朱象商店 Live Report

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最終掲載日:1998年12月10日(木)
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1998年11月8日 山口 ラグタイム「鈴木慶一 The Club Gig Tour NORTH BY NORTHEAST 北北東に進路をとれ
 掲載日:1998年12月10日(木)



一部未完

当初の予定では山口まで行こうとは考えてなかった。だが前日の土曜日の深夜、衝動的に
行くことを決めた。山口なら昼に出て、21時終了なら1時か2時には帰って来れる。そ
う考えたらもう止められない。

翌朝、主催者のBEAに電話してラグタイムの場所を聞こうとしたら無情の留守電。困惑。
こんな時こそインターネットと思い立ちsiteK1の特設掲示板に「教えて!」と書き込むと
MRWSのやまにしさんから「湯田温泉駅のすぐ前ですよ」との書き込み! やまにしさ
んありがとう!

17時頃会場に到着。既に数人が集まっている。当日券を買おうと入り口に付近に行くと
背後で「あかぞうさん」がどうのと話をしている人が...JACKさんとやましにさん
だった。暫く話したり、うろうろする内に辺りも暗くなり、開場時間も近づくと20人余
りの人が集まってくる。福岡や北九から来たという人もいる。薄ら寒い夕闇の中だったが
店の入り口を中心になんだか暖かな半円の人の輪ができていた。やまにしさん&miwaさん
の物販も好調に売上げを伸ばしていく。
いよいよ会場。店の奥の6畳ぐらいのスペースをステージとしてある、40人ほど入れば
一杯の店だった。


いよいよ慶一氏登場。黒いハーフコートに黒縁の眼鏡。なんだか「カトリック系小学校の
校長先生」のようだと思った。実際にそういう人に会ったことは無いのだが...

「いけね、歌詞が違う方(の譜面)を持ってきてしまいました」山口での慶一氏の第一声


 ギター弾き語り
 1.火の玉ボーイ     「火の玉ボーイ」(鈴木慶一 & moonriders)収録

 2.ビデオボーイ     「MODERN MUSIC」(moonriders)収録

 3.シリコンボーイ   「A.O.R」(moonriders)収録
 
 長崎と同じセットだが、明らかに長崎より余裕がある。会場の小ささと雰囲気がそうさ
 せるのか? やはり来てよかった。

 慶一氏はコートを脱ぎ、眼鏡も外してTシャツ一枚となる。
 「今回のツアーのテーマとして、リビングルームに遊びに来たようなつもりで
  リラックスして聴いて貰うと....(最前列のお客さんを指さし)だって
  ずーっと下向いてんだもん!」

 タンバリン叩き語り
 4.コモンマン      「EXITENTIALIST A GO GO」(THE BEATNIKS)収録

 ピアノ弾き語り
 5.黒いシェパード    「ムーンライダーズの夜」(moonriders)収録

 6.                「THE LOST SUZUKI TAPES」(鈴木慶一) or 「ミッキーオの伝説」(あがた森魚) or 「9th June 1988」(はちみつぱい)収録

 『骨』の最後の掛け合い部分は長崎と比べて格段に良くなっていた。どの曲も格段に余裕
 があるのだ。

 「なんで一人でツアーをやるのかというと、去年能登の友人の所へ遊びに行く
  という話が、5人くらいの前で2,3曲演るという話になって、次に連絡来
  た時にはコンサートになっていたという。でもそれが結構おもしろかったの
  でツアーでもやってみようかと思ったんですよ」
 

 ギター弾き語り
 7.LOVE ME TONIGHT    「B.Y.G HIGH SCHOOL B1」(moonriders)収録

 「永遠のテーマか、愛か仕事か、どっちが大事なんでしょうね」

 8.Sweet Bitter Candy 「月面讃歌」(moonriders)収録

 ギター&SP−808
 9.ドーロには         (新曲)

 この日のSP−808は音量が小さめに押さえられており、ギター&ヴォーカルとのバラ
 ンスが絶妙だった。

ピアノ弾き語り
10.LEFT BANK [左岸]   「SUZUKI白書」or「THE LOST SUZUKI TAPES」(鈴木慶一)収録


 「次の曲は、90年代に入って、家庭の事情の曲などを作るようになった頃の
  曲で、ずっと『人面犬』というタイトルだったけど、そういう流行りものに
  しとかなくてよかったですな」

11.犬の帰宅           「THE LOST SUZUKI TAPES(Title:人面犬)」(鈴木慶一) or 「最後の晩餐」(moonriders)収録

12.鬼火               「MODERN MUSIC」(moonriders) or 「THE WORST OF MOONRIDERS」(moonriders)収録

 「ツアーの模様はMRWSにドキュメントが掲載されてます。そこで我々旅芸
  人一座の名前も募集しています。打ち上げではみんなパソコンに向かって書
  き込んでるんですよ」

ギター&SP−808
13.モガミ・リバー・ボートソング   (未発表曲)

14.月にハートを返してもらいに [satellite serenade] 「SUZUKI白書」(鈴木慶一) or 「7.5cc satellite serenade」(SUZUKI K1)収録

15.心の底から笑える日来るまで     「SUZUKI白書」(鈴木慶一)収録

 長崎の時と違い、慶一氏はヘッドフォンでモニターしながら演奏。やはりSP−808の
 音量は小さめ。


ギター弾き語り
アンコール 1.煙草路地   「SECOND ALBUM (in Concert)」 or 「9th June 1988」(はちみつぱい)収録

アンコール 2.I Don't Want To Talk About It (もう話したくない) 「Everybody's in Working Class」(THE SUZUKI)収録

 「もう一曲演りますね」

ピアノ弾き語り
アンコール 3.スカンピン 「火の玉ボーイ」(鈴木慶一 & moonriders) or 「THE WORST OF MOONRIDERS」(moonriders)収録

 


1998年11月4日 旧香港上海銀行長崎支店記念館「鈴木慶一 The Club Gig Tour NORTH BY NORTHEAST 北北東に進路をとれ
 掲載日:1998年12月10日(木)



開場時間の18:00を30分過ぎて旧上海銀行長崎支店記念館まで行ってみると5〜60人が
未だ舗道上に並んでる。18:00の段階では数名しか集まっていなかったのだそうな。18:45
頃やっと開場。旧上海銀行長崎支店記念館という場所はその名の通り銀行の支店だった建
物をそのまま使ってあり、白い壁に木の床、高い天井には古風なシャンデリアという「大
正ロマン風」とでも呼べそうな雰囲気である。これまでも数回小さな音楽会などに利用さ
れ、今年の七月には早川義夫さんのライブも行われた。L字形のカウンターの内側を客席
にして奥の方をステージとしてあり、客席との段差のないステージには生ピアノと生ギタ
ー、タンバリン、そして謎の機械Roland SP-808がセッティングされていた。

19:00を少し過ぎた頃、ひょこりという感じで慶一氏登場。黄色と黒のサッカーチームの
ユニフォーム姿。 「B.Y.G HIGH SCHOOL B1」のジャケットで着ていたシャツだ。なぜか
慶一氏が登場しても客電は落ちない。拍手の中、無言でギターを手に取り、1曲目。

 ギター弾き語り
 1.火の玉ボーイ 「火の玉ボーイ」(鈴木慶一 & moonriders)収録
 
 ほとんどエフェクトのかかっていないギターの原音が、いきなり会場の空気を変えてし
 まった。和んだ感じではない。より一層会場の空気が張り詰めた感じだった。客席は静
 かに、まるで息を殺しているように聴き入る。

 2.ビデオボーイ  「MODERN MUSIC」(moonriders)収録

 3.シリコンボーイ 「A.O.R」(moonriders)収録
 
 「ヴィデオボーイだ!」。イントロが流れて来た瞬間、内心大いに盛り上がる。しかも
 メドレーでシリコンボーイへとつながって行く。この2曲の弾き語りを聴けるなんて!
 でもそれはまだまだ序章だったのです。


 「どうもありがとう。こんばんは」この日最初のMC

 タンバリン叩き語り
 4.コモンマン  「EXITENTIALIST A GO GO」(THE BEATNIKS)収録

 叩き語りという一切のハーモニーを持たない演奏スタイルで、慶一氏の詩が突き刺さっ
 て くる。正直に言うと、「コモンマン」という曲は聴いたことがなかったのだが、そ
 れでも 否応なく歌の世界に引き込まれてしまう。


 「リビングルームにいるようなつもりで聴いてくださいね。そちらが緊張する
  とこっちまで緊張してしまいますから...長崎で演るのは23年ぶりぐら
  いかな? たしかアグネス・チャンのバッキングで来て以来かもしれない..
  ま、ひとつ宜しくお願いします。」

 緊張気味の客席を気遣っての言葉かと思ったが、「リビングルームにいるような〜」と
 いうのはこのツアーのコンセプトでもあった。しかしこの日のお客さんは緊張気味と言
 うよりおとなしすぎる感があった。概して長崎の客はそうなのだ。お酒も入っていない
 し。

 ピアノ弾き語り
 5.黒いシェパード  「ムーンライダーズの夜」(moonriders)収録

 初めて聴く慶一氏のピアノ弾き語り。太い指がもそもそと鍵盤上を動く感じで華麗さは
 ないが、骨太で味のある演奏だった。サスティンの利く音でものすごく目立つミスタッ
 チもあったが、なに食わぬ顔で弾き直す場面も...『黒いシェパード』はまず演ると
 思ってたが、それにしてもこんなに早くに演ってしまっていいのだろうか? 後半はど
 うなっていくのだろう?
 
 
 6.  「THE LOST SUZUKI TAPES」(鈴木慶一) or 「ミッキーオの伝説」(あがた森魚) or 「9th June 1988」(はちみつぱい)収録

 『THE LOST SUZUKI TAPES』収録のヴァージョンをピアノ弾き語りにしたようなスタイル。
 後半の掛け合いを一人で再現するが少し苦しそうだった。
 

 「去年輪島というところで演った時、あんまり喋んないで、曲ばっかりやって
  たんで、なにか質問あるなら、あとで聞いてください。それからTシャツ、
  このツアーのために作りまして、後ろの方で売ってますので、よかったら.
  ..まさにプロレス巡業ですな(笑)」
 「(ここ)前、早川(義夫)さんが演ったんだよね.....(客席無言)
  まあいいや」
 
 7.恋人が眠ったあとに唄う歌  「月面讃歌」or Single (moonriders)収録


 「なにか質問、ないかな?(笑)」笑いはあったが質問はなし。

 ギター弾き語り
 8.一人ぼっちの二人  「B.Y.G HIGH SCHOOL B1」(moonriders)収録

 9.LOVE ME TONIGHT  「B.Y.G HIGH SCHOOL B1」(moonriders)収録

 「B.Y.G HIGH SCHOOL B1」からカバー曲を2つ。それまでの曲との詩の世界のギャップ
 がおもしろい。「LOVE ME TONIGHT」の派手にかき鳴らすギターは圧巻!。
 
 ギター&SP−808
10.ドーロには (新曲)

 最初SP−808が上手く動作しなかったのか、「大切な機械が..重かったのに..」
 と愚痴が漏れる。ようやくこの謎の機械から流れ出したのはなんとも暖かなリズムだった。
 それまでギターとピアノの原音の突き刺さるモノトーンの世界から、一気に多様な色彩が
 広がった感じだった。 

 「一人でツアーやろうとしたら、奥田(民生)君も同じ時期に一人でツアーに回
  ってて、最後の東京では僕と同じ日に、(彼は)武道館でやるそうです。(笑)」
  
ギター弾き語り
11.Sweet Bitter Candy  「月面讃歌」(moonriders)収録

 ギターソロはアコースティックギターにディストーションをかけてプレイ。終わった後
 一言、「白井のようには行かないなあギター...」
 

ピアノ弾き語り
12.LEFT BANK [左岸]  「SUZUKI白書」or「THE LOST SUZUKI TAPES」(鈴木慶一)収録

13.犬の帰宅  「THE LOST SUZUKI TAPES(Title:人面犬)」(鈴木慶一) or 「最後の晩餐」(moonriders)収録

14.鬼火  「MODERN MUSIC」(moonriders) or 「THE WORST OF MOONRIDERS」(moonriders)収録

15.白と黒 [WHITE AND BLACK]  「SUZUKI白書」(鈴木慶一)収録

 この日2回目のピアノ弾き語り。ほとんどMCなし。個人的に、この日最高のセットだった。
 こんな切ない選曲があるだろうか? 普通の鈴木慶一ファンならきっと泣くぞ。


 ピアノからギターに戻り、1枚のZIPディスクを取り出す。
 「武川(雅寛)がハイジャックに合ってた時、私は(山形に)これを録りに行って
  たんですよ。『モガミ・リバー・ポートソング』という曲...12インチで出せ
  ないからライブだけでやってます」....12インチって今頃あるんですか?

ギター&SP−808
16.モガミ・リバー・ボートソング  (未発表曲)

 「これはいつ世に出るんでしょうね。せっかく作ったのに....」

17.月にハートを返してもらいに [satellite serenade] 「SUZUKI白書」(鈴木慶一) or 「7.5cc satellite serenade」(SUZUKI K1)収録

18.心の底から笑える日来るまで 「SUZUKI白書」(鈴木慶一)収録

 ほとんどSP−808に向かい、ベーシックトラックに多彩なサンプリング音を練り込んで
 いく。それまでの弾き語りでの世界とはまったく違う世界を再構築していく慶一氏。誰かが
 言っていた「解体と再構築」が目の前で進んでいく。こんな世界を「リビングルーム」で体
 験できるものだろうか? 

 「どうもありがとう」
 高砂族のコーラスを残して、慶一氏が退場。

ギター弾き語り
アンコール 1.煙草路地  「SECOND ALBUM (in Concert)」 or 「9th June 1988」(はちみつぱい)収録

アンコール 2.I Don't Want To Talk About It (もう話したくない) 「Everybody's in Working Class」(THE SUZUKI)収録

 アンコールに応え、ステージに登場した慶一氏にカステラ(?)の差し入れが届けられる。
 更にステージ上でTシャツのようなものにサインを求める人も...「よくこんな古いもの
 を...ステージでサインするってのは初めてかも」と言いつつサインに応じる慶一氏。こ
 の日一番の和んだ雰囲気の中、始まったのは『煙草路地』!思わずいっしょに唄いたくなる
 衝動を押さえる。最後の曲は『もう話したくない』。歌い終え、「また必ず来ます」と言っ
 て慶一氏は席を立った。



この日のステージではMCは少な目で、曲数は20曲に達した。緊張気味の客のためか、慶一
氏も客の反応を測れないようだった。

また、初日の為か、譜面に気を取られ、歌がトーンダウンする場面も多く見受けられた。この
点は残念な所ではあった。もっとツアー後半の脂ののった状態でも聴いてみたかった(この想
いがやがて『日曜日の衝動』へとつながっていくのだが...)。

しかし、何と言っても今日が次の世紀まで続いていくであろう伝説のツアーが始まった日なの
だ。この日に立ち会うことが出来た僅か50人余りの一人になれたのは幸せだった。そして、
鈴木慶一という人を知らない人もいただろうが、ここ長崎にも「待ち焦がれていた人達」の存
在を確認できたこともまた幸せだった。いつかまた、この「特別な夜」に集えることを祈りま
す。

帰り道、車のAMラジヲから地元のDJの声。
「今日はムーンライダーズの話題には触れて欲しくないです。それは私が今ここで仕事してい
るということが全てを物語っていると思いますが...」。


 


1998年9月17日 青山円形劇場「谷山浩子101人コンサートスペシャル’98」
 掲載日:1998年09月28日(月)


そういえばネコ氏には酒を貢がなくちゃいけないのを思い出し、円形そばの酒屋
で小さい酒を買う。しかしネコ氏だけぢゃだめだよなと思い、AQ氏には小さな
ワインを買う。浩子さんは...酒飲まないしハーブティーぐらいしか飲まない
だろうからと水を買う(差別化した訳ぢゃないです)。係りの人に手渡したが、
はたして届いただろうか?

とある方からとあるCDを頂く(お金は払って)約束をしていたのだが、どうや
って会おうかと思っていたら、開演前のロビーでいきなり出会う。「あっ」思わ
ず声を上げ、一瞬頭が混乱したが、なんとか挨拶し、CDを頂く。開演前の慌た
だしい時にわざわざ私を探して頂いてた様子。感謝感激平身低頭感涙咽泣。

会場に入り、しばしゆっくりする。はて? ステージにギターが2本。さては
AQ氏とネコ氏でフォーク・デュオか? 思わぬ展開に期待は高まる。
さて、私の斜め前(A−18)にはとある方その2が来る予定なのだがなかなか
来ない。開演近くになって、やっとその席に座ろうとする人が現れる。後ろから
恐る恐る「とある方その2さんですか?」と問いかけると「そうです」の返事、
\(^o^)/ネットで知り合った顔も知らない人と対面するのは2人目!

前振りが随分長くなりましたが、開演!

 1.悲しき天使   (メリーポプキンの曲)

 16日に続き、ピアノ弾き語りで、英語の曲。この曲は聴いたことあるが曲名ま
 では知らなかった。

 AQ氏、ネコ氏入場の後、客席最上段に密かに座っていた人がステージに降りて
 くる。そう「吉川忠英」氏! 今日は敬老の日だったっけ?(銃殺) 

 最初のリクエストは「モノレールが開業した日」にちなみ、モノレール沿線の人。
 今日はステージにAQ氏持参の楽譜用コピー機が! なんでいままで気が付かな
 かったのか?

 2.青色帽子ツアー(「冷たい水の中をきみと歩いていく」収録)

 3.会いたくて(「歪んだ王国」収録)

 比較的新しい曲で、最近のライブ用の詳細な楽譜が残っており、「青色帽子ツア
 −」はネコ氏、「会いたくて」はAQ氏+浩子さんの編曲の曲+打ち込みリズム
 有りという好条件? いきなり、全身鳥肌立つ程の完成度の高さ! 忠英氏も控
 えめながら、時々効果的なフレーズを絡ませてくる。溜息。

 4.たんぽぽ食べて(「たんぽぽサラダ」収録)

 5.やすらぎの指環(「天空歌集」収録)

 6.水玉時間(「水玉時間」収録 気持ち悪いヴァージョン?)
  
 「たんぽぽ食べて」は打ち込みリズム有り。ちゃんと最初の台詞からやってくれ
 たのは嬉しい。「やすらぎの指輪」ではもう少し忠英氏に前に出て貰いたかった
 が...「水玉時間」の気持ち悪いヴァージョンでは「気持ち悪く弾けばいいの
 ね?」というネコ氏を浩子さんが「普通でいいの!」と制止する(^^; でも不気
 味ヴァイオリンも聴いてみたかった気が...

 「水玉時間」の気持ち悪いヴァージョンとは、元々この曲を作った時の歌詞のヴァ
 ージョンで、この曲は「高田みずえ」さんに提供するとき、歌詞を無難なものに
 書き換えたのだそうな。元曲は「彼」を最後に噛み殺す歌みたいで、曲の最後、
 全体の照明が真っ赤に染まる。

 7.BLUE BLUE BLUE(「空飛ぶ日曜日」収録)

 比較的「定番」の曲。詳細は忘れましたm(_ _)m

 8.ガラスの巨人(「水玉時間」収録)

 9.SEAGULL(「たんぽぽサラダ」収録) 

 「ガラスの巨人」も地球滅亡3部作の1つとして最近では「定番」となった曲だ
 ろうか。ギターとヴァイオリンの絡みが美しい曲となりました。「SEAGULL」は
 原曲はギターとシンセの絡みが美しい曲なので、忠英氏に前に出て貰いたかった
 が、やはり少し控えめだったかな?
 

10.花時計(「しっぽのきもち」収録)

 「しっぽのきもち」はあんまり聴いてないアルバムなので、正直に言うと知らな
 い曲でした。難儀なシンセによるフルートソロがあり、AQ氏奮闘するも痛恨の
 ミス。なにもそのまま弾かなくても簡略すればいいのに....

11.月見て跳ねる(「銀の記憶」収録)

 前日に続き、この曲であるが、最終日ということでエンディングへかけての狂乱
 のヴァイオリンは更に強烈! 弓の毛も更にバラバラ。

 注) このライブ終了後、ネコ氏のヴァイオリンと弓は入院するはめに....

アンコール PUFF(ピーター・ポール&マリーの曲・訳詞:浩子さん)

 これも前日に続き、客席全員での合唱付き。かなりの数のお客さんが首をリズム
 に合わせ横に振りながら唄っている。みんな無意識にそういう動きをしてるのだ
 ろうか?

 PUFFの説明をしている浩子さんを見ると、髪の毛がピンピンと立っている。
 まるで触手が伸びているように四方に広がっているのだ。昔から髪の奇麗な人だ
 ったが、さすがに年齢を重ねて髪も傷んできたんだなあと思っていたら、後で調
 べると静電気で髪が逆立ったのだそうな。失礼しました。

 この日のライブは選曲と忠英氏の飛び入り効果とコピー機の賜物か? 素晴らし
 い演奏だった。最初だけかと思ったが最後まで曲の完成度の高さは失われず、ま
 さにプロ。昨日のライブでは次回来る時は普通の構成のライブにしようかと考え
 もしたが、次回も必ずオールリクエストに行くぞ! と心に誓い、円形を後にす
 る。

 追伸
 ライブ終了後、「とある方その3」をロビーで探す。顔知らないので紙に大きく
 その人の名前を書いてロビーを回るのである。そのうちエレベータ側でネコ氏の
 CDサイン会が始まり、そこでやぐ氏、catol氏などとお会いする。そのうち、
 エレベータで帰りかけた「とある方その3」がやっと私の掲げていた紙に気付い
 てくれる。\(^o^)/メールやり取り始めて1年半、ついにお会いすることがで
 きました。でも私より8つも若いとは....早熟な一子様ファンだったので
 すね。
 その後、「とある方その2」、「とある方その3」と焼き鳥屋で飲む。こういう
 のをオフ会というのだろうか?  


1998年9月16日 青山円形劇場「谷山浩子101人コンサートスペシャル’98」
 掲載日:1998年09月28日(月)


台風の影響で飛行機が遅れ、会場に着くとすぐに「まもなく開演」のアナウンス。
汗だくのまま、席につく。

 1.Feild of St Etienne   (メリーポプキンの曲)

 ピアノ弾き語りで、いきなりの英語(^^;  知らない曲だが「ケセラセラ」のB面
 の曲だという。浩子さんと英語曲というのはイメージ的にあまり結びつかないが、
 結構よい雰囲気を出している。

 弾き終わってご挨拶&ゲスト登場。AQ氏台風で被災とのこと。家が大変なこと
 になっても仕事休めない職種って気の毒...

 最初のリクエストは「大森貝塚が発見された日」にちなみ、大森さん(私の斜め
 後ろ)。マイクを持って浩子さんが来る。来る! うおーこんな近くで見れるな
 んて(^^)! 

 2.愛をもう一度(「未来少年コナン」の劇場版用で「研ナオコ」さんが唄った曲だったはず)

 3.SORAMIMI(「水玉時間」収録 「斎藤由貴」さんへの提供曲でもある)

 いきなりの「愛をもう一度」は嬉しい。遥か昔、オールナイトニッポンで流され
 た新宿厚生年金会館でのライブで聴いたのが最初だったのだが、好きな曲なのに
 聴く機会が少なかったので今回聴きたかった曲の1つであった。しかし....
 1曲1曲の演奏状態はすでに憶えていないが、ゲストの方には最初から知らない
 曲だったみたいで、後ろから見ていて「こういう曲ですよ!」と教えに行ってあ
 げたくなるくらいのもどかしさが続く...
 更に危惧していたことが...ヴァイオリンの音が小さい! 数年前福岡のイム
 ズという場所で今回と同じメンバーのライブを聴いたことがあるが、その時もヴ
 ァイオリンの音が小さくて不満だった経験がある。もしかしてPA同じ人か?

 4.地上の星座(「たんぽぽサラダ」、「眠れない夜のために」収録)

 5.カーニバル(「ここは春の国」収録)

 6.MOON SONG(「透明なサーカス」収録)
  
 見事な選曲。ファンの間での世代間闘争もあるかもしれないが、これは私の世代
 の勝利!

 7.果物屋のテーマ(「時の少女」収録)

 8.水蜘蛛(「もう一人のアリス」B面収録 福島県の民話がベース)

 マニアックである。アルバム収録曲とはいえマニアックである。AQ氏もネコ氏
 もどうしようかと首を傾げる。しかし多分「水蜘蛛」だったと思うが、間奏部分
 のヴァイオリンが見事にハマル。背筋にぞくぞくくるぐらいに(私だけか?)。

 9.(「たんぽぽサラダ」収録)
 
10.MAY(「透明なサーカス」収録 「斎藤由貴」さんへの提供曲でもある)

 「MAY」は数年前までの101人では、斎藤由貴ヴァージョンの歌謡曲っぽい
 派手なアレンジで演奏されることが多かったようだが、今回はリクエストした人
 の希望で「透明なサーカス」収録ヴァージョンに近いしっとりしたアレンジでの
 演奏。

11.眠レナイ夜(「鏡の中のあなたへ」収録)

 リクエスト最後の曲で、これも渋めの選曲。終盤の曲にぴったりのしっとりした
 曲である。

12.月見て跳ねる(「銀の記憶」収録)

 最後の曲はリクエストではなく、最初から用意してあった曲である。前回オール
 リクエスト時にリクエストされ、とてつもなく間違いまくって悲惨な状態だった
 らしく、今回はその雪辱をと練習を重ねて臨んだそうだ。結構リズムがしっかり
 した激しめの曲なので、ピアノ弾きながらのボーカルは大変そう。原曲では間奏
 部分で藤本敦夫氏の一風変った(^^;ギターソロが聴けるが、この場では途中まで
 シンセの パターンのみで、間奏後半の盛り上がりからネコ氏が入る。そしてエ
 ンディングへかけての狂乱のヴァイオリンが唸る! 弓の毛が次々にバラバラに
 なっていく。圧倒!

アンコール PUFF(ピーター・ポール&マリーの曲・訳詞:浩子さん)

 英語曲を浩子さん自ら直訳した歌詞で唄う。サビの部分はAQ氏の合図に合わせ、
 客席全員も合唱した。有名な曲みたいだが私は知らなかった。


 この日のライブは全体として、好きな曲、なかなか聴けない曲が多く選曲面では
 非常に満足がいくものだったが、演奏面では少し不完全燃焼気味。でも初めて聴
 くことが出来た青山円形でのライブに興奮気味で会場を後にした。 


1998年8月15日 宮崎Life Time「橋本一子 Vs 井野信義」
 掲載日:1998年09月28日(月)


取りあえず曲順だけ

1部
1.Stella by Starlight
2.Prayer in Music
3.Nefertiti
4.Ida Lupino
5.Milestones

2部
1.Free〜(最後、Blue in Greenで締めくくる)
2.Giant Steps
3.Quiet Voice
4.Vaio

アンコール
  Someday my Prince will come



1998年8月8日 福岡 Drum Logos「ムーンライダーズ 月面サマーツアー最終日」
 掲載日:1998年09月28日(月)



 会場時間に少し遅れたので、入場の列の一番後ろに回される。立ち見だから関係
 ないやと思って入ったら、客席の前半分に椅子が...
 同じ長崎から来たY山氏と会い、取り合えず物販品などを購入し、椅子席のすぐ
 後ろあたりの場所を確保。ふと周りを見ると、過去、福岡のライダーズ系のライ
 ブでいつも見かける顔ばかり。思わず吹き出してしまう。

 1.月面讃歌

 『月面讃歌』のテープが流れる中、ステージのそでからなにやら巨大な蠢く物体
 が....なんとアルバム『月面讃歌』のジャケットの宇宙服(というより地下
 鉄サリン事件の後、車内消毒してた人たちの防護服)姿でメンバーが登場。もそ
 もそとステージ上を動き回り、やがて1列に整列。

 2.テクノ・気球と通信
 3.Who's gonna die first?
 4.月曜の朝には終わるとるに足りない夢
 5.Sweet Bitter Candy
 6.海辺のベンチ、鳥と夕陽
 7.窓からの景色(武川2番vo.)
 8.彼女はプレイガール

 9.トラベシア(良明vo.)
10.青空のマリー
11.9月の海はクラゲの海
12.幸せの場所

13.WOO BABY(かしぶちvo./慶一dr.)
14.20世紀鋼鉄の男
15.工場と微笑(博文vo.)
16.BEATITUDE
17.恋人が眠った後に唄う歌

アンコール1
1.酔いどれダンスミュージック
2.スカーレットの誓い

アンコール2
3.くれない埠頭
4.夢が見れる機械が欲しい(岡田2番vo.)

アンコール3
メンバー6人とそれぞれのメンバーから選出されたお客さんとのチークタイム
 BGM「Dancing in the moonlight」(BAHAMEN)



1998年5月2日 南青山マンダラ「橋本一子」
 掲載日:1998年09月28日(月)



 やっと曲順だけ
 1.夢見る動物達
 2.風と子供
 3.鳥の行方
 4.風の宮殿
 5.Prayer in Music
 6.najanaja

 7.Good Morning
 8.Triste
 9.3月の水
10.Le Vent
11.Voices in the Air
12.

アンコール
1.Tim Tim Por Tim Tim
2.Fine




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