大学選手権予想

おそらくどんな予想を立てても、負けると予想したチームのファンからはクレームが来るでしょうが、しかし、そんなことを恐れていては何も書けません。言論の自由はこれを保証されるべきものだと信じて・・・。(~_~;)

まず順番に行くと、関東学院は順当勝ち。
明治対京産も今年の京産はここ数年に比べるとかなり力の差があり、明治のものでしょう。近畿大対大東文化は大東文化。
帝京対福岡はもちろん帝京。
そして一方のグループは、同志社、日大、慶応が順当に勝利。
ここらあたりまではまず異論のないところではないでしょうか?
さあ、問題の早稲田対流経。個人的にはどちらも勝たせたいチーム。うーむ、難しい。早明戦の状態が早稲田目一杯のの力なら、流経の勝利。もし、あれが大学選手権を見据えてのチャレンジマッチと言う位置付け、或いは早明戦を糧にして十分な修正が効くようなら全くの五分と見ます。
ただ流経のフィットネスはひょっとして早稲田以上の可能性があるので、その場合は勝ち目がありません。
流経にとって怖いのはやはり選手の意識でしょうか?選手が必要以上に早稲田という伝統の影を意識しすぎると、力を発揮できずに自ら墓穴を掘る可能性もあります。ただコーチがそんなものとは全く無縁なニュージーランド人なので、あまり関係ないですかね?いちおう流経。
その結果、二回戦は、関東学院対明治、大東文化対帝京、同志社対流経、日大対慶応。
見事な好カードが続きます。
関東学院対明治。去年の決勝戦のカードが早くも実現。リベンジに燃える明治ですが、難しいでしょう。関東学院はやはり強いはず。早明戦観戦記でも書いたように明治がひたすらタックルに燃えるような状況にでもならない限り、関東学院有利と見ます。
大東文化対帝京。これは好勝負。リーグ戦では、期待に反して今1つの成績だった大東文化ですが、潜在的な爆発力はまだ捨てきれません。どこかで素晴らしい試合をするのではないか?という気がしています。その可能性が高いのがこのカード。大逆転で大東文化が歓喜の勝利という予想でいかがでしょう。
同志社対流経。
これがまた難しい。同志社の力が計り難い。強い強いと言われた京産大があっけなく敗れた、昨年、一昨年の例があるだけに、NHKで放映された対京産大戦の同志社の強さを見てもまだ半信半疑です。それでも、新しい可能性を秘めた同志社ラインアタックと日本ラグビーに新しい流れを持ちこみつつある流経の対戦は非常に興味深く、同志社のアタック力を流経のディフェンスがどこまで防げるか?というあたりが見所でしょうか。一番のポイントは同志社SO大西選手の動き。彼を自由に動かせれば、同志社のペース。それを分かっている流経がどんな秘策を練ってくるか?ただ、現時点では、同志社の攻撃力がやや上と見ます。
日大対慶応は総合力で慶応有利。ただ慶応もあまり先の決勝戦のことを意識しすぎると、ここらあたりで気の抜けた試合をする可能性もあり、意外に苦戦する可能性もあります。いちおう慶応。
そういうわけで、準決勝は関東学院対大東文化、同志社対慶応の対戦になります。人気のある早稲田、明治とも国立に姿を現さないという展開になり、観客動員を考えればラグビー協会にとってやや頭の痛いカードでしょうか。
関東学院対大東文化は関東学院が快勝。手の内を知ったもの同士の対戦であり、素直に現時点での実力差が現れる試合になるでしょう。
同志社対慶応。10年以上前の黄金カード。この両チームが国立で激突するのは何年振りになるのでしょうか?ひょっとして慶応が日本一になった時以来では?この試合も面白そうです。
はっきり言って、"厳しい試合経験が足りなかった"という、ここ数年の関西勢の弱みを克服してここまで同志社が勝ちあがれば、全くの五分。同志社の攻撃力は噂以上の凄まじいものだったということになります。対する慶応も創部100周年を飾る悲願の優勝を飾るために、モチベーションも最高潮。稀代の名勝負が予想されます。
でもって決勝の関東学院の相手は慶応になるか、同志社になるか?
今年は全然自信がありません。まあ、敢えて書けば、関東学院対同志社なら関東学院。関東学院対慶応なら慶応という気がするのですが・・・。

(私が個人的に応援するのは今期も流経です。その理由はまた時をあらためて)


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