History of
STUDIO BANSHEE






STUDIO BANSHEEは、1985年に創設された、オリジナルメカの設定を目的とする、同人誌制作集団です。

1983年当時、同人誌界のメカ系は、ある意味で隆盛の時期でした。オリジナルビデオアニメが多数発表 され、それら作品群に作品に影響されたメカニックイラスト専門の同人誌は、かなりの数が発行されて いました。
絵の質は回を重ねるごとに向上しましたが、いかにも間に合わせといった、オリジナリティの無い小振 りのメカが、その大半を占めていました。設定などは無いに等しく、極端な話、かわいい女の子とエア バイクが描かれていればそれで十分といった傾向がありました

そんななかで私たちは、「読めるメカ本」を探し続けていました。
しかし、その数は異常に限られ、さらにオリジナリティがあるものに至っては、希少価値といえるあり さまでした。これを問い掛けると、多くの方々は一様に「売れないから」を理由としていました。こう 言った意見についてすぐさま反論する人々もいますが、同人誌にとって売れる売れないというのは重要 なポイントです。せっかく自分の意見や考えを発表したくても、売っている以上、買ってもらえなけれ ば、その意見や考えが伝わることはないのですから。

そこで私たちは、「どうせ読んでくれる人は少ないのだから、1度だけやりたいようにやった本を作ろ う」と考え、それまでの常識をまったく無視した本を、自分たちの手で作ろうと考えたのです。(なぜ 「1度だけ」なのかと言うと、お金が無かったからです。思えば、無茶な話です。)

これが、STUDIO BANSHEE が動き出すきっかけになりました。

その題材に、私たちは2足歩行人型兵器を選びました。メンバーには、システムエンジニア、制御技術 者、ソフトウエア/ハードウエア技術者、イラストレーター、機械設計技術者が顔をそろえ、仮想の2 足歩行人型兵器を、多方面から解析しました。皆がマジでやっていましたから、徹底的にぶつかりまし た。結果的に、各パートに別れて制作を続け、約10ヶ月を費やし、1986年12月に発行にこぎつけました。

本のタイトルは・・・・

F2H−1


サブタイトルは・・・・

高機動緊急展開軍HMRDF主力侵攻攻撃システム CAM64A 仕様書


でした。

さて、初めて発行されたF2H−1は、どうなったか・・・・・・
続きは、次の更新時に・・・・


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