2001/9/23

関東学院大学 VS ケンブリッジ大学

関東学院大学VSケンブリッジ大
3016前半818
1TRY1
1GOAL0
3PG010
0DG0
14後半10
1TRY1
0GOAL1
3PG1
0DG0


しかしまあ、こう予想通りの試合結果になってしまうと、喜んで良いのか悲しんで良いのか解らなくなります。

今回のケンブリッジはかなり強い!! と協会のHPでは書かれていたのですが、法政戦と今日の関東学院戦を生観戦した限りでは、それほど強くなかったのでは??という気がしています。
プレーが単調で特に目立った選手というのも見られませんでした。イタリア代表とイングランド学生代表が3人もいるバックスもそれほどでも。
特に際立った戦法というのがあったわけでもないし。最後の最後、今日の試合で後半SOを変えてハイパントを多用してきた事ぐらいでしょうか。なんか日本をなめていたんじゃないのかなあ・・・。

最も不思議だったのは、何故敵ボールラインアウトを競り合いに行かなかったのか?? ということですね。
日本チームの最大の弱点はラインアウト。背の高い外国人選手にまともに競われたら、簡単にマイボールはキープできません。関東学院のラインアウトは確かに正確でしたが、競られたらあそこまで確実にとれていたかどうか・・・。関東学院にとってはラッキーでした。

それにしても岩下レフェリーの笛は外国人選手にとっては、相当解りづらい笛のようです。反則数31個?? 驚くべき数字ですな。ケンブリッジの選手が法政戦以上に何度も何度も選手が確かめにいってましたが、この方は教条主義的な笛を吹くので有名ですので、クレームをつければつけるほど、不利になります。3年前のパシリムのトンガ戦を思い出しました。選手のモチベーションがどんどん下がって行きます。こうなればどんなプレーをして良いのか,我を忘れてしまいます。

でも後半、何度もケンブリッジのSOが「あれがオフサイドか!!!」と怒りまくっていましたが、観客席からはオフサイドに見えましたよ、ちゃんと。そんなに岩下レフェリーの笛がひどすぎたという気はしません。日本のレフェリーなりのレベルです。ま、いわばジャパニーズスタンダードですね。そこに対応できなかったケンブリッジの負け。本当に強いチームなら、試合途中でレフェリーのクセ(?)に対応して勝っていたでしょう。

またまた関東学院の勝利に水をさすような文章になりましたが、やはり関東学院は今年も相当強いと感じました。第一試合の早稲田対大東文化で早稲田が8トライを奪い50―5で快勝しましたが、完成度ではまだまだ関東学院の方が上でしょう。

笛がかなり有利に働いたとしても、結果としてケンブリッジから勝利を奪うというのは並大抵なことではありません。しかも現役オンリーのメンバーですから。

関東学院の強みはそれぞれの選手が自らの役割をきちんと認識していることです。
ラインアウトは正確で素晴らしい。殆どミスらしいミスがない。ディフェンスラインがきちんと整備されている。互いに声を掛け合い、コミュニケーションを上手く取っている。1対1の局面でも簡単には抜かれない。試合運びがうまい。勝ち方を知っている。バックスリーのスピード、判断力が秀逸。1番立川選手の突破力には関心、等々。

今年度もこのチームは国立に勝ちあがってくるのは間違いないところ。
かなり先の話に飛んじゃいますが、(飛びすぎですよね、現時点で国立に進出する大学4強を予想するのは。もしこれで、来年の正月がこの通りになったら、私は本当にラグビー予想屋を開業しますよ(笑))残りは慶応、法政、早稲田ですかね。

同志社対明治戦をテレビで観戦したが、この2チームは強くない。お互いに点の取られすぎ。後は帝京もいますし、関西の他のチームは今年はどうなのかも全然知らないんですけどね。

まあ、こんなところで。
大学選手権連覇を目指す関東学院の牙城を崩すのはどこか? というところに注目が集まりそうな今日の試合結果でした。

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