少し前に 560Zを購入しました。(^^)
仕事で使っている
600Eの予備機役として、そして本ホームページ作成用として自宅では重要なサブマシンとして早速活躍しています。
が、PentiumII/233という
CPUパワーは、ガリガリ使うにはもうひとつ足らないといった感じです。
そこへ運良く Mobile PentiumII/300MHzを入手することができたので、交換してパワーアップしてみました。
これが入手した
Mobile PentiumII/300MHz(SL2RS)です。
動作未チェックのジャンク扱いで、なんと
3,980円(税別)でした。
このパッケージは
Mini-Cartridgeと呼ばれるタイプなんだそうで、600Eなどで採用されている
MMC1/MMC2と呼ばれるチップセットと一緒のモバイルモジュールとは異なる、CPU単体のもののようです。
(双方に互換性は当然ながらありません)
いよいよ交換作業ですが、ここからは当然ながらメーカー保証外の行為となります。
交換によるトラブルが発生しても当方では一切責任を負えませんし、メーカー修理を受けられなくなる可能性もありますので、この点ご了解の上作業を進めてください。
まず本体を裏返してバッテリーパックを取り外します。
なお、不測の事態に備えて、重要なデータはバックアップを取っておきましょう。
裏面の「<」マークが示されているネジを外します。
長さが違うネジがありますので、予めハードウエアメンテナンスマニュアルを確認しておくか、外したネジと付いていた位置をメモしておきましょう。
なお、手持ちの本機は入手困難となってしまった 128MB/EDO/DIMMを増設しています。
言うまでも無いことですが、メモリの増設も
Windows系OSでは有効な手段ですので、できるだけ増設しておくとベターです。
ネジのうち
3ヶ所は目隠しシールで隠れています。
カッターナイフ等を使って慎重に目隠しシールを外して、ネジを外します。
このシールは粘着力が高いので、外した後にあらぬところにくっつけてしまわないように気をつけてください。
>マークのネジをすべて外したらひっくり返して液晶パネルを開き、キーボード部分を取り外します。
左右の爪で固定されていますので、慎重に爪を外して持ち上げ、奥のキーボードへのフラットケーブルのコネクタを外し、静かに取り外します。
一番厄介なのはこのキーボード部分の取り外しだけですので、ケーブルを断線させたり、爪を折ってしまわないように、焦らず慌てず慎重に作業しましょう。
キーボードを取り外したら、ヒートシンクを取り外します。
この画像中のオレンジ色の緩衝材を囲む
4本のネジを外せば、ヒートシンクを取り外せます。
ネジを無くしたり、マザーボード上に落としてしまわないように気をつけてください。
いよいよMini-Cartridgeを取り外します。
取り付けてある
Mini-Cartridgeの左側を少し持ち上げ、再び押し戻すと簡単に取り外しできます。
(一気に引き上げるとコネクタ部分が破損してしまいますので要注意)
取り付けは、CPUの取り付け場所に向きや位置を合わせて水平に置いて、上から軽く押し込みます。
(シリコングリスを塗布しておくのをお忘れなく)
あとはヒートシンク、キーボード、底面ネジ、バッテリーパックと逆順に復元して、動作確認ということになります。
・・・ということで、90JからB0Jもどきになりました。(^^;
パフォーマンス的には、結構いい感じで、CPUの入手価格からすれば、お手軽でおいしいパワーアップになりました。
なお、Mini-Cartridgeには400MHzの製品まであるようで、うまくすれば更なるパワーアップが可能かもしれません。
(2000/4/12記)