1999/10/31
明治大学 VS 帝京大学
明治VS帝京
188前半2140
1TRY3
0GOAL0
1PG1
0DG1
10後半19
1TRY3
1GOAL2
1PG0
0DG0



時間試合経過得点
6分明治、中央10mPG成功。(ノットリリースザボール)3-0
10分帝京は、明治陣22mライン内のラインアウトからモールを押し込み、SO高が右ブラインドに走りこみ右隅にトライ。G失敗。3-5
14分帝京右中間20mPG成功。(コラプシング)3-8
28分帝京は、明治ゴール前のラインアウトからモールを押し込み、SO高が右ブラインドに走りこみ右隅にトライ。G失敗。3-13
35分帝京SO高が左中間25mDG成功。3-16
38分帝京は連続攻撃。モールを押し込んでラックになった後左に展開。Fbがライン参加。左WTB飯泉が明治Fb福田を振りきり左隅にトライ。G失敗。3-21
42分明治はスクラムからフォワードがボールをつなぐ。左WTB山口がデイフェンスを交わして左ライン際を走りきり左中間にトライ。8-21
HALF TIME
12分帝京は明治陣22mライン内での明治ボールスクラムにプレッシャー。ボールがこぼれたところをフォワードが押し込んでゴール左にトライ。G成功。8-28
15分明治、中央40mPG成功。(オフサイド)11-28
27分帝京は明示G前スクラムから右に左に展開。SO高が抜けて左中間にトライ。G成功。11-35
35分明治は自陣からフォワードがギャップを簡単に抜けて大きくゲイン。最後はフォローしたFL伊藤が中央にトライ。G成功。18-35
85分帝京は、明治ゴール前のラインアウトからモールを押し込み、SO高が左ブラインドに走りこみ左隅にトライ。G失敗。18-40


感 想
弱い弱いと言われていた今年の明治。
青山学院戦、東京大学戦では完封し圧勝したとあっても今日は相手が違いすぎました。
帝京は早稲田にこそ最後までスタミナが続かず敗れたものの、潜在能力の高さは実証済み。

試合開始からフォワード戦で圧倒する帝京。スクラムでも破壊力の違いを見せ付け、しばしば明治を押し込みます。ラインアウトも、明治はフッカーが故障続きのため今日は経験の浅い松原が急造フッカーとなってスローイング。お得意のフォワードですべての局面で後手に回るとあっては苦戦も当然。

帝京はSO高が正確で効果的なキックを上手く使って常に明治陣で試合を展開。大学生としては、かなりレベルの高いキックを披露してくれました。高選手は局面での状況判断も見事で、右に左にとラインを的確に動かしていました。
4つのトライはすべて彼が挙げたもの。そのうち3つは敵陣深いところでのラインアウトからモールを押し込んだ後、彼がサイドを変えてインゴールに飛び込んだという全く同じパターン。もっとも、三回も同じ手でやられた明治もお粗末と言えばお粗末ですが・・・。

今期の明治はこんなものではないでしょうか?”歌を忘れたカナリヤ”の状態では、当分厳しいいばらの道が待つ事になるでしょう。

ワールドカップと日本の大学生のレベルの差を考慮に入れても、苦言を呈したいのは、双方とも簡単にタッチに出過ぎるプレーが多いこと。もう少しボールを継続することに対して執着すべき。ワールドカップであんなプレーをしたら即刻仲間からどやされます。

是非、世界最高峰の戦いを見て、簡単にタッチに出ることか如何に恥ずかしいプレーかというのを肝に銘じてもらいたいと思います。

もう一つ挙げれば、ゴールキックの情けなさ。どうしてこんなに下手なのでしょうか?

11/7の慶応対明治。11/14の帝京対慶応。11/23の早慶戦。或いは11/28の帝京対筑波。そして12/5の早明戦と続く対抗戦グループですが、慶応が頭一つ抜け出ている状況に変わりはなさそうです。
(ワールドカップの準決勝を見た後では、やはり何から何まで全然違います。当分国内の試合では熱狂出来そうもありません・・・)

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