ART織田の


週末画廊日記


7月21日

酒井忠臣@久我記念美術館。私の心は黒い。

やはり黒は引き締まる。白い壁に黒を置くだけで、気持ちが落ち着く。だから私は黒が好きだ。会場にはぽんぽんと、行間のように置かれた黒い板や、うねった黒の木彫などが展示されており、刺すような陽射しの外界とは、きっちりと空気が分けへだれられていた。落ち着いた会場を、手を後ろに組み、こつこつと散歩する様に歩く。「空間が良い」と感じる展示は最近なかった。
こうしているといろいろな考えが頭をよぎる。リラックス出来るのだろう。ああ、外ではノワールのAXが、この陽射しで完全に焼けているだろう。しかし先月修理したカーエアコンは、どうしてまた壊れたのだろう? 月曜日は電装屋に行こう。でも仕事がさばけないし。仕事といえば、今度の企画は荷が重い・・・・って一番黒いのは私の心じゃん!


DMより


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