Policy of
STUDIO BANSHEE
STUDIO BANSHEEでは、1985年に創設以来、以下のポリシーのもとに活動を続けています。
1.外観は後からついてくる。
基本的に、私たちが本を作る場合、外観は徹底的に後回しになります。中身が決まって初めて外観の詰めが
行われていました。
2.スタイルを大切に
本のスタイルには、そのグループの個性が出ます。私たちは、当初から徹底的に「技術書ライクな同人誌」
を目指してきました。そして設定も、「技術的」なスタイルを取っています。良い例が、私たちの制作した
メカの中で「愛称」または「名称」にあたるものを持っているメカはありません。全ては、「型番」で語ら
れています。
3.基本設定は10年後の未来
本の中で設定しているメカは、基本的に10年後の未来を想定しています。私たちの本を読んでいただけれ
ばわかることなのですが、私たちの制作したメカ群は、10年後の未来に、実用化されているであろう技術
・材料がふんだんに使われています。
4.まず肯定からはじめる
全ての技術が適用できるとは限りません。しかし、よっぽどおかしなものでない限り、私たちは肯定から
検討を始めます。使われなかった技術のほとんどは、使われなかった理由が必ず存在しています。
5.現実的な考え方をする
私たちの考えるメカには、コストの考えをある程度入れています。これは、生産のしやすさや材料の量な
どから考えられ、より実用的になるように考えられています。また、むやみやたらと新規開発を行わず、
できる限り同種の物から流用するといった兵器特有の概念も守っています
6.乗員の人工的改造は行わない
これは、いわずもがなでしょう。人道的な点もありますが、兵器のサイクルなんて人間の持っている時間
に比べてたいへん短いですから、いちいち人間の改造を行っていたのでは、コストがとんでもなくかかり、
システムを特定のものにあわせれば、それは足かせになります。
7.満足できないものは本にしない
このために、私たちの本は、11年間で8冊という恐ろしくローペースな発行となっているわけです。
しかし、私たちが不満なものは読んでくれる人も不満と思い、結果「気に入らない本は作らない」を実
践しています。
これらのポリシーを100%守っているかというと、そうでないのが現状です。しかし、できる限りこの
線でいっています。
妥協はしない。できる限りやる。でも肩を張らずに。自由な発想で。
これが本筋かも知れません。
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