犬は、人間の愛玩的な関係を強調するペットという短絡的なイメージから、より対等なパートナーという立場で、コンパニオンアニマルという表現になって参りました。
人だけが道を歩いていても、他人との交流はありませんが、犬を連れていると見知らぬ人も声をかけてくれ、動物を配することによつて心が和みます。
又高齢化社会が目前にせまり、より心豊かな老後を過す手段として”犬との共存”を考える人が増えております。
要するに犬が介在することにより人間社会の融和を容易に図ることができるのです。犬が他の動物と違う特別な存在になり得ているのはより高度なコミニケーションが可能であり、社会性を持っていることであり、人間社会の一員であるからであります。
一方、犬を溺愛するあまり、他人への迷惑を省みない飼主が存在することも事実です。犬の社会性の欠如は飼主の責任であります。
犬の躾は、「オーヨシヨシ」とあまやかすだけではだめです。飼主にとっても他の人にとっても躾られていない犬は人間社会での人に迷惑をかけないという最低限のマナーさえも認識されていないため、ムダ吠え、かみつき、ところかまわず排泄するなど、誰にとっても迷惑なことです。これらはすべて飼主の責任です。動物の中でも知能の高い犬は、教えさえすれば社会生活に必要な規則位は簡単に修得し人の生活に大いに役立ちます。
そのため犬の躾の重要性が認識され、自治体をはじめ各種団体が犬の飼い方躾方の講習会を実施しているところであります。私共は「良い飼主と犬」を増やし、欧米並みにホテルやレストラン等にも犬と行動を共にできる施設を増やして行きたいと考えました。
それには現在アメリカで行っているAKC(アメリカンケンネルクラブ)やNADOI(米国愛犬インストラクター協会)のテスト方法を導入し、合格した飼主と犬にライセンスを発行し、人と犬が共存共栄できる方法であります。そこで欧米で活躍している米国愛犬インストラクター協会々長であったテリーライアン女史を中心としたスタッフが、日本の社会に合つた講習内容とテスト項目を策定し、講習・テストを行い、認定証を発行しようとするものです。
この考え方に同調されるホテル等の施設では、堂々と犬をつれて歩けます。
パートナーとしての役割をはたし、人の心理を最も良く理解し、飼主の愛情に十分応えてくれる犬を育てるため優良家庭犬普及協会を設立するものであります。
平成6年7月吉日
発起人一同