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補助エアバルブの再利用

寒くなるとアイドルアップするはずのLU2ジェトロだが、昨冬あたりから全く回転が上がらずなかなか温まらない。実は5年ほど前に補助エアバルブを新品に交換していたのですが、どうもまた駄目になったようです。

前回の交換の際に古い部品をばらして、調整可能であったのを思い出し実行してみました。
尚 補助エアバルブについての解説はLU2−Jetronic:構成を参照ください。

バルブ単体ではずすのが困難なので、上についている水温センサーのハウジングと一緒に外します。LLCが漏れるので単体で外したいんですが、いたしかたありません。
矢印の7mmのナツトを緩めると内部のシャッターが動かせるので、冷凍庫で冷やした状態でシャッターを開くように調整します。(画像は冷やした状態での調整後のシャッター位置)暖機時を再現するため、今度はドライヤー等で暖めてシャッターが閉じているのを確認すれば完了です。

組み付けてエンジンを始動したところ、外気温4度で1200回転で盛大にアイドルアップをはじめたので取りあえず成功です。ただし 暖機後も若干アイドルが高めになったのでシャッターが完全に閉じ切っていないようです。まあ その場合はスロットルバルブの調整スクリューを絞ってやればいいはずです。


(c) Jun-ichiro Hara