薄型テレビについて

LAST UPDATED 5/21 2008

ブラウン管方式のテレビは画面の大型化に伴い、奥行きも広くとらなければならならず、無駄な場所をリビングに占有する事にもなるし、大画面化にも限度が出てきた。
そこで、液晶やプラズマといったデバイスを使い、大画面でかつ奥行きをあまり取らない「薄型テレビ」が開発されるようになり、あっという間に主流になった。
液 晶やプラズマといったデバイスはブラウン管とは違い画素数が固定で、映像ソースによって解像度を切り替えたりする事ができない。そのため、映像を表示する ために拡大や縮小表示しなければならない。映像を拡大するとボケて画質が劣化したように見えてしまうため、各社映像エンジンを駆使して映像の劣化が目立た なくなるように工夫している。

一般的にハイビジョンディスプレイは縦の解像度が720ドット以上のテレビを指す事が多い。
デジタ ル放送は1920x1080ドットなので、この解像度を拡大・縮小しないで表示できるテレビを「フルスペックハイビジョン」と呼んでいる。 1280x768ドットのディスプレイもあるが縦横比が15:9で、16:9の放送に合わない。そのため、左右を強制的にカットしたり縦長表示にしたりし ている。
プラズマテレビは構造的に小型化できず、ある程度以下の画面サイズでは液晶テレビの独壇場になっている。
また、有機ELやSED等の新しいデバイスも開発されているが、まだ十分な画面サイズでの商品化はされていない。

液晶テレビ

プラズマテレビ(PDP;Plasma Display Panel)

プロジェクションテレビ

有機ELテレビ

SED(Surface-conduction Electron-emitter Display)

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