vol.1 no.0007/20010710
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 | わらわらでてきた号
蔵本
2001年8月14日 湯本豪一 様
本文
2001年7月10日 朝日経済新聞朝刊
製本
2001年7月30日 book bar 4
表紙
日立(たぶん)の15d広告そのまま |
記事要約 |
新顔妖怪、わらわら11種 「他絵巻に類ない」
川崎市市民ミュージアム学芸員で妖怪コレクターでもある湯本豪一さんが、古書店の目録で「化け物尽くし絵巻」(江戸時代後期、1800年前後のものらしい)を見つけ描かれている内容を分析したところ、これまでの資料で確認されていない11の「新種」妖怪がみつかった。絵巻には詞書もなく作者はわからないが、湯本さんは「妖怪の絵巻は信仰や研究体制の不備などから、公開が進んでいない。今回の妖怪の系譜や特徴なども資料が増えてくれば分かるはずです」。
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折本動機 |
あんまり可笑しいので紹介すると、「波蛇(なみじゃ)」=波が竜のような姿をしている、「蟹鬼(かにをに)」=きばを持つ蟹、「飛代路理(ぴょろり)」=蛇みたいなぴょろっとしたやつ、「充面(じゅうめん)」=口を一文字にしてにらんでいる、「真平(まつぴら)」=犬みたいな顔で平たい姿勢、「有夜宇屋志(うやうやし)」=胃膝まづいてうやうやしい感じ、「馬肝入道(ばつかんにうどう)」=ヨーダみたいな、「汐吹(しおふき)」=象の鼻みたいな口から水を吹く、「滅法貝(めっぽうがい)」=貝に目としっぽがついている、「為憎(にくたらし)」=女が長い髪を振り乱している、「為何歟(なんじゃか)」=下半身しかない。
■湯本氏著書〜『地方発明治妖怪ニュース』、『明治妖怪新聞』ほか多数。
山形では「わらわら」をこんなふうに使います。「わらわらいげはー」=「いそいで行ったら?」なんだかとってももたもたしていられない感じがするでしょう。 |
返信葉書要約 |
「記念となりますので、永く保存していきたと思っております」とお返事いただく。私の自宅のすぐ近くにお勤めなので、返事がチョウ早く届いて驚く。ありがとうございました。(2001.8.30記)
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