98パシリムアメリカ戦と日本スポーツの問題点
(1998/6/3)


この日は、朝にテレビで放送された『宿沢ジャパン、スコットランド撃破!』の特集番組を見たこともあり、平尾監督は「普通にやれば勝てる」と大口をたたいているし、実際、今年のアメリカの戦力は去年に比べてダウンしているようでもあるし、今回のジャパンは、ACTと互角に戦えたメンバーなのだし…ということで、秩父宮に向かう時は「まず負けることはないだろうけど、問題は勝ち方だな」などと考えていました。 開始早々のあわやトライのシーンなど見て一層その意を強くしたのですが・・・。
一歩一歩着実に登り始めていたはずの階段は、目の錯覚だったのでしょうか? この一年間、戦術や戦略の徹底、及び各自のスキルアップは本当にあったのでしょうか? 単に、15枚の手持ちの駒のうちの一部の弱い駒を、より強力な駒と置き換えただけではないの?と疑問になってきました。

ラインアウトの工夫とタッチキックの問題
相手ボールラインアウトを奪い取ることができないのはともかく、マイボールの獲得率が50%以下(正確には計測してませんが)では・・・。
明らかに練習量不足でしょう。 今、ジャパンがやるべきことは、徹底的にラインアウトの練習をするか、さもなくば、徹底してラインアウトを必要としない戦法で戦うかのどちらかです。数年前の大商大のように、キックは必ずハイパントか、相手バックスの裏に、それも絶対にタッチに出ないように蹴る!というやり方も一考かもしれません。簡単にタッチに蹴るなど言語道断。これだけラインアウトの技術に差がある以上、絶体絶命のピンチでキックで逃れるしか方法がない、という場面以外には、まずタッチキックを蹴らない、という意思統一を図るくらいでないと。 (それにしたって、試合の局面においては必ずラインアウトは存在するのだから、マイボールを確実にキープする程度の練習は必要でしょうが…)

交代選手の有効な活用
今回の試合は恐らくかなりのラグビーファンが勝利を期待して秩父宮に足を運んだことと思います。それには、「ACT戦で大活躍した強力な外国人選手がジャパンの核として働いてくれることを期待して」という理由もあったでしょう。
確かにスミス、ミルン、トンプソン、ツイドラキ、マコーミック、ゴードン、かつてないこの大量補強が 今のジャパンの戦力アップに大幅に貢献しているのは事実です。 ただ彼らの中にはかなり年令の高い選手もいます。 ゴードンは32歳、トンプソンなどは何と35歳。彼にハードな国際試合でフルタイムの仕事を要求するのは酷というもの。「彼をどこまで使うのか?」「代わりに誰を入れるのか?」「その場合どういう戦術を取るのか?」をはっきりさせなくてはいけません。
ルールの改正によって、戦略的交替が認められるようになってからだいぶ経ちました。他外国に比べ基礎体力に劣るジャパンなどは、この新ルールを積極的に活用すべきなのに、果たしてこのことに対する研究はちゃんとされてきたのでしょうか?大いに疑問です。 サッカーなどに比べると、ラグビーはまだまだ戦術的には未開発で研究の余地が無限にあるはずです。どうも昨年度のブリッジング導入の問題などを見ても、日本の協会や指導者はそういった研究をないがしろにしているように思えてならないのですが…。

岩淵をどう使うのか?
堀越、チラベルト、カンポス、そしてイギータ。

例えば堀越選手。
彼が早稲田でデビューした時は衝撃的でした。
相手チームがタッチ際にパントなどを上げるとその落下地点にいるのは常に彼。
何処から現れたのか、必ずといっていいほど、まるで魔術師のように落下地点に来ては「マーク!」と大声で叫ぶ彼の運動量とゲームを読む目の素晴らしさにはだれもが驚きました。 ところが、そのプレーに対して、当時テレビで解説をしていた日比野氏はまるで違う見解を述べたのです。
「これは素晴らしいプレーに見えますが諸刃の剣なんですよ。逆襲してマイボールになった時、そこにスクラムハーフがいない、というデメリットも生じるんです」。
確かに正論なのでしょうが、そのプレーを徐々に矯正された彼は、素晴らしいパスを放る技術とスペースを見る眼こそ相変わらず秀でていましたが、いつのまにか特徴のない普通のスクラムハーフに近づいていきました(もちろん今でも優れたスクラムハーフであることに異論はありませんが)。ただ個人的には「あのまま彼が伸びていたらどんな選手になっていたのか?」という部分も見たかったような気がするのです。

サッカーに目を転じれば、今回キリンカップで来日したパラグアイのゴールキーパー、チラベルト選手。
彼はキーパーなのにフリーキックを蹴るという凄いプレーヤーです。 もちろん彼のキックがあまりに正確で素晴らしいが故に、彼がキッカーとなるのでしょうが、果たしてこれが日本ならどうなっていたでしょう? 恐らくは「キーパーがフリーキックを蹴る」というそのリスクの余りの大きさ(もし決まらなければ猛ダッシュで自陣に戻らなければないのですから)故に、そんなプレーをさせる指導者やチームの監督などまず存在しないのではないでしょうか?

同様に、メキシコの偉大なゴールキーパー、カンポス選手。
世界的には2mにも届こうかという大型ゴールキーパー全盛のこの時代に、彼の身長は170cmにも足りません。それでも抜群の俊敏さと驚異的なジャンプ力で、天下のメキシコの正ゴールキーパーの座に君臨しているのです。ラグビーでいえば、セブンズのスーパースター、フィジーのセレビ選手に近い雰囲気といえばわかるでしょうか。

それでも、日本だったら代表のゴールキーパーにまでなれたかどうか。どこぞの強化委員あたりに『体が小さすぎる』などといわれて、いとも簡単に切り捨てられる可能性の方が大きいような気がします。

そしてコロンビアのイギータ選手。
世界を代表する優秀なゴールキーパーである彼は、キーパーでありながらドリブルが得意で、積極的にペナルテイエリアの外まで上がり、11人目のフィールドプレーヤー、或いは第二のリベロともいうべき働きをする、というそれまでのサッカーの常識を覆すような選手でした。

ところが世界中の注目を集めたイタリアワールドカップ。
この大舞台で彼は一世一代のミスを冒してしまうのです。予選リーグで優勝候補西ドイツと歴史に残る名勝負を演じて引き分け、決勝トーナメントに進出したコロンビアはカメルーンと対戦し、0-0のまま延長戦に突入。延長後半1点を奪われたイギータは、ペナルティエリアから大きく外へ出てバックスのパスを受けた時、それまで一度としてなかったトラップミスを冒し、カメルーンのロジェ・ミラにボールを奪われ、やすやすとゴールを決められました。結果、コロンビアは2-0で敗れ去ることになります。

それでも彼のプレーを咎める選手やサポーターはあまりいなかったのではないでしょうか?あのようなプレーが彼のスタイルであり、華麗なパス回しでゲームを組み立てるコロンビアは、彼を11人目のフィールドプレーヤーとして活用することがで、チームとしてのベストパフォーマンスを成し遂げてきたのですから。

翻って日本ならどうなっていたか?
まず代表レベルでは絶対に存在しない選手でしょう。可能性とリスクを天秤にかけた時、人と違ったことをして糾弾されるよりは、何もせずに嵐を過ぎ去るのを待つ、という『事勿れ主義』が幅を利かせる国民性です。もし仮にこのようなプレーで負けたとあれば、寄って集ってスポーツマスコミの袋叩きにあうことは想像に難くありません。

話は飛びますが、サッカーの岡田ジャパンは大丈夫でしょうか?それこそ予選で三連敗でもしたら、それまで持ち上げるだけ持ち上げていたマスコミが、一斉に手のひらを返してバッシングを始める姿が目に浮かぶのですが…。
ラグビーの第一回ワールドカップを思い出します。壮行試合で関東選抜に圧勝《当たり前なのです。80分出ずっぱりの関東選抜に対して、ジャパンの方は顔見せの為に多くの選手の交替が認められていたのですから》したことで『予選突破間違いなし』のような論調で能天気に持ち上げながら、その時のジャパンの弱点を何ら問題視しようとしなかったマスコミは、ジャパンが三連敗で予選敗退に終わると、一斉に首脳陣批判を始めました。

話が大きくそれましたが、岩淵選手です。
結局世界はこれらの超個性的な選手達を生み出してきた、或いは育て上げてきたのに対して、日本ではどうなのだろうか?ということなのです。
個性を殺す土壌。出る杭は打たれる。護送船団方式、はたまた『皆で渡れば恐くない』といったような没個性的集団横並び主義の精神が、この国のスポーツやその他諸々の発展を阻害しているような気がしてならないのです。
確かに岩淵選手のプレーにはまだまだ危うさが付きまといます。(「どうしてそんなとこでFBにパスなんかするんだー!!」などと私も叫んでしまいましたが…)。

それでも、そのトリッキーな動き、一瞬の閃き、スペース感覚、前を見る眼、ラストパスの正確性など、素材として見れば彼は類希なる一級品。無限の可能性を感じさせてくれる選手です。去年のカナダ戦。秩父宮で初めて彼のジャパンでのプレーを見た観客の多くは「何かやってくれそうな面白い選手」という期待を持ったのではないでしょうか?そしてそこに魅かれたからこそ、平尾監督も彼を中心としたチーム作りを目指したのではなかったのでしょうか?
弱点には目をつぶり、その長所を最大限活用できるような方向へと導いて欲しいものです。見限るには惜しい人材です。

ただ、写真のところでも書きましたが、その構えのせいなのか、七人制に慣れすぎたせいなのか、どうも仕掛ける時のテンポが遅く、相手に読まれやすいような気がします。 そのあたりの修正は彼自身の努力と指導陣からのコーチングに期待するしかないのですが、この試合で多用された、「決め事でやるサインプレー」ではあまり彼を活かすことができないのではないでしょうか?
彼の一瞬の判断力や閃きを最大限活かすためにも、彼のプレーに即座に反応できる選手が、ミルン選手の他に最低でももう一人以上バックスか第三列あたりに欲しい気がするのですが…。
『七分の二』では通用しても『十五分の二』では厳しいのです。

次のアウェーの香港戦では、岩淵選手が外されて広瀬選手が起用されるようですが、「今のジャパンのチームは岩淵を核としたチーム」と平尾監督自身も公言していたはずです。
この突然のSOの交替は路線修正なのか、或いは他の理由によるものか、監督からきっちりとその理由の説明がされるのを待ちたいと思います。

とここまで書いてきたのに、どうもアウェーの香港戦の広瀬選手起用は既定の方針のようです。
というのは今日発売のラグビーワールド誌によれば、「パシフィックリムは3つのターム(期間)に分けて選手選考を行う」というのが、4月27日にスコッド26名を発表した時にすでに公表されていたようなのです。うーむ、私の単なる勉強不足でしたか。それにしてはスポーツ紙で、いかにも「岩淵の起用をついにあきらめ、広瀬を使う」みたいな論調で書かれていたのが不思議な気がしますが…。

まあ、広瀬選手も使ってみたい、というのが平尾監督の率直な気持ちなのかもしれません。でも、もしそれで勝ってしまったら岩淵選手をどうするのでしょう…? 疑問はまだ残ります。

負け癖なのか?
「ジャパンお得意の」という形容詞をつけたくなるような毎度毎度の善戦負け。
勝ってもおかしくない試合というのを何度見てきたことでしょう。負けグセが体に染みついてしまったのでしょうか?試合後半、僅差になると、何故かジャパンの選手だけが自信なげに見えてくるのは私だけでしょうか?去年のカナダ戦のロスタイムでの逆転劇で、このあたりの精神的な弱さも解消されたのでは?と思っていたのですが。

昨今、様々なスポーツで話題になるメンタルトレーニング(似てるけどマインドコントロールではありませんよ、念のため)。諸外国に比べ日本のスポーツ界の最も遅れている分野といえるでしょう。野球やサッカーなどでもそれほど積極的に取り組んでいるようには見えませんが(恐らくこの分野で最も進んでいるのはゴルフ)ラグビー界ももっと進んで取り入れるべきかもしれません。

増保の復活
それにしても増保選手は本当に良くなりました。
一時は90kg近くまで増え、フランカーばりの体型に近づいていた彼を思うと「いったい何があったのだ?」と不思議にすら感じます。(禁酒でもしたのでしょうか?まさか失恋なんてわけじゃないでしょうが)
学生時代のような引き締まった体(70kg台?)に戻り、スピードも復活、ディフェンスでも大いに活躍してくれました。
ツイドラキ、大畑、仙波、或いは秋山、そして復活を狙う吉田選手など、ウイングの定位置争いは本当に楽しみです。

本木(元木)に勝る末木なし?
それに比べて元木選手。失望感がどんどん広がります。
こちらの方は逆の意味で「いったいどうなってしまったのだ」と唸りたいような気持ちです。
この試合でも高いタックル、コンビネーションの悪さで、必要以上にマコーミック選手に負担がかかっていたようです。
今の元木選手はアタック、ディフェンスともプレーに迷いが見られます。ここは思い切って先発メンバーから外すような荒療治を施し、彼の奮起を促した方が良いような気がするのですが。

じゃあ、その場合誰を使うのか?ここが頭の痛いところでもあります。ミルン選手をセンターで使うという選択肢もありますが、そうなるとフルバックの方が不安になります。CTBとしては、難波、沢木、織田、朽木など試してみたい選手は数多くいますが、いざ使ってみると、期待ほどではなかった、ということも考えられます。結局のところ『本木(元木)に勝る末木なし』というまるで諺のような結果に終わる可能性もありますが。
* 『本木に勝る末木なし』
(「本木(もとき)」は、樹木の根元や幹。「末木(うらき)」は、こずえや枝。何度取り替えてみても、やはり最初の相手がいちばん良いということ)『故事ことわざの辞典。小学館』

またまたここまで書いたところで違う事実が判明。
今日(21日付け)のサンスポを見ると、『23日の香港戦はSOにミルン選手を起用』と書かれているではないですか。
まったく一部スポーツ紙(サンスポもそうですが、今回は他のニュースでも同じ発表になっていたので間違いないでしょう)の報道を鵜呑みにした私が愚かでした。ここまで私が肩肘張って書いてきたのはいったい何だったのでしょう?
これじゃあまるで『一人も客の来ない飲み屋で、次から次へとせっせと焼き鳥を焼き続けているマスター』のようなものです(何のことだ?)。或いは、『大枚はたいて単勝馬券を買った馬がスタート直後に落馬したステイヤーズステークス』といっても良いかもしれません。(もっとわからないですね。要するに「空しい…」ということです)
ま、とりあえず香港戦の結果を楽しみに待つしかありません。
(ということは、第二ターム(対香港の二試合)はSOミルンを試すことがポイントなのでしょう。6月の秩父宮の香港戦もSOミルンとなりそうです)

平尾監督はなぜ元木を使い続けるのか?
話は前に戻りますが、これだけ悪くなっている(ように見える?)元木選手を どうして平尾監督は使い続けるのでしょう?
もちろん『元木に勝る末木なし』の恐れや、他の人材が『帯に短し襷に長し』的なこともあるのでしょうが、どうもそれだけではなさそうです。
その謎を解く鍵はこんなところにありました。

私は、どんなに凄いといわれる選手でも、自分に似たタイプの選手にはあまり興味を抱かないが、ラグビー選手として自分にはないものを持った人間には、ものすごく興味を持つ。こいつに、こんなことを教えたら、きっと凄い選手になるだろうというイメージが自分の中でどんどん膨らむのである。例えば元木の場合は人に対する強さが魅力だった。
同じセンタープレーヤーとして比較してみても、私はタックルを受けてもそれに耐える強さがないことから、その前にボールを放るというプレーをイメージしていたが、彼の場合は相手にタックルされても、良いパスを放れるだけの足腰の強靭さを備えていた。
もともと体の線が細く、接触プレイに弱いという弱点を持っている私にしてみれば、全くうらやましくなるような強さだった。
(中略)
そこでパスワークを磨いたり、サイドステップに取り組んだり、さまざまなプレーに挑んだ結果、今の自分のプレースタイルにたどりついたのである。
つまり、自分のコンプレックスを解消するために、ここまでやってきたのだが、彼らには私にはなかった強さが最初から備わっていたのである。それだけにこの強さに回りを生かせる技術が備わってたら凄い選手になるという思いが強かったのである。
平尾誠二著・講談社刊『勝者のシステム』より

結局『となりの花は赤い』ということなのでしょうか?
彼と同じようなタイプの(つまりクラッシュ型でない。パスワークとステップやインサイドワークで勝負するような)CTB或いはSOにはあまり興味がない、つまり使いたいと思わないということなのかもしれません。 そう言われてみればなんとなく納得できそうです。 巷では評価の高い、あの選手もあの選手もどちらかといえば平尾選手に近い感じですから。 その上、元木選手などは、平尾氏或いは神戸のラグビーを慕って神戸製鋼に入社してきた選手です。平尾監督が自ら惚れ込むほどの選手と毎日顔を合わせ直接指導してきただけに、思い入れが強すぎて、眼鏡が曇ってしまったのではないでしょうか? そうでなければ、元木選手の起用にこれだけ執着するわけが理解できないのですが…。

いろいろ書きましたが、平尾監督だってサッカーの岡田監督同様、
「私が日本中でいちばん日本代表のことを考えている」
のだろうし、(もしそうじゃなかったら怒っちゃいますけどね) 身近にいるのだから当然選手達のことは私たち以上にわかってるはずです。
今まで書いてきたようなことが
「なーんだ全然心配することないじゃない。ああだこうだ言ってた自分がアホみたい」
てな感じで、スムーズにワールドカップ出場を決め、本大会でも素晴らしい戦いをしてくれれば、それ以上のことはないのですが…。

とりあえずこの話はここまでにしておきます。
『キッカーは必要なのか?』
『地球連合軍対火星軍。それでも私は地球を応援する』
は、また時をあらためて書いてみたいと思います。
テンションが下がって書くのを延ばし延ばしにしていたら、 一ヶ月も先のはずのホームの対香港戦がもう明日にまで迫ってきてしまいましたので。

(追記)
ところで先に書いたラグビーワールド誌。この雑誌の記事『つれづれなるままに』というのはいったい何でしょうか?まるまる1Pのまったくラグビーに関係のないこの記事が突然掲載されているのは異様です。なんの意図があるのでしょうか?理解に苦しみます。 表紙はセンスもイマイチだし、写真の色合いも少し変で、まだ表4(裏表紙)の広告の方が表紙になった方が良いみたいな気がします。
数少ないラグビー専門紙(2誌しかない)だけに、もっと頑張って欲しいのですが…。

(追記2)
コロンビアのイギータ選手の話については、アメリカ大会でオウンゴールを冒し、帰国して殺害されたエスコバル選手の例を挙げて、反論なさる方もいるでしょうが、あれは賭博行為とマフィアが絡んだ問題でもあり、イギータのトラップミスとは同列には語れないような気がします。

(追記3)
書き始めから終わりまでえらく時間が経ってしまったため、論調が全く異なるような文章になってしまいました・・・。 
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