ギャローデット大学におけるニュース
2007年7月~12月

●高等教育委員会による保護観察、解かれる
ロバート・ダビラ学長が大学関係者にあてた11月15日付けの文書で、中央州高等教育委員会(Middle States Commission on Higher Education:MSCHE)から、同委員会の会議で大学に対する保護観察を解くことを満場一致で賛同したとの連絡を受けたと述べました。

現在、警告レベルに置かれており、完全な認可が再び決定される前に当座の段階を通らなければならないと説明しています。

ギャローデット大学は、2006年に次期学長選出に反対した抗議運動が起こったあと、中央州高等教育委員会の査察を受けました。その結果、大学運営と教科内容などに問題があることがわかり、保護観察という処分を受けました。以来、新たに選出され、「Team Gallaudet」の旗印を掲げたダビラ学長の下、学生、教職員、同窓生などが団結、協力して、来年の秋に再認可されることを目標に改善に取り組んでいました。

(2007年11月17日)


●大学理事会、新任理事を任命
ギャローデット大学理事会のベンジャミン・スーカップ理事長は、10月5日に6人の新任理事が任命されたと発表しました。

任命された理事は次の通り。

ホルヘ・L・ダイアズ-へーレラ博士(Dr. Jorge L. Díaz-Herrera)
ロチェスター工科大学のGolisanoコンピュータ情報科学大学の学部長と教授。1981年にイギリスのランカスター大学で哲学博士号、および2006年にハーバード大学で院生教育管理指導修了。
カーネギメロン大学の工学方法に関する技術顧問団委員、国立科学財団のコンピュータ情報科学工学の顧問団メンバーとニューヨーク州ロチェスター市情報技術推進委員会メンバー。

ローレンス・R・フレイシャー博士(Dr. Lawrence R. Fleischer)
1967年ギャローデット大学を卒業。カリフォルニア州立大学ノースリッジ校ろう研究学部長。ギャローデット大学で1967年から1970年まで数学を指導。1975年にはブリガム・ヤング大学で教育管理学博士号を取得。ろう教育協議会会長、アメリカ手話教師協会会長、アメリカろう体育協会会長、全米手話通訳登録協会全米認定理事会理事など、幅広くろう者関連組織の役員をつとめた。また著作や論文を著し、アメリカ手話とろう文化に関する映画を製作。

ジェフリー・L・ハンバー Jr.(Jeffrey L. Humber, Jr.)
ドロン・ハンプトン・アソーシェツ(Delon Hampton and Associates)という工学コンサルティング会社の社長と最高経営責任者。1978年にバージニア大学法学部で法学博士号を取得。現職に就く前は、副社長で、メリル・リンチ株式会社グローバル多様性の責任者だった。当時の職務は、マネージャ向けの多様性トレーニングへの新しいアプローチ、および女性・少数派財務顧問がより高い成功などをもたらすようにより良いトレーニングのテクニックと方法を開発することだった。1982年から1984年までワシントン特別区の財務歳入局の責任者で、市長の内閣のメンバーとなり、市の歳入予算の作成を担当していた。3人の子供のひとりは1980年代前半にギャローデット大学構内にあるケンドール初等ろう学校に通っていた。また、妻のウィラは同校に雇用されたことがある。

リチャード・ラドナー博士(Dr. Richard Ladner)
ワシントン大学コンピュータ科学工学部のコンピュータ科学工学部のボーイング教授で、電子工学部と言語学部の准教授を兼任。1971年にカリフォルニア大学バークレイ校で数学博士号を取得。1994年以来、D0-ITプロジェクトの一部として、障害がある高校生向けの夏期ワークショップを行い、科学、数学、および工学に関する大学教育とキャリアを追求するように指導している。2004年には科学数学工学指導に関する最優秀指導者として大統領に表彰された。父親のエミールは1935年ギャローデット大学卒業、母親のメアリは1936年同大学卒業、そして姉のスザンヌ・ボーセンは1962年同大学大学院卒業。アメリカ手話が流暢であり、1985年と1986年にグッゲンハイムフェローになり、ギャローデット大学の客員教授をつとめた。ワシントン大学がろうの学生、教授陣、およびスタッフに対してもっと配慮するように働きかけ、今秋に同大学に初めてアメリカ手話クラスの設置がかなった。

ジェームス・R・マックファッデン(James R. Macfadden)
1962年にギャローデット大学を卒業。今年ろうの若者が学べる職業コープセンターを援助するという明確な目的で設立されたJR Mac Inc.という会社の所有者で社長。その前は、マックファッデン・アソーシェツという会社の所有者と最高経営責任者で、主に会社・連邦政府のためにコンピュータソフトウェアシステムとプログラム管理指導を開発していた。企業家がメンバーであるギャローデット大学準理事会、ロチェスター工科大学理事会などいくつかの専門職団体のメンバー。唯一のろう者というマイノリティーの中小企業として米国中小企業庁に公認された最初のろうの企業家。

マーリー・マットリン(Marlee Matlin)
無数の映画とテレビに出演している国際的に著名なろうの女優。
21歳のとき、映画『愛は静けさの中に』に主役を演じ、アカデミー賞最優秀主演女優賞を獲得した最年少の俳優となった。また、ドラマ部門でゴールデン・グローブ賞で最優秀賞を受賞。作家とプロデューサーとしても知られている。1987年にギャローデット大学から名誉文学博士号を授けられた。1994年に全米サービスコーポーレションのためにクリントン大統領に任命され、全米ボランティア週間に代表として活躍した。現在、いくつかの慈善団体の委員会のメンバーであり、アメリカ赤十字を代表するスポークスパーソン。

(2007年10月8日)


●新学期に登録した学生数について発表
秋学期に登録した学生の人数がギャローデット大学の学生登録管理課により発表されました。新学期現在の学生総数は1,633人で、内訳は学部生1,080人、院生414人および専門研究生139人。新入生は472人です。

2006年の秋学期に登録した学生人数は1,823人で、学部生1,206人、院生430人、専門研究生187人で、新入生は560人でした。

今年の新入生の人数は前の数年より減りましたが、入学申請が却下された志望学生の人数は過去の数年の倍になっています。従って、統計は今年の新入生のレベルが前の数年より著しく高いことを示しています。ギャローデット大学の求める、より高い入場条件を反映して、新入生の81%が英語力を問わないままに認められ、昨年の59%から増加しました。今年の学生の15%は優秀レベルの英語力を持っており、昨年の8%の2倍に増えました。そして、67%は1年生の英語力に相当し、昨年の51%から増加しました。数学クラス分け試験に基づいて、条件なしで入学が許可された学生は25%で昨年の14%から増えました。

学部生は去年の秋と同様、2007年の学生総人数の66%にあたります。院生は昨年の24%よりわずかに増えて25%。昨年の10%より減った残りの9%は専門研究生です。

2006年の秋学期に登録した1,138人と比べて、学部生合計は1,018人で、交換生・国際研修生・特別聴講生が昨年と同様22人、英語学院生は40人で昨年より6人減りました。去年の秋学期に学位の取得を目指して入学した学生は281人でしたが、今年は226人です。初めて1年生になった学生は176人で、昨年は212人でした。編入生は昨年は67人でしたが、今年は46人。2つめの学位の取得を目指す学生は4人で、去年は2人で増えました。

院生については、去年の404人に対して今年は383人です。特別聴講生が31人で1年前より5人増加しました。新入生は去年の168人に対し117人。特別聴講生は去年と同様17人です。
専門研究生の総数は、去年の187人に対し139人で、74人が新入生で、去年より58人増加しました。

全体的に見て合衆国の学生の多様性は過去5年間かなり横ばいになっています。今年の合衆国の学部生については以下の通りです。
アフリカ系アメリカ人 12%
アジア・太平洋諸国系アメリカ人  6%
ネイティブアメリカ人 3%
スペイン系かラテン系 9%
白人系  70%
不明 1%

合衆国の院生:
アフリカ系アメリカ人 8%
アジア・太平洋諸国系アメリカ人  4%
ネイティブアメリカ人  1%
スペイン系かラテン系 6%
白人系  74%
不明 8%


別の多様性に関連する統計は学生数における人工内耳ユーザの増加を示しています。今年、人工内耳を使っている学部生は65人で、新入生は22人(昨年は55人で、24人でした)。
人工耳ユーザの割合は新入生の11%と全学部生の6%。それに対し、 昨年は新入生の8%、全学部生の5%でした。

(2007年10月3日)



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