フランス | VS | アイルランド | ||
10 | 3 | 前半 | 9 | 9 |
TRY | ||||
GOAL | ||||
1 | PG | 3 | ||
DG | ||||
7 | 後半 | 0 | ||
1 | TRY | |||
1 | GOAL | |||
PG | ||||
DG |
フランスは前節からスタメン6人を入れ替え。 開始当初は、アイルランドがSOセクストンの正確なキックパスなどで有利に試合を進める。 14分、アイルランドSOセクストンのPGで先制し、3対0。 雨でボールが滑るせいか、お互いに攻め込んでからのハンドリングミスが目立つ。 28分、オフサイドのPGをセクストンがまた決めて6対0。 31分、フランスもPGをSOプリソンが決めて6対3。 38分、フランスがスクラムでペナルティ。セクストンPGを決めて9対3。 このまま前半終了。 セクストンは、タッチキックにせよハイパンにせよ、そのキックの精度が高く、見る者を唸らせる。 後半25分、試合の勝敗と関係なく面白い場面があった。 フランスがフェイズを重ね続け、アイルランドインゴールにボールを持ち込んでトライかと思われるシーンがある。この場面、私も40年近くラグビーを見ているが、レフェリーが密集の中に無理矢理自らの体を潜り込ませ、ボールダウンしてトライになっているかを確認しにいくという行為を初めて見た(笑)。そこまでやっても分からず、TMOでも分からず、結局G前5mのスクラムになった。(これは見逃した方がいたら是非見てください。とても面白い光景なので) その後、スクラム優勢と感じたフランスはゴール前でペナルティもらうと徹底してスクラムを選択。 ここでアイルランドは要のセクストンが負傷で交代。 アイルランドに暗雲が立ち込める。 後半29分、4度目のスクラムでフランスはスクラムを押し込んでペナルティトライを狙うつもりだったのだろうが、コントロールできずボールが出てしまう。 逆にこれが幸いし、全く予期していなかったアイルランドが反応できず、素早く反応したフランスのSHとバックスが右に展開しトライを奪うことになる。回り込んでゴール裏まで。当然コンバージョンも決まり、フランスが10対9と逆転。 1点差で残り10分。 フランスが一気に優勢になり、攻め続け、残り3分でアドバンテージをもらったこともあり、余裕でボールキープ。最後はタッチに蹴り出し、試合終了、フランスが1点差で勝った。 アイルランドは、ウェールズと引き分け、この試合に負け、さらには大黒柱セクストンの負傷もあり、三連覇はかなり厳しくなってきた。ウェールズ戦もこの試合も、前半の戦いぶりを見ると圧倒して勝つように思えるのだが、後半どうもスムーズに行かない。ことさらフィットネスが落ちているようには見えないのだが、何故だろう? 一方のフランスはこれで二連勝。 ただし若い選手が多く、圧倒的な強さで勝ったわけでもないのでまだ分からない。 だが若い選手が多いというのは、波に乗るとこのまま行ってしまう可能性もないわけではない。 それでも今年のシックスネーションズは混戦模様。フランス、イングランド、ウェールズのどこが優勝してもおかしくないように思える。 ただし、ここまでの四試合を見た時点では、ワールドカップ一次リーグ敗退という屈辱を味わった、エディーが指揮を執る”イングランド”が、ひょっとすると優勝してしまうのではないかという気がするのだが……。 |