ART織田の


週末画廊日記


2月20日

島崎弥桂子@Galala。天使についての考察

やっぱり天使と言うと、あの森永のピポピポだ。最近の映画ではニコラス・ケイジが天使役で出てたけど、胸毛とか見るとあれは何かの間違いだと思う。
さて、島崎さんの作品はガラスなのだが、ガラスといってもチョー不透明なので、アメ細工のような手の感覚がのこっている。で、島崎さんの造る「背広の天使」はメロンソーダのように緑色で、ガミラスの敗兵のような出で立ちだ。それでいて、やさしそうで、悲しそうで、さみしそうだった。羽も尾低骨のように退化して、とても飛べそうにない。私はこの早期退職しそうな天使さんが、微妙に気に入ってしまった。第一いい人そうだし。いい人過ぎて仕事出来なさそうな感じがすきだし。もっと透明だったらここまで気に入らなかっただろう。


DMより転載

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