| Meter Nacelle | basic structure of Bobbin Meter |
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メーターナセルの配置は、以下のとおりです.
手前のカバーを外すと、中身の部品はこの様なレイアウトで構成されています.
デジタルクォーツ時計と棒状のエンジン回転計はLED表示、表示部外観は真空のガラス成型と、その時代のデジタル技術が偲ばれます。
背面3箇所のボルト(頭が六角)を外すと速度計と走行距離計/トリップ計のユニット一式が取り出せます.
速度入力は、背面側からのケーブルを伝達して磁石が回転し速度表示下の金属円盤に磁力を発生させて、横方向に回転させます.
細い渦巻きスプリングが、筒の慣性を安定させています.
中心の穴は、メーター照明用バルブソケット.
中心下の二股に分かれている、フィルム配線の間に見える突起が、スピードケーブル入力部.

裏側のフィルム配線を順次剥がして行くと、大小3枚に分かれています.
フィルム配線は、以下の内容に分かれています.
今回は、トリップ計の修理なので更にボルト1本を外すと
走行距離計/トリップ計のユニットと棒状のスプラインギアが外せます.
トリップ計下のリセットのツメが構造上折れやすく、裏側の成型自体が中空なので、アルミ板をはさみ瞬間接着剤で補強再生しました.
分解ついでに全てゼロにリセットして、気分は出荷状態にしまいました. (^^;