ThinkPad A30p (2653-66J)

なんでもアリでおなかいっぱい(でも財布は寂しい(^^;)ハイエンドモデル

本機は 2001年10月中に発表された新シリーズのハイエンドモデルで、現時点で考えられるものはほぼカバーされている、大変パワフルなモデルです。
今までは自宅でのメインマシン A20pで本ページを作成していましたが、今回からこの A30pでやっています。

 

やってきました、A30p (^^)/
10/15にオーダーして 10/24に到着しました。

手前にあるのは本機に増設するつもりで購入しておいたメルコの増設メモリ(VN133-256M)です。
この後、思わぬトラブルに巻き込まれてしまうことになってしまうのですが・・・

 

 

付属品はこれだけ。

おいおい、スカスカやんけ、、、(〜〜;といった感じですが、これも環境保護やコストダウンのための結果で、梱包は再生紙ダンボールで非常に簡素で、気持ち的には「これホントにハイエンドモデルなんかな〜」と不安になってしまいます。

緩衝材袋(いわゆるプチプチ)に包まれているのは、ウルトラベイ2000用フロッピードライブです。

 

 

ついにお出まし、A30p。

上に載っている紙は付属品チェックリスト。
実際に梱包を解きながらの撮影となりましたので、、、(^^;

 

 

梱包箱の上に鎮座した A30p
A20pと比べると、かなり印象が違います。

前面の液晶パネルのロックつまみには、三角印のところが緑色に着色されていて、なかなか coolです。
このつまみは解除時に片側ずつ固定ができるので、片手でも開閉できます。
(本機の場合はさすがにパネルが重いですが・・・)

 

 

右側面のウルトラベイプラス。
ウルトラベイ2000とは異なり、内部的にUSBデバイスの搭載も考えて拡張されていて、格納式のテンキーパッドなどを搭載することができます。
ちなみに出荷時標準ではDVD-ROM/CD-RWコンボドライブが搭載されています。

すぐ後ろにPCカードスロット(2スロット)、更に後ろに IEEE1394端子、PCカードスロットの下部にはハードディスクドライブが内蔵されています。

 

 

背面のポート類。
左からシリアルポート、ビデオ入出力ポート、モデムジャックとイーサネットコネクタ、CRT出力、パラレルポート、USB(2ポート)、電源ジャックという順に並んでいます。
(PS/2ポートはありません)

 

 

左側面の様子。こちら側は普通のウルトラベイ2000です。(出荷時はウエイトセーバー装着)
すぐ下にはIrDAポートとオーディオジャックがあります。

液晶パネル側面の白いラインの入っている個所に無線LANのアンテナが内蔵されています。

後部排気口の後ろは、コーナー部が削ぎ落とされています。何か理由があるのでしょうか?

 

 

ついに御開帳です。(^^)

液晶パネルは 15インチUXGA(1600x1200)で、搭載しているビデオチップは ATI MOBILTY RADEONで、システムのプロパティでは V-RAM 32MB(DDR SGRAM?) 、DAC 350MHzと、かなりキテます。

同時期発表の新モデルでも MOBILTY RADEON搭載機が多数登場していて、本機は別にしても、以前のモデルに比べてかなり強力なビデオ性能となっていることが推測できます。
今まで「ノートのビデオ性能では、ちょっとゲームは・・・」と躊躇っていた方にも、検討の価値はあると思います。
(もちろん、言うまでも無く CPUの性能も強力です)

 

 

全体のハイスペックに比べて、かなりがっくりきてしまう&戸惑ってしまうのがこのキーボードです。
打鍵時の撓みはありませんが、なんとも好き嫌いの分かれそうなキータッチです。

更に青いEnterキーは IBMファンなら許せる(^^;として、カーソルキー脇のIE対応の前進・後退キー(便利といえば便利ですが、この位置は勘弁してほしい気が・・・)、左側の空き地にある丸いアプリケーションボタン(パワーユーザーにこんなボタンが必要なのかどうか怪しいかと・・・)なんかは、ちょっと納得いかない部分です。

あと、パームレストは前面に向かって緩やかに傾斜しています。
これはなかなかイイ感じです。(使って納得できる部分です)

 

 

底面の状態。(バッテリーは未装着)
A20pと同様に、後部に向かって傾斜するようになっています。

動作音はCPUの能力の割に非常に静かです。
流体軸受タイプのハードディスクドライブの採用もあいまって、夜間でも快適かつ静粛に使えます。

 

 

通信関係の拡張カード類。

左上がイーサネットアダプタ、左下が Bluetoothアダプタ、右が無線LANアダプタです。

無線LANアダプタはごらんの通り miniPCIカードとなっています。

 

 

メモリスロットの様子。
144p SD-RAM用ですが、従来とは違い PC-133タイプが必要です。

標準でご覧の 128MBが搭載されていますが、この標準搭載のメモリが冒頭のメルコ製メモリとの相性が悪いらしく、Windows2000ではブルースクリーンエラー連発してしまいました。
最終的に追加で 256MBをもう 1個購入して 256MB 2個構成で使用しています。

ちなみに本体は512MB-DIMMも認識できるようです。

 

 

Flex Viewディスプレイはこんな感じです。

結構ヘンな姿勢で使うことがあるので、A30pの視野角の広さは個人的に好都合だったりします。(^^;

ちなみに背後にあるのは A20p、左には Z50と 701Cが積んであります。
もっと部屋ん中整理しろよって、、、(^^;>>自分

 

 

横から見てみます。
こ、、、これは見えすぎちゃってチトまずいシチュエーションがありそうですね、、、(^^;

外出時に使われる方は、プライバシーフィルターの装着も検討したほうが良いかもしれません。

 

 

本機の基本スペック (2653-66J)

CPU    Intel Mobile Pentium III-M 1.2GHz
RAM    128MB Max 1GB (144p PC133 SD-RAM)
HDD    48GB (E-IDE)
LCD    15.0" UXGA/TFT Flex View (1600x1200)
VGA   ATI Mobility RADEON AGP 4x (V-RAM: 32MB)
DVD-ROM/CD-RW DVD 6x CD-ROM 24x CD-R 4x CD-RW 4x
MODEM    56k
LAN   100BASE-TX , IEEE 802.11b , Bluetooth 1.1
IEEE1394 x1

セットアップやメンテナンスのポイント

本機最大の問題点は「高いこと」に尽きます(^^;。コストパフォーマンスでは、ミドルレンジの A30の方が優れているのは否定できません。
しかし、本機はほぼ考えられる範囲のものは全て詰め込まれているので外付けで必要な周辺機器は最低限で済み、無線インターフェイス(無線LAN、そしていよいよ普及期が近づいてきそうな Bluetooth)によりケーブルレスにも対応できるので、一般家庭でも使いやすいと思います。(でもやっぱ高すぎますよね、、、)

 

(2001/10/27 記)

 

 

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