東芝府中 | VS | 三洋電機 | ||
31 | 12 | 前半 | 6 | 20 |
2 | TRY | 0 | ||
1 | GOAL | 0 | ||
0 | PG | 2 | ||
0 | DG | 0 | ||
19 | 後半 | 14 | ||
3 | TRY | 2 | ||
2 | GOAL | 2 | ||
0 | PG | 0 | ||
0 | DG | 0 |
時間 | 試合経過 | 得点 |
分 | 三洋電機PG成功。 | 0-3 |
16分 | 三洋電機中央25mPG成功。(オブストラクション) | 0-6 |
28分 | 東芝は三洋電機22m付近でのラックからSH伊藤がパスダミーでディフェンスを交わしてゲイン、右WTB森田にパス。ディフェンスを振り切って右隅にトライ。G失敗。 | 5-6 |
365分 | 東芝は三洋陣22mライン内でのペナルティから素早いリスタート。LO釜沢からLOゴードンとつなぎ大きくゲインしてゴール前へ。。ラックのボールをSH伊藤がそのまま素早く持ちこんで左隅にトライ。G成功。 | 12-6 |
HALF TIME |
||
7分 | 三洋は東芝陣でフォワードの連続縦攻撃。ラックからSOブニポラがゲインして再びラック。SH堀越がサイドを突破してゴールポスト左にトライ。G成功。 | 12-13 |
13分 | 東芝は三洋22mライン内でのペナルティから素早く左オープンに展開。SO島崎、CTB日原と渡りタックルを交わして左中間にトライ。G成功。 | 19-13 |
17分 | 三洋は東芝ゴール前5mスクラムからSOブニポラが突進。ラックから右サイドをSH堀越がすり抜けゴールポスト下にトライ。G成功。三洋逆転。 | 19-20 |
36分 | 東芝陣でのマコーミックへのハイタックルで三洋ブニポラがシンビンで一時退場。 | 19-20 |
38分 | 東芝は三洋陣22mライン内左サイドでのラックから右展開。SO島崎ーCTBマコーミックとボールが渡り、マコーミックが大きく右サイドのスペースにロングパス。このボールをFB薬師寺が上手く拾って右隅に飛び込みトライ。G成功。東芝再逆転 | 26-20 |
41分 | 東芝怒涛の連続攻撃。フォワードがタテ、タテと突いた後、最後はLO釜沢がタックルを振り切って右中間にトライ。Gsi失敗。 | 31-20 |
ワールドカップ以降、国内の試合を何度か見ましたが、どうも今ひとつしっくりときません。 率直に言えば、観戦記を書こうという意欲があまり沸いて来ないのです。 今までせいぜい100g千円程度のステーキしか知らなかった人間が、初めて100g一万円という超特上のステーキに出会い、その味を知ったことで、もう他の肉を食べてもそれほど美味しいとは感じないというか・・・・そんな気分なのです。 これはワールドカップ病なのでしょうか? むろん、テレビ観戦(秩父宮に出かけようと言う気力も沸いてこないので・・・)で、生の雰囲気を味わってないことにも原因があるかもしれません。 同じように何故かジャパンの選手達もワールドカップ病にかかっているように見えます。 ジャパン最後の試合となった対アルゼンチン戦が終わって約一ヶ月経ちますが、ジャパンスコッド達の精彩のない戦い振りが目に付きます。マコーミック、渡邉、古賀、ゴードン、薫田。ワールドカップ前にはあれだけ輝いて見えた選手達が、何やらもどかしく見えます。 マコーミック選手も相変わらずディフェンスは素晴らしいのですが、アタックに冴えが見られません。 薫田選手もラインアウトの呼吸が合わず、再三マイボールを奪われるありさま。渡邉選手もあまり目立たないし、古賀選手も切れのある走りを発揮する場面がほとんどありません。 疲労の蓄積のせいなのか、それとも精神的なダメージなのか? マコーミック主将はジャパンが三連敗に終わった後のインタビューで、「ワールドカップは大きな経験になった。この経験を活かすことで日本のラグビーは進歩する」という内容の発言をしましたが、そうなってくれるのでしょうか? 本当に日本のラグビーは大丈夫なのか?だんだん不安になってきました。 確かに両チームのディフェンスはなかなか堅かったのですが、それもワールドカップを毎日のように見ていた立場から言えば、極めて当たり前なディフェンス程度にしか感じられません。 うーん、困った。 敢えて目立った選手を挙げれば、東芝ではルーキーの日原選手とSH伊藤選手。 日原選手の突破力、伊藤選手のスピードには見るべきところがありました。三洋からはSOブニポラ選手。トンガ代表としてワールドカップで活躍した彼だけは、ワールドカップを境に一回り大きなプレーをするようになったように見えるのは気のせいでしょうか? ただし、前回のリコー戦でもそうでしたが、レフェリングに何度も首を傾げる場面が見られ、ワールドカップでのレフェリングと国内のレフェリングでのギャップに戸惑っているようです。そのこともあるのか、結局ラフプレーでシンビンをくらいましたが。 とにかく、日本のラグビーも再び新しいスタート地点に立ったばかり。何とか選手たちも元気を取り戻して、未来に向かって希望が見えるプレーをしてくれることを願って止みません。 (元気を取り戻さなければいけないのは私だけなのかもしれませんが・・・) さて、この結果で東日本社会人リーグは東芝府中が頭1つ抜け出し、次のサントリー戦に勝てば、優勝が決定しますが、今シーズンの東日本は実質的に五強ではないかと思っています。 東芝府中、サントリー、NEC、三洋電機、そしてリコー。この五チームの間に力の差はそれほどなく、社会人大会、或いは日本選手権でトーナメントの一発勝負になった場合、何処が勝つか全く予断を許しません。もちろん、一昨年、昨年とここ一番の試合を確実にものにして、二年連続日本一に輝いた東芝府中が一歩リードしているのは間違いありませんが、今年はどうも危なそう。ワールドカップ後遺症が残ったような今の状態では、波乱が起こりそうな気がします。 |