ブラック・ジャック
BLACK JACK
1993〜1998年(コロムビア/バンダイビジュアル)　カラー　ステレオ　全10巻(各約50分)

第１期 (全３巻)	第１巻	KARTE１　流氷、キマイラの男	1993.12.21
	第２巻	KARTE２　葬列遊戯
	第３巻	KARTE３　マリア達の勲章
第２期 (全２巻)	第４巻	KARTE４　拒食、ふたりの黒い医者	1995.3.21
	第５巻	KARTE５　サンメリーダの(ふくろう)	1995.5.20
第３期	第６巻	KARTE６　雪の夜ばなし、恋姫	1996.5.21
第４期	第７巻	KARTE７　白い正義	1998.8.21
第５期	第８巻	KARTE８　緑の想い	1999.10.25
	第９巻	KARTE９　人面瘡	2000.2.25
	第10巻	KARTE10　しずむ女	2000.7.25

(DVD版は後でDVD-BOX(初回限定生産)で発売)

ご存じ医者の博士号を持っていた手塚治虫の人気作品を、 鬼才出崎統監督と作画監督・杉野昭夫のゴールデンコンビがアニメ化！ 手塚治虫作品のアニメ化というよりも、だんだんと出崎アニメと化している気がする。 出崎演出特有の止め絵を多用した演出が心地良い。 非常に人気があり、不定期的に新作が発売されている。 同じスタッフで映画化もされた。

８巻からはビスタサイズで収録されている。
７巻までコロムビアから発売されていたが、８巻はバンダイビジュアルからリリース(レンタルのみ)された。

「同級生」の竹井正樹がキャラクター原案を担当したＯＶＡ。Ｈシーンも少しある。 作画は綺麗で、うまく竹井正樹タッチを再現している。 でも全編デジタル撮影で、背景もベタ塗りが多くイマイチ。
後に続編が２作製作され、ビデオＣＤやＤＶＤにもなっている。

竹内桜の同名マンガをあの望月智充がアニメ化した作品。 作画はとても綺麗で、それだけでも見る価値ありかも。 話は第２巻が一番良かった。第１巻はそれなりにまとまっていたが、 第３巻は「夢」を見るだけの話で、他人の夢を見てもちっとも面白くない。

ちなみに、原作協力の三陽五郎は、 「機動戦艦ナデシコ」を作った、ある人のペンネームだ。

TVシリーズのマクロス７の続編

最初のマクロスの時代を描いたOVAシリーズ

マクロスプロジェクトのひとつとして製作されたＯＶＡ。 非常にハイレベルなシリーズである。

第１巻は作画枚数2万枚以上で、クォリティーが非常に高い。話は単純だったが、 異常とまでといえるメカニックの作画に呑まれてるという感じだ。 キャラクターデザインが摩砂雪で、鼻が高いのは彼の画風。作画監督の夷佞世は摩砂雪の偽名らしい。 なぜか影を強調した画調で、コントラストが出ていた。 原画に旧シリーズに参加していた庵野秀明が参加していたり、ＣＧを多用したことも話題となった。 LDの初回限定版は全４巻が収納可能な箱がついていた。第１巻にはマクロスの歴史を振り返る映像特典も収録されている。
第２巻はコンサートシーンと市街戦が見所。作画も良い。
第３巻の絵はすこしクオリティーダウン。 ミュンが地球に帰るときの音楽のオーバーラップは見事だった。４巻への引きもうまい。
そして第４巻は数々の謎を残したまま圧倒的な迫力で押し切ったシリーズ完結編。 とにかく作画が凄く40分間飽きさせない。 エンディング曲が「VOICES」なのは予想していたが、最終話にピッタリだ。

この全４巻を再編集し、新作部分を加えた劇場版も公開されたが、 なぜかDr.ワイスの声が変更になっていた。 インターナショナルバージョン(英語版)も発売されたが、なぜか第４巻が大幅に遅れて発売される(2000年発売)。

梅津泰臣によるオリジナルアニメ第3弾。
アダルトアニメではあるが、18禁シーンを全てカットしても遜色ない構成で、 実際に18禁シーンを全てカットしたバージョンも発売されている。
石浜真史や山口賢一などによるアクションシーンもみどころ。

作画の質は高いと思うが作画監督が多いせいか絵がコロコロ変わるのは考えもの。 ジャイアントロボのスタッフが多い。

ヤマトデザインは「ブレードランナー」のシド・ミードで、 イメージソングはTOKIO。 さらに、音楽は世界的に有名なデビットマシューズと羽田健太郎だが、 映像と合わせると何だか浮いて聞こえるのは気のせいだろうか？ スタッフロールの時の曲もあっけなく終わるのもなんだかなあ。 それから、パンがビデオ編集みたいに動くのは気になる。 昔のヤマトみたいに話をタメる。もっとスピーディーに展開してほしい。

ＬＤの発売がなぜか1ヶ月遅かった。 「YAMATO2520」0巻「銀河100年戦争」というビデオも出ており、 これは「YAMATO2520」の設定を紹介するもの。

3巻でリリースがストップしたが、4巻以降が発売される事はないだろう。

TVシリーズの人気の高かった「ラブひな」の続編OVAシリーズ
原作で人気の高い「加奈子」編をアニメ化。
今回はキャラクターデザインが原作よりのものに変更されているが、
内容はアニメ版ならではのアレンジが加えられている。
恐らく「ラブひな」最後のアニメ化となると思われ、その締めくくりにもちょうど良い。
(原作ではこの後に最後のエピソードがあるがその部分はサントラに納められている)
作画はなかなか良いが、キャラはTVシリーズの方が好み。でもOPはかなり良い。
初回版は全巻集めると加奈子となるのフィギュアが貰えた。

TVでの好評だった「るろうに剣心」の初OVA作品。原作の「人誅編」の一部である「追憶編」をアニメ化。 地味な作風なため、キャラクターデザインも新たに起こされ、今までとは趣の違った作品になっている。 作品の完成度は非常に高く、作画・音楽・脚本・演出どれをとっても超一級。
1999年12月に全４巻をまとめた特別版が発売された。追加シーンがある他、 これは画面がビスタサイズになっていたり、制作ドキュメントが収録されている。
英語音声・日本語英語字幕を収録した廉価版も発売中。廉価版のBOXもあり。
なお、制作はTV版は スタジオぎゃろっぷ だったが、今回は古橋一浩の監督作品を多く制作しているスタジオディーンが担当している。

「るろうに剣心 追憶編」に続くOVA第2弾。
原作の「人誅編」をベースとしているが、かなりアニメオリジナルの要素が加えられている。
アニメ「るろうに剣心」完結編。