ギャローデット大学におけるニュース
2006年7月〜12月

●暫定学長、ロバート・ダビラに決定
大学理事会は12月9日に3人の候補者とそれぞれ面接を行い、選考について討議しました。翌日の12月10日の午後、理事長のパミラ・ホームズは、暫定学長にロバート・R・ダビラを選んだことを発表しました。

ダビラ博士は、1953年にギャローデット大学を卒業し、シラキュース大学から教育工学博士号をとり、1972年から1989年までの間に、ギャローデット大学教育学部教授、ケンドール初等聾学校長、モデル中等聾学校校長代理を務め、また11年間大学前プログラムの副学長でした。

1989年には障害がある4000万人の教育と社会復帰リハビリテーションに影響を与える連邦政府の主要なアドバイザーとして教育省の特殊教育リハビリテーションサービス局の次官補になり、4年間務めたあと、1996年から2004年まで国立聾工科大学(ロチェスター工科大学に附属する7つの大学の1つ)の学長を務めました。

「再び母校に役立てることを光栄に思っている」と、ダビラ博士は述べました。2007年1月2日に正式に学長に就任する予定です。

(2006年12月10日)


●3人の暫定学長候補、決定
大学理事会は11月上旬に、理事長にパミラ・ホームズ、副理事長にフランク・ウーをそれぞれ選び、暫定学長選考に関して会議を行ったあと、暫定学長選考推薦委員会を設置しました。同委員会は、多数の自薦他薦のあった人たちと連絡をとった結果、13人から応募書類の提出を受け、テレビ電話で面接を行いました。大学理事長は12月6日、以下の通り最終的に3人の候補を決定したと発表しました。

・ロバート・ダビラ博士
ギャローデット大学で17年間にわたって教師と管理職を勤めた。教育省特殊教育リハビリテーションサービス局元次官補。前国立聾工科大学長。

・ウィリアム・マーシャル博士
同大学の管理監督学部長。

・スティーブン・ウィナー博士
同大学コミュニケーション研究学部教授。

12月9〜10日の週末には暫定学長を選ぶために理事会を開き、10日午後に講堂で発表を行います。なお、暫定学長の任期は1年半から2年を予定にとしています。

(2006年12月6日)


●名誉教授イーストマンの死去と追悼式予定
名誉教授のギルバート・イーストマンは12月2日土曜日に死去しました。享年72。1957年から1992年までの演劇学部教授で、1985年から1995年までのテレビシリーズ「デフモザイク」の共同司会者でした。遺族は妻、2人の娘と4人の孫。

イーストマンは、コネチカット州ウェストハートフォードのアメリカろう学校の1952年度卒業生で、1957年にギャローデット大学を卒業し、アメリカカトリック大学で演劇を専攻、修士号を取得しました。作家、俳優、ステージマネージャー、翻訳者、および監督として50以上の演劇を手掛け、6つの戯曲と数冊の本を著しました。

全米ろう者劇団(National Theatre of the Deaf :NTD)の 創立会員のひとりであり、同劇団の夏季プログラムで指導にあたり、当大学に演劇学部を設立しました(のち、演劇アーツ(Theatre Arts)部に改名)。

イーストマンは1993年に全米テレビ芸術科学アカデミー(National Academy of Television Arts and Sciences)ワシントンDC支部より「デフモザイク」に関する彼の仕事を評価したエミー賞、およびギャローデット大学からローラン・クレーク賞を受賞しました。2002年にはギャローデット大学より名誉博士号を授けられ、さらに、リーダーシップ、成功、および業績の素晴らしさにより2006年10月13日に母校のアメリカ聾学校の殿堂入りを果たす栄誉を受けました。

イーストマンの論文は同大学図書館アーカイブで読むことができます。
 http://archives.gallaudet.edu/Eastman68.htm

ギャローデット大学は、2007年4月6日金曜日に追悼式を主催する予定です。また、演劇アーツ部がこの日より2週間、1973年4月6日に当大学劇場で最初に公演した彼の作品「Sign Me Alice」(アリスと手話で呼んで)を再上演します。

12月に当大学のケーブルテレビで「デフモザイク」などを放映します。また、アカデミックテクノロジーではこの偉大な人に捧げるオンラインビデオを準備中です
(詳細は英文のウェブサイトを参照に:http://academictech.gallaudet.edu/tributes)。

(2006年12月5日)


●大学理事会、次期学長のフェルナンデスの解任を決定
5月1日に大学理事会が次期学長の決定を発表してから、学長任命に抗議する運動が起き、大学正門あたりにテントを張って抗議するグループが増えました。夏休みの間はいったん、抗議デモが中断されましたが、秋学期になると、デモ参加関係者による大学理事会、大学当局との話し合いも実現されず、大学の教室棟の占拠、すべての大学門が封鎖されました。ついに大学当局により、10月13日に130人を超えるデモ参加者が逮捕され、ハンストを実行する学生グループも加えて、反対デモ側には非暴力を貫いたとはいえ、抗議運動の激しさが増してきました。年に一度のイベントである「ホームカミング」(同窓生が母校を訪れて交流する行事)も10月21日の週末に予定されていたのが、ジョーダン学長により構内の治安問題を理由に中止されました。

同窓生、全米ろう協会、大学同窓会など多くの関係者・団体の要望で、やっと動いた大学理事会は10月28日に臨時会議を開き、一日中討議しました。その結果、10月29日に、ジェーン・フェルナンデスを次期学長として解任することを決定したとの声明を出しました。

デモ参加者が要求した2つの条件、学長選考の再開(フェルナンデスの辞職とも)、およびデモ参加者への報復行為を行わないという条件に関しては、大学理事会は「平和な方法で意見を述べる権利を尊重するが、違法行為、およびギャローデット大学行動規範に違反した人にはそれなりの処罰が考えられる」とのべています。

なお、今後については、大学理事会が会議を開いて検討を続けて行く予定ですが、今のところ、具体的なことがまだ未定です。

大学理事会の声明の詳細は、以下の英文ウェブサイトを参照。
http://news.gallaudet.edu/index.asp

(2006年10月29日)


●暫定副学長、決まる
ジョーダン学長は、しばらく空席だった暫定副学長にマイケル・ムーア博士を任命したと発表し、同博士が選考委員会に最も推薦された候補者であり、また、教授会の推薦もあったと述べました。

正規の副学長が決まるまで、同博士はまず、教科課程に関する大学全体の見解と優先事項を把握し、自らの見解とともに明らかにしたいと話しています。

ギャローデット卒業生であるムーア博士はギャローデット大学に深く関わっています。現在、化学・物理学部教授であり、かつて学部長を務めただけでなく、教授会の理事として多数の教授委員会に関係し、教授会の議長という役目も果たしたなど、教授会に長年貢献しています。また、同大学のメンバーによる指導・研究・仕事・生活についての方法として有用でかつ重要なガイドラインを作成する指針に関する委員会を導いた同博士は、そのガイドラインをまさに自ら具現化しています。

同博士が担当している講義クラスを適切に調整したあと、すぐに暫定学長としてスタートし、次期学長で元副学長のフェルナンデス博士とともにジョーダン学長がサポートするとしています。

(2006年9月1日)


●新学期が始まる
8月23日に新学期がスタートしました。新入生の人数はまだ最終的ではありませんが、41の州と3ヶ国から211人の学部1年生、170人の第1回院生その他、計275人でした。

課外活動については、昨年度に勝利したバイソン・フットボールについて、80人以上の学生がポストの配置についてテストを受けています。また女子バレーボールに入部が認められたのは16人。現在サッカーの入部テストを受けているのは25人。

新入生のオリエンテーションに協力するために、上級生がすでにキャンパスに戻っています。なお、授業が始まるのは8月28日。

(2006年8月23日)


●大学理事会、会議報告
2006年7月28日〜7月29日の2日間、ワシントン郊外で理事会を開き、理事全員が次期学長のジェーン・フェルナンデス博士を強く支持することを確認し、以下の事項について討議が行われたことを、理事長が報告しました。今回の理事会には、ジョーダン学長、フェルナンデスらが出席しました。

1. 理事会は、ギャローデット大学における学長の引継ぎを円滑に運ぶように行動すること。
2. 大学当局および理事会による効率的な運営を明確にすること。
3. 理事の個別的・全体的な責任について定義づけを行うこと。

5月に理事会が発信した最も強いメッセージの1つは、キャンパス内のすべてのグループともっとオープンで建設的な意見を交換する必要があるということでした。向こう6カ月間に理事会と大学当局は共有された大学のビジョンにおける提起問題を明らかにすることにより、ギャローデット大学の改善を目指して努力する予定です。理事会は、教授陣、スタッフおよび学生たちに対して、ギャローデットという共同体の未来のためにもともにがんばっていくように要請します。

理事会の閉会にあたって、大学および今年の春に強く指摘された問題*の解決に当たるための計画とビジョンについてフェルナンデス博士から説明がありました。同博士は直ちに、理事会に関する報告と結論、理事会とともに今後とるべき行動についてキャンパス共同体に説明する予定です。

フェルナンデス博士の円滑な引き継ぎに協力し、および19年間学長を務めたジョーダン博士のすばらしい遺産を認識するために、理事会のメンバーと大学選挙民(教職員、学生ら)の代表によるグループが結成される予定です。

(2006年8月8日)

*5月1日にジョーダン学長の後任にフェルナンデス博士を決定したとの理事会の発表があった直後に、次期学長の任命に反対する学生たちが抗議しました。教授、同窓生などを巻き込み、学生たちが正門の近くに多数のテントを張って座り込んだ抗議運動は10日間以上にも及びました。



2006年7月〜12月版

2006年1月〜6月版

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