BOOK BAR 4 >   > スポンジ境界 
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少し長いので分けてあります、最後まで読んでみて、是非。

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地球の一番外側の境界に立ちたいと思っていた。

まわっている地球を、わずかに体感できるのは波乗りで
その波に乗ればきっとよりoceanicな存在になれると考えて始めた。
泳ぎは得意でも平衡感覚が鈍い
だから上手には出来ない。

気付くとメラニンは肌を守って沈着することをやめ
ある年あっさりと窮状をしめして激しく熱を持つ。
雰囲気は既に失っているのに意志は気付かないが
両親が作ったその塊の増殖物は肌身を離れない。
ありがとう、
君の声を聞くよ。

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スポンジ境界2