ギャローデット大学における2009年のニュース

●大学理事会、次期学長にT・アラン・ハーウィッツを任命
大学理事会は10月18日に、ロチェスター工科大学・国立聾工科大学長(RIT/NTID)のT・アラン・ハーウィッツ(T. Alan Hurwitz)を次期学長に任命した。2010年1月1日に就任予定。

アイオワ州出身のハーウィッツはうまれつきのろうで、1970年からニューヨーク州のロチェスター工科大学・国立聾工科大学で働いていた。

最初は、ロチェスター工科大学(RIT)エンジニアリング学部で講師、次に国立聾工科大学(NTID)で教授になり、学部長、学科長、そして、2003年以来、学長であった。また、全米ろう協会(National Association of the Deaf )、世界ろうユダヤ系ろう者組織(World Organization of Jewish Deaf)の会長をつとめ、さまざまな専門団体で活動している。

http://news.gallaudet.edu/News/Gallaudet_announces_new_president.html

(2009年10月18日)


●学生数の増加と学力の向上
2学期早々に、ギャローデット大学の施設調査オフィス(Office of Institutional Research)が学生と学力に関する新しいデータを公表しました。

過去の10年間で新入生のACTと一年生のGPAにおけるスコアが最も高くなっています。また、運動選手もしている学生のGPAも向上しました。一年生の在籍率が最高になっており、二学期に復学した学生の数も2007年以来16%増加しました。今年卒業する学生についても、過去10年で最大人数の卒業クラスになります。

これらの結果は、学生が勤勉であったこと、管理職者と教職員等が学生の成功と実績を上げるために緊密に協力していたことによります。

具体的には、入学基準を高くしたこと、非常に優秀な学生に奨学金を用意したことです。2008年秋に入学したクラスから、より高いテストの成績を示すのが必要であるため、応募者の学力が向上しました。

新入生がいったん登録すると学業と個人的な成功ができるように例のない機会を与えるために支援システムが提供されています。中退が不均衡に多いアフリカ系アメリカ人、ラテン系アメリカ人学生に対する支援の提供も行っています。運動選手を兼ねている学生の場合はコーチ陣から学業における構造化されたサポートを受けています。

(2009年4月3日)


●ギャローデット大学卒業式の講演者は南アフリカの国会議員

ギャローデット大学では5月15日、第140回卒業式が行われます。ギャローデット大学卒業生で、南アフリカで1999年にろう者として初めて国会議員になったウィルマ・ニューホード-ドラチェン(Wilma Newhoudt-Druchen)が記念講演を行います。

今年度名誉博士号が授与されるのは、ウィルマ・ニューホード-ドラチェン(名誉法学博士)をはじめ、ウルスラ・ベルージ 博士(Dr. Ursula Bellugi)(名誉科学博士)、クヌド・ソンダーガード(Knud Sondergaard)(人文学名誉博士)とロベルト・ワース(Roberto Wirth)(同)の計4人です。

名誉博士号表彰者のプロフィールは以下のとおりです。

*ニューホード-ドラチェンはギャローデット大学でソーシャルワークを学び、学士号および修士号を取得。1994年にケープタウンで働くソーシャルワーカーになる。数年後に南アフリカろう連盟の地域ディレクターとして活動し、同連盟の議長をつとめる最初の女性となる。南アフリカ障害者組織によって国会議員に指名された。過去の10年間、子供、青少年と障害者の生活の質と地位の改善に関する議会の共同モニター委員会の議長をつとめ、さらに世界ろう連盟の理事として活躍した。

*ベルージ博士はカリフォルニア州ラ・ホーヤにあるソーク研究所の認知脳神経科学研究室長であり、言語の生物学的 基盤の研究のパイオニア。神経生物学におけるアメリカ手話の初期研究で広く知られている。

*ソンダーガードは、母国デンマークだけでなく国際的にろう者の生活の質を向上させるために無数の貢献をし、教育、 ソーシャルサービス、レクリエーション、および政府サービスなどを大きく改善させた。最近、デンマークろう協会の会長を退任し、ろう協会、ろう者のための組織、およびろう者を支援するための基金を集める財団「Dovefonden」の役員をつとめている。ヨーロッパろう連合の元会長、国際ろうスポーツ委員会の元委員長と名誉終身会員、世界ろう連盟の財務担当役員。

*ワースは、ローマでヨーロッパの一流ホテルとされている「ホテル・ヘスラー」の所有者と総支配人。ろう者に機会を与えるように努力する様々な組織に意欲的にかかわり、ろうの若者が志望するキャリアを実現させるように支援している。ろう児、ろう盲児およびその家族を支援する民間非営利団体「Roberto Wirth Fund Onlus」の創設者でもある。接客業における成功を通してろう者のロールモデルとしてろう者の能力に対する社会的認識を増加させた。多年にわたり国立ろう工科とギャローデット大学の顧問会議の委員をつとめた。ギャローデット大学に留学中のイタリア人のろう学生の有力な支援者。

(2009年3月24日)


●ギャローデット大学長選考審査過程:候補者募集中
 現在、学長候補選考検討委員会(Presidential Search Advisory Committee:PSAC)がギャローデット大学長候補者の自薦者および他薦者を受け付けています。
 ギャローデット大学理事会は昨年に学長候補選考検討委員会を設け、理事会による次期学長の決定が公平公正にできるための作業を指示しました。学長選考過程に関する情報は大学ウェブページ(http://psac.gallaudet.edu/)に掲示されます。
 同委員長のジム・マックファッデンが2月下旬に行われた説明会で学長選考過程の基本方針、委員会の役割などについてASLで説明した動画(英文字幕付き)があります。
http://quicktimepc2.gallaudet.edu/psacvlogs/PSACTownHall2.mov

(2009年3月 10日)



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