ギャローデット大学における2004年のニュース


●大学教授、料理の本を出版
ギャローデット大学の外国語文学文化学部(Department of Foreign Languages, Literatures, and Cultures)のキャロル・フランケル助教授は25年あまりにわ たってフランスに行き来しており、滞在中アメリカ料理を作って友人をもてなしてい ます。アメリカ料理の本をだしたらどうかと勧められ、執筆に2年間あまりを費やしたあと、『Mes Recettes Americaines: My American Recipes』(私のアメリカ料理 のレシピ)という本をだしました。フランスではスパイシーなものが好まれず、揚げ物も敬遠されているので、フランス人の好みを生かしたレシピになっているとのこと です。ブランチ(朝食・昼食兼)の本もまもなく発行されます。
(2004年12月 5日)


●緊急事態対応システム、試用中
12月のはじめの頃、ギャローデット大学で寮対象の緊急通報システムが機能してい るかどうか、テストが行われました。テロ対策の一環として大学が取り組んでいるも のの一つです。前回のテストはスムーズに行われ、参加した職員と寮生たちから、対応できているとの意見があり、また改善点が提案されました。導入されたばかりの通報システムを知ってもらうように、新入生のオリエンテーショ ンに配布された資料が回覧されましたが、このシステムは、大学閉鎖、ギャローデッ ト大学に影響する市内周辺の非常事態、地域緊急事態、避難訓練のお知らせなどに利 用されます。 電子メール、ポケベル、携帯電話(メール送受信可能のもの)、コンピュータ(パソ コン)などを通して、登録した教職員と学生に通報されます。また、コンピュータ も、非常事態関連情報についてギャローデット大学に接続すれば、ポップアップが画 面に出て情報伝達す「ネットワーク介入システム」の利用やケーブルテレビへの応用 も検討されています。
(2004年12月5日)


●デフリンッピク委員会と国際パラリンピック委員会、相互協力を約束
デフリンピック(DEAFLYMPICS)委員会と国際パラリンピック委員会 (International Paralympic Committee :IPC)が、それぞれ夏季・冬季競技大会と 世界選手権大会を主催していますが、オリンピックに関係するさまざまな問題の解決 をめざして協力することを合意し、2004年11月30日にギャローデット大学で 両委員会による署名式が行われました。
これによって、ほかの障害のあるろう選手はパラリンピックに出場できるようになります。一方、よく聞こえる耳の聴力レベルが55デシベル以上のパラリンピック選手 がデフリンピックに出場することが可能になります。 その他に合意されたのが、次のとおりです。
1.お互いに、それぞれの組織の主体性を認め、尊重すること。
2.両組織が、それぞれの国際的な取り組みについてスポーツ当局への情報提供に協 力すること。
3.所属組織における問題を明らかにすることについて協力しあうこと。
今後は、デフリンピックとパラリンピックがそれぞれ独自の組織で開催されることに ついて、各国のオリンピック委員会とパラリンピック委員会の理解が進むことが予想 されます。
(2004年12月2日)


●2005年卒業式での基調講演予定者、決まる
ギャローデット大学では、来年の卒業式が2005年5月13日に行われます。オリ バー・サックス博士(Dr. Oliver Sacks)が卒業式で基調講演をすることになり、 ギャローデット大学から名誉博士号をも授与される予定です。博士は医師、作家、教 授(アルバート・アイシュタイン医学大学神経学科臨床担当)として知られており、 アメリカ手話をめぐって、口話と手話に関する意見の対立に焦点をあてた著作(『手話の世界へ』佐野正信・訳)などを著しました。1988年の学生運動「ろう学長を 今」(DPN)について詳しく書いた本も出しています。
(2004年11月28 日)


●「ギャローデット大学」駅が新設

ギャローデット大学の近くに、2000年12月から工事が続けられた84番目の新しい地下鉄の駅(Red Line)ができましたが。駅名は、「ニューヨーク通り・フロリダ通り・ギャローデット大学」駅(New York Ave.-Florida Ave.-Gallaudet University station)。2004年11月20日に落成式が行われ、ワシントン市長のアントニー・ウィリアムズ氏、ワシントン・メトロ交通会社、ギャローデット大学などの関係者が参加しました。ワシントン首府を通る「ユニオン駅」から次の駅までのあいだに新駅を造ったのは、交通会社にとって28年間のなかで初めてのことだそうです。最初の一年間は1,500人くらいの利用客が見込まれます。
(2004年11月22日)


●巡回中の「ろう者の目を通した歴史」展示
ギャローデット大学が企画した、約200年間にわたるアメリカのろう者の歴史を視覚的に理解する「ろう者の目を通した歴史」(History Through Deaf Eyes)」が2001年3月、コネクティカット州のアメリカろう学校で初めて展示され、現在、アラバマ州で開かれています。これまで全米8カ所で巡回展示され、2004年10月29日現在、415,000人くらいの入場がありました。2006年の春まで他の州で巡回展示が続けられる予定があり、終了後にはギャローデット大学に常設されます。ワシントンDCの公共放送サービスが2時間のテレビ番組を製作し、放映することになり、全米でおよそ4千万人の視聴者が見込まれます。また、展示に公開されている写真や映像を350件掲載した写真集を発行する予定があります。
(2004年11月1日) 
詳細については、英文のホームページを参照してください。
http://depts.gallaudet.edu/deafeyes/


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3/13/2005
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