●プラセンタとは

  プラセンタとは英語で胎盤のことで、胎児の発育に必要不可欠な組織です。
  母親のおなかの中でわずか10ヶ月の間に、1個の受精卵を平均
  3kgまでに育て上げるための各種栄養素や生理活性物質を蓄えている

  驚異的な働きを持っています
  胎盤は単に養分を供給、排泄するだけでなく、もっと多面的に総合的に
  成長を促進し、免疫防御システムを調整、活性化する作用を備えていま
  す。胎盤は本来生命がもっている総合的な力があると考えられます。

  例えば、人間以外の殆どの
ほ乳動物では、出産後に母親が胎盤を食べて
  しまいます。猫や犬の出産後、多くの場合、胎盤が放置されたままに
  なっていないのはそのためです。牛や馬等の草食動物でも胎盤を食べる
  ことが知られています。これは
栄養豊富な胎盤を食べることによって
  
産後の体力回復に役立てるためとの説があります。
  このように私達ほ乳類は
胎盤のおかげでこの世に元気に生まれでることが
  できるのです。

        《妊娠中 胎盤が果たす各種臓器の役割》

           ☆肺の働き(呼吸作用)
           ☆肝臓の働き(代謝作用・解毒作用)
           ☆腎臓の働き(排泄作用)
           ☆脳下垂体や卵巣の働き(内分泌作用)
           ☆脾臓の働き(免疫作用)
           ☆小腸の働き(消化作用)




●プラセンタの歴史

プラセンタは中国で「紫河車(しかしゃ)」という名前で、強壮、強精
を目的として
漢方薬に使われています。また、奏の始皇帝はこれを不老
長寿薬
として珍重していました。中国では、すでに3世紀頃の大昔から
これを軟膏に混ぜて
薬用や化粧品に利用し、西欧ではクレオパトラやマ
リーアントワネットも使用
していたといわれています。日本においては
加賀の三大秘薬の一つである「混元丹」に含まれ、やはり不老長寿薬と
して使われていたという記録があります。



●医療では

現在は、厚生労働省から認可された医療用注射薬として、
肝炎、肝硬変、更年期障害の健康保険適用の治療薬
になっている一方、
皮膚科の領域では、アレルギー性疾患、過敏性皮膚炎、ニキビ、しみ、
そばかす等に応用しているという報告があります。



●プラセンタ「胎盤」に含まれる豊富な成分


アミノ酸、ミネラル、ビタミン、酵素、糖類、核酸、活性ペプタイド等
多彩な栄養素を成分としています。
ペプタイドとはいろいろなアミノ酸がたくさんつながった物質です。



●自然治癒力を高めるプラセンタ

現代社会は様々なストレスを感じることも多く、病気と診断されなくても

  胃が痛い
  
肩がこる
  
眠れない
  
疲れやすい
  
なんとなく体がだるい
  しょっちゅう頭痛がする・・・

といった不健康な人が増えています。
人間には本来自分で病気を治そうとする力「自然治癒力」が備わって
います。しかし、現代人に体の不調を訴える人が多いのもこの自然治癒力
が低下しているためです。
自然治癒力アップにプラセンタが自然薬として注目を浴びています。