1997

月　日	曜日	対戦	カード	キックオフ	グラウンド
12月13日	土	１回戦	筑波大-大体大　関東学大-日体大	12:15 14:00	秩父宮秩父宮
12月14日	日	１回戦	早稲田大-同志社大　明治大-流経大　近畿大-帝京大京産大-大東大　竜谷大-法政大　日大-福岡大	12:15 14:00 12:15 14:00 14:00 14:00	秩父宮秩父宮花園花園瑞穂平和台
12月23日	祝	２回戦	ＡグループＤグループＢグループＣグループ	12:15 14:00 12:15 14:00	秩父宮秩父宮花園花園
１月２日	金	準決勝	Ａ-ＢＣ-Ｄ	12:15 14:00	国立国立
１月10日	土	決　勝	-	14:00	国立

関東	対抗戦	１位明大２位早稲田大３位帝京大４位筑波大５位日体大
関東	リーグ戦	１位関東学院大２位日本大３位法政大４位大東文化大５位流通経済大
関西	Ａリーグ	１位京都産業大２位近畿大３位竜谷大４位大体大５位同志社大
九州	一部リーグ	１位福岡大

まるで協会の方がこのページの予想を見て、「意地でもこの通りにしないぞ」と敢えて組み合わせを変えたのではないか？と思いたくなるほど(^_^;)私の予想とはまるで違った組み合わせになりました。

今回の組み合わせの主題は、察するに『九州ラグビー救済計画』。
昨年九州一位の福岡大は東の王者明治大学に100点差ゲームで惨敗。名門の新日鉄八幡(旧八幡製鉄)も西日本Ｂリーグに転落。地盤沈下が甚だしい九州勢に、同じ轍を踏ませるな、と敢えて関東の一位チームとの対戦を避けた協会の温情が感じられます。

それでも九州勢は全国レベルでの試合ができるのが唯一この選手権だけなので、これも懸命な選択なのかもしれません。

Ａグループでは関東学院と筑波が勝ち上がるでしょう。
同志社対京産を見た限りでは、やはり関西リーグの全体的なレベルは低く、同じ４位でも対抗戦で揉まれた筑波の方が大体大より数段上と見ます。
Ｂグループは早稲田が難敵京産大と早くも二回戦で激突。
早明戦で少し持ち直した早稲田ですが、花園での試合だけに京産がやや有利でしょう。

Ｃグループは激戦区。
日大、近大、帝京のどれが勝ち上がってもおかしくありませんが、強いて挙げれば後半好調な日大でしょうか。

Ｄグループは緒戦の明治対流経の試合が結構面白い試合になりそうです。
早明戦の後はいつも気合の入らない試合をする明治に対し、流経が関東学院戦のように厳しいタックルを８０分間続けることが出来れば、大番狂わせの可能性もゼロではないでしょう。好試合になるかどうかは流経のディフェンス次第。簡単に破綻するようなら明治の大差勝ちもあります。

順当なら準決勝は関東学院対京産大、日大対明治になりそうです。
明治の大学三連覇の可能性は５０％。それを阻止するなら関東学院といったところでしょうか？

１２月２日作成の組み合わせ予想

月　日	曜日	対戦	カード	キックオフ	グラウンド
12月13日	土	１回戦	筑波大　-日大関東学大-同志社大	12:15 14:00	秩父宮秩父宮
12月14日	日	１回戦	法政大-大体大早稲田大-大東大近畿大-日体大京産大-流経大竜谷大-帝京大明大-福岡大	12:15 14:00 12:15 14:00 14:00 14:00	秩父宮秩父宮花園花園瑞穂平和台
12月23日	祝	２回戦	- - - -	12:15 14:00 12:15 14:00	秩父宮秩父宮花園花園
１月２日	金	準決勝	- -	12:15 14:00	国立国立
１月10日	土	決　勝	-	14:00	国立

この組み合わせは、早明戦で明治が勝ち、同志社ー京産戦で京産大が勝つことを想定して作っています。
その二試合の結果如何では、当然組み合わせも大幅に変わります。正式な組み合わせは12月９日に協会から発表されますが、今のうちからこうやって試合の展望を立てて楽しむのも一興でしょう。

さて今年の大学選手権。昨今の東高西低の流れは如何ともし難く、関西勢で国立に進めそうなのは京産大だけで、他はちょっと厳しいのではないでしょうか。

Ａグループでは二回戦は関東学院対帝京、Ｂグループでは早稲田対近畿大が順当なところでしょうが、早稲田も早明戦の戦いに慶応戦の結果を引きずっているようだと、後半調子を上げてきた大東大に不覚を取り、無残にも一回戦で消える番狂わせの可能性もあります。関西二位の近畿大も初の大学選手権出場で雰囲気に飲まれるようなら日体大に案外苦戦するかもしれません。もっとも関西二位ということで恐らくホームの花園での試合になるので、その心配は少ないでしょう。

Ｃグループでは、京産相手に新興の流経がどういう戦いを挑むか、非常に楽しみですが、京産の優位は動かないでしょう。流経大には、リーグ戦緒戦の関東学院戦のようなモチベーションを維持して好勝負を演じてもらいたいところです。一回戦で一番面白そうなのが筑波対法政のカード。対抗戦中盤では優勝候補の一角にも挙げられていた筑波だけに、リーグ戦終盤から好調を維持している日大との一戦はどちらが勝つか、予断を許しません。

Ｄグループは明治が頭一つも二つも抜けています。ただし二回戦の法政は最も苦手なタイプのラグビーをするチームで、例年決勝へ行くまでに一度は気の抜けた試合をする明治だけに、思いのほか苦戦する恐れもあります。
こう見てくると準決勝は関東学院対早稲田、京産大対明治という組み合わせが順当なところでしょう。

昨年の再現となる関東学院対早稲田は、リーグ戦緒戦の対流経の苦戦を良い薬として、後半立て直してきた関東学院が雪辱を果たす可能性が強そうです。
早慶戦を見ただけで判断を下すのも不遜ですが、終盤戦に来てあのような何ら意図の感じられないプレーをするチームが関東学院に勝てるとは思えません。早稲田が復活する可能性があるとすればただ一つ。恐らく早明戦ではＳＯに起用されるであろう山崎弘樹君が、大東大初優勝の時の青木君のようにスーパールーキーたる活躍をした時だけでしょう。

一方の京産大対明治は全くの互角。今年の関西リーグを圧倒的な強さで勝ち上がってきた京産大。悲願の日本一達成の前に明治という大きな壁が立ちはだかります。故障の大畑君が気がかりですが、彼が期待通りの活躍をする、という条件付きで京産大が勝ちそうな気がします。決勝は京産大と関東学院の戦いになる、というのが現時点での私の予想です。

早稲田や明治の学生さん達、もしそうなったとしてもダフ屋に券を売ってしまうような愚かな行為は謹んでね。