なんてバカばかりですから(岡田さんが言ってましたから間違いないと思います)国民の願望をかなえようなんてすることはありません。
まして、変化が激しくて明日をも知れない国際情勢ですから、ビジョンを示そうなんて考えてもそのような概念を構築できるはずがありません。(岡田さんも選挙中、話すことがいろいろ変わったのは国際情勢を反映していたのでしょう)
やはり、あるべき道、とるべき道はただひとつ!
独裁者小泉いや織田信長の下にいて、いつか下克上をと念じていた家康!それしかありません。
しかし、それは容易な道でもありません。無理難題にもただひたすら従わなくてはなりません。
たとえば、中国に諫言して来いといわれれば、怖いと思いながら日本のために交渉してこなくてはなりません。
韓国で、いい加減なことを言っちゃいかんと言われれば、その命令をしっかりとまもらなくてはなりません。
靖国に一緒に行こうと言われれば、羽織袴で小泉さんといっしょに写真に撮られ、朝日で叩かれるのを覚悟しなくてはなりません。
そして郵政民営化をやろう!といわれれば、組合票が離れないかと気が気ではありませんが「ハイ」と二つ返事で応えなくてはなりません。
でも、それって確かに国民のため、日本のためのような気がします。
いえ、それどころか無理難題とは違うというか、当たり前のような気がします。
ああ! じゃあ、やっぱり民主党はどこかずれていたのでしょうか?
こんなけちなウェブサイトですが、きっと民主党関係者も見ていると思います。
反応に期待しましょう
大国主命様からお便りを頂きました(05.09.25)
どうも、管理人さん。大国主命であります。
私的にいいますと、民主党は1億年たっても政権はとれません。
万に一つ、絶対無理です!なぜか、その理由を述べさせていただきます。
- 構成員が労働組合・市民団体・NPO・大学自治会出身がほとんどで、実社会でのつまはじきモノであること
- 現職、落選した候補者を含めて、大部分が超高学歴(大学院博士課程の人間が他政党よりも多い)で、学歴を鼻にかけている
- 選挙では、常に頓狂な声で演説し、内容も稚拙、話が異常に長く、胡散臭い。酷い場合は、アンパンマンの替え歌をウグイス嬢(?)が歌いだす。
- 選挙カーの巡回コースや巡回時間の選択が下手
- 当選者や落選者を含め、アルバイトすらしたことのない、元ニートが異常に多い。(小沢一郎や菅直人、鳩山が端的な例)
- 親が議員や公務員、大会社の幹部で何不自由ない生活しかおくったことがない(5と重なっていますね)
- 政治・経済産業・外交・国防をバランスよく、深く勉強していない
- 中朝韓露米、とくに中朝韓に尻尾をふる売国奴であることに気づかないままであること
- 口をひらけば、ドイツ、北欧を理想郷のように語る、頭の中がお花畑であるのを自慢する、
以上9点が主要因。
もし、民主党が政権をとるとすれば、人間を総入れ替えし、まじめに働いてきた人間で、かつ国を真に思う草莽の志士を民主党議員にすれば可能でしょう。これには、憲法と公職選挙法の大改正が必要になりますね。(笑)
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大国主命様、毎度ありがとうございます。
えー、私は英語が苦手なのですが、中学校でいろいろな言い回しを習い、それを今でも覚えております。
「彼は絶対そんなことをしない。」というのを英語で言うと、「彼はそれをする最後の人だろう」となるのだそうです。
考えてみれば、言い回し表現方法が異なっても、言っていることは同じと思います。
同じく大国主命様のお説も、拙論やタイガージョー様のご意見と大幅には違わないというか、同じではないかという気がいたします。
そして憲法と公職選挙法の大改正なんて必要ではなく、チョット常識を持っていただけばよいだけかと思います。
ではなぜ衆議院議員が7人もいるのかといわれても、そりゃ全滅させることは何事も困難なのである。しらみつぶしという言葉があるが・・いまどきシラミなんて知らない人が多いだろう・・日本全国津々浦々の社民党議員を落選させることは困難である。しかし現代戦においては航空優性という言葉で分かるように相手を圧倒的に押さえ込めば実質上は完全勝利である。現に彼らは院内交渉団体ではない。
共産党!?この政党は実は政治団体ではなく、宗教団体なのである。だから党存亡の危機ということは決してありえない。あるのは宗教法人消滅の危機である。