優良家庭犬普及協会

優良家庭犬認定基準


1.飼い主の条件

(1)健全な社会人であること。

(2)法(狂犬病予防法、条例、動物の保護及び管理に関する法律)を守ることができること。

(3)犬をコンパニオンアニマルとしてパ一トナーシップを保つ取扱いができる常識をもっていること。

(4)犬の健康管理ができる。

(5)犬を清潔(抜け毛、汚れ等)に保っている。

(6)公共の場所ではl5才未満の子供にリードを渡さない。

(7)20才未満の飼主には後見人をつける。

(8)公共施設等では認定証を携帯し、原則としてlハンドラー1頭で行動すること。

(9)傷害保険に加入していること。

2.犬の条件

(1)狂犬病予防注射済であること。

(2)畜犬登録済であること。

(3)原則として室内で飼育されていること。

(4)1才以上であること。

(5)去勢手術、避妊処置済であること。

(6)獣医師の管理の下、健康であること。

1.人畜共通感染症をもっていない。

2.フィラリア、皮膚病、内部寄生虫に感染していない。

3.混合ワクチン接種済である。

(7)躾が行き届いていること。

   1.人に危害を加えない。

   2.号令に従って伏せ、座れ、待て等の訓練が十分されている。

   3.他の動物と接触しても興奮状態にならない。

   4.興奮状態からすぐ落ち着くことができる。

   5.無駄吠えをしない。

   6.むやみに排泄をしない。

   7.足をふかせることができる。

   8.ホテルの個室でおとなしく待っていられる。

     独りでおとなしく待っていられない時は必ず飼い主が付き添う。

3.審査基準

(1)見知らぬ人を親しく受け入れる。

 このテストでは犬が自分に近づいてくる見知らぬ人、またはハンドラーと話している人を許容するかどうか確かめるものです。

 審査員と人が楽しく交流します。その時犬は怒ったり、おどおどした素振りを見せてはいけない。また審査員に近寄ろうとしたり、その場を動いてはいけない。

(2)座って行儀良く他人に触れさせられる。

 このテストでは犬がハンドラーと一緒にいる時見知らぬ人に触れられても、許容することができるかどうかを確かめるものです。

審査員が犬に触り、犬とハンドラーを一周します。その時犬は怒ったり、おどおどしてはいけません。               

(3)外観とグルーミング。

 このテストでは犬が快くグルーミングさせるか、獣医師の診察を受けられるかをみるものです。

(4)リードを引かずに歩く。

 このテストではハンドラーのコントロールに従って歩くことができるかどうかを確かめるものです。

 ハンドラーの小休止や方向転換の指示に従って、ハンドラーのどちらか一方(左側)について歩かなければならない。

(5)人込みの中を歩く。

 このテストでは往来の歩行者の中を犬が行儀良く歩くことができるかどうかを確かめるものです。

(6)号令によりお座り、伏せ、待て。

 このテストではハンドラ−の命令によりお座り、伏せ、待てに反応するかどうかを確かめるものです。

 ハンドラ一の横で伏せ、待てを10秒間。また、6フィートの距離でお座り、待てを30秒閻行う。

(7)ほめる/相互作用 犬をコントロールできるか。

 このテストでは飼い主と一緒に楽しく遊び、その後すぐに犬に落ち着きを取り戻させることができるかをみる。

(8)他の犬に対する反応。

 このテストでは他の犬がいる場所で、行儀よく行動ができるかどうかを確かめるものです。

(9)刺激に対する反応。

 このテストでは本が落ちた時や、犬の前をジョギングしている人がいる時などすべてのことに対し信頼できる行動が取れるかどうかをみるものです。

(10) 単独での管理。

 このテストでは仮に必要ならば一頭でいることができ、訓練通りの良いマナーを維持できるかどうかを確かめるものです。

 一人でお留守番ができる。ケージの中で10分間おとなしくしていることができる。独りでおとなしく待っていられない時は、飼い主が付いて10分間おとなしくしていることができる。

(11)おいで。

 20フィートリードの先から呼んだ時、命令に従って直ぐにくる。

(12)四肢をタオルでおとなしくふかせる。

(13)食事中テーブルや椅子の下でおとなしくしている。伏せの姿勢で10分間。

4.認定の取消

  次の各号に該当する場合、優良家庭犬の認定を取り消すことができる。又資格を取り消されてから2年を経過しない者は認定を受けることができない。

 (1)認定基準に違反した時。

 (2)虚偽又は不正の事実が判明したとき。


優良家庭犬普及協会 GCT合否判定の基準(1) GCT合否判定の基準(2)テスト項目