1998/12/19
早稲田大学 VS 龍谷大学
早稲田VS龍 谷
5315前半315
2TRY0
1GOAL0
1PG1
0DG0
38後半12
5TRY2
5GOAL1
1PG0
0DG0

安藤(1年)FW森(4年)
萬匠(4年)竹中(2年)
笠尾(4年)三島(1年)
高田(3年)前田(4年)
山崎隆(4年)永尾(2年)
大瀬(4年)山本(3年)
井手上(3年)古賀(3年)
江原(2年)岡本(4年)
辻(3年)HB渡辺(2年)
福田(4年)重光(1年)
西辻(1年)TB松本(4年)
山崎勇(4年)西村(3年)
小森(3年)栗山(3年)
太田(3年)真田(4年)
山崎弘(2年)FB三木(3年)


時間試合経過得点
11分早稲田、右中間20mPG成功。(オフサイド)3-0
17分早稲田は龍谷陣10m付近でのペナルティから右に展開。FB山崎がスペースをうまく突いて突破、40m走り切って右隅にトライ。G失敗。8-0
20分早稲田は左サイドでのラックから右に展開。いったんパスが乱れたものの、フォローしたFL大瀬がこぼれたボールを拾うと、そのままスピードに乗って相手ディフェンスを振り切り、右中間にトライ。G成功。15-0
40分龍谷の連続攻撃に早稲田はたまらずノット10mの反則。龍谷はこの中央10mのPGを決める。15-3
HALF TIME
3分龍谷は自陣からSHが抜けて、13-4-7とつないで中央にトライ。G成功。15-10
9分早稲田、中央25mPG成功。(ラインオフサイド)18-10
11分早稲田はハーフウェイライン付近のスクラムから左展開。FB山崎がタイミングの良いライン参加。ディフェンスラインを大きく突破した後、左WTB西辻にラストパス。そのまま左中間まで走りこんでトライ。G成功。25-10
15分龍谷はハーフライン付近でペナルティをもらうと、FB三木がチョン蹴りから突破。フォローした1-13-14-13とつないで右隅にトライ。G失敗。25-15
18分早稲田は龍谷陣22mライン内でのラックからNO8が縦を突いてポイント。素早く左に展開し、SOが抜けて最後は途中出場のプロップ笠尾が右隅にトライ。G成功。32-15
22分早稲田は龍谷のキックをキャッチしたWTB太田がうまいスワーブでディフェンスを軽く振りきり50m独走して中央にトライ。G成功。39-15
24分早稲田は自陣から10-12-15とつないでFB山崎が突破。大きくゲインして、WTB西辻がトライ。G成功。 46-15
40分早稲田は龍谷ゴール前のラックで左展開。SO福田からパスを受けた途中出場のHO大内がトライ。G成功。53-15

感想
早稲田は一時代前の慶応のような徹底的なアップアンドアンダー攻撃。今年のチーム力では、色々な策を講ずるよりも、一つの型を決めてそれに集中したほうが良い結果が出る、と日比野監督も腹を決めたのでしょう。チャンスと見た時だけ、スペースを広く使ったオープン攻撃で、龍谷を振り回し、点差を広げていきました。

龍谷は走り負け。さすがに走り込みの量では例年以上という噂の早稲田にはついていけず、後半途中から局面でのサポートも遅れ始め、完敗を喫しました。切り札であるFBの三木選手もときどき大きなゲインをしていましたが、もう少し広いスペースで使えればもっと活躍できたと思います。

早慶戦、早明戦、そしてこの龍谷戦と何とか持ち直しつつある早稲田ですが、苦杯をなめた日体大をなんと『91-12』という大差で完膚なきまでに叩きのめした法政大学が次の相手。
フォワードの走力、突破力、ディフェンス、バックスの展開力とすべて早稲田を上回っています。徹底したアップアンドアンダーとやや冒険過ぎる嫌いのあるオープン攻撃だけで、どこまで立ち向かうことができるのか?現時点ではかなり厳しいといえるでしょう。
フォワード戦で完敗すれば、思いもかけぬ大差による敗戦が待っているかもしれません。

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